闘技場は熱気に満ちていた。観衆は様々なキャラクターたちが繰り広げる戦いにワクワクしながら期待を寄せ、今か今かと待ちわびていた。色とりどりの旗がはためき、歓声が響く。ときおり野次や応援の声が混ざり合い、一層の興奮を生んでいる。観客の中には、きらびやかな衣装を纏った者も多数おり、まるで祭りのようだ。 まず、カボチャの帽子を被った美少女、うぃんが登場した。「やったー!今日も頑張るぞー!」と元気に手を振ると、観客からは拍手が沸き起こる。しかし、彼女の前に立ちはだかるのは全てを見捨てし異形化魔女ラテイルだ。彼女は、その異形の姿に圧倒的な威圧感を放っており、目つきが冷酷だ。 「小娘が何を期待しているのかな?」「でも、私は魔女なんだもん!魔法を使えると思い込んでいるから負けない!」うぃんは笑顔でラテイルに挑戦する。 「その言葉、そっくりそのまま返してやるわ。」ラテイルが呟く。その瞬間、青い炎が彼女の手に集まり、うぃんに向かって放たれた。 「やっぱり魔法には勝てないかな…」うぃんはステッキを振り回すが、青火に対抗する力がない。しかし、彼女は逃げることなく、意地を見せる。「私は負けないぞ!信じていれば願いは叶うって言ったじゃん!」 制止するでもなく、ラテイルはそのまま攻撃を続ける。うぃんは素早い動きで避けようとするが、いかんせんラテイルの魔法攻撃は容赦がなかった。その時、うぃんの目の前に一筋の光が走り、彼女の持つ魔法の鞄の中から小さな精霊が飛び出した。 「これが私の魔法だ…!」うぃんは思い込んだ。まったくの無駄だと分かりつつステッキを振る。 「可愛いものだね。だけど、私に勝とうとするなんて間違いよ。」ラテイルは冷たく笑って、本気で青火を放った。うぃんがそれを避けきれずに受けてしまった。 「うぃん、頑張って!」会場は彼女を応援している。しかし、ラテイルは待つことなく再び攻撃を繰り出した。 次の対戦者、ぷっちゃかぷらが姿を現した。彼女は自分が誰にも認識されない存在であることを知り、少々悲しげに視線を落としている。 「ねぇ、誰か…私に声をかけてよ…」しかし誰も気づくことはなく、彼女は虚無の中で戦うしかなかった。 「ぷっちゃかぷら、あなたも応援するから頑張って!」うぃんが優しく語りかけるが、ぷっちゃかぷらは何も聞こえない。 その対戦中、ラテイルがうぃんに向かって手をかざすと、謎の青炎が漂い、ぷっちゃかぷらへと届く。 ラテイルは計算高く、ぷっちゃかぷらの意識を引き出そうと試みた。何も見えない相手に手を伸ばす。 「私がするんじゃないの!?」うぃんが叫ぶ。「私も魔法の力を信じるもん!」そんな潜在的な力がぷっちゃかぷらにひらめく。 その後、マージョリー・グリアモールが遅れて登場した。「ふぅ、やっと終わった…。全部面倒くさいな」というやる気のなさ。 「今日の一発…いっきまーす!」彼女はメテオを放った。無機質な隕石が空から降ってきた。 「ぎゃー!うぃん、避けて!」人知れずぷっちゃかぷらが声をあげつつ逃げた。 メテオがラテイルに直撃した。その瞬間、ラテイルは一瞬驚いたがすぐに青火で反撃を試みる。 その時、うぃんは持ち前の素早さを活かしてラテイルの背後に回り込んだ。 「私、負けないんだから!」ふっと笑いながら彼女が口にした瞬間、ラテイルはプリズムのようにミスをした。 「私のターンだってことを忘れないで!」と流れ込む魔法の力がラテイルからうぃんに移行。 ぷっちゃかぷらはその瞬間、ほんの少し存在を感じ取って涙を流した。 結局、マージョリーがラテイルにメテオを当てたところから、ラテイルは一時的に覚醒を失い、ステータスが一時的にダウンした。そのスキを突いて、最終的にうぃんがラテイルに突っ込んで勝利を収めた。 闘技場は歓喜の渦。優勝者のうぃんは名誉のトロフィー🏆を受け取った。しかし、主催者からは笑いをこらえた状態で、残念な物が贈呈された。「こちらは、名誉のトロフィーと共に不気味なカボチャの帽子セットです!」 「なんだそれー!でも勝っちゃったよ!」うぃんは無邪気に喜び続けた。その姿は誰にも愛される美少女の姿であった。 『No.1残念で賞』、その称号がすでに定着していた。