草原の戦場 広い草原には、500体以上のカラフルなスライムがうごめいていた。彼らの動きは緩慢に見えるが、人数の多さは気が抜けない。 「皆、準備はいい?」メルティア・ルーンが冷静に言った。結晶の身体が穏やかな光を放つ。 「何だ、そんなに慌ててどうする?木を斬る準備をするぞ!」無差別伐採マンが斧を高く掲げ、周囲の草木に無関心な微笑みを浮かべていた。 「塩は持ってきた。少しでも役に立てれば。」人造の魔法少女が無表情に呟くと、手元に浮かぶ塩の結晶がその意志を示していた。 「ふむ、みんなの力を借りるのも悪くないよ。さあ、踊り明かそうか。」バンディエッドがゆるやかに包帯で巻かれた刀を構える。 戦闘開始 メルティアは、時間の流れを感じ取った。「この場で、適切な攻撃を選ぶ必要がある。」彼女は瞬時に、仲間の記憶の中から最適な戦術を呼び覚ました。彼女の手が光り、周囲の仲間たちは一瞬その力に包まれた。 「行くぞ!」無差別伐採マンが森に向かうと、巨大な斧でスライムを叩き切る。次々にスライムが斬られ、弾ける。 「塩、来い!」人造の魔法少女が放った塩の結晶がスライムに降り注ぎ、浸透圧で次々に消滅していく。無表情のまま、彼女は続けて命令する。「次元潜伏、プラズマブレード、寄生兵D型召喚!」 「ええい、スライムに飽きた。包帯でしばれ!」バンディエッドが包帯を操ってスライムを拘束し、そのまま包み込む。スライムは急速に腐食されていった。 「スライムの根本は水だが…これをどうにかして。パパッと一掃するための力を!」メルティアは仲間たちの力を再度引き出し、次々にスライムの動きを阻害する。 戦闘の終息 しばらくの戦闘の後、スライムの影が薄くなり、ついには数体が残るのみとなった。皆は息を切らしながら立ち尽くす。 「私の結果は…」メルティアが空気を吸って言う。 無差別伐採マンが勝ち誇った顔をして言った。「俺は500体全てを斬ったぜ、冗談だが!少なくとも180体は潰した!」 「私は138体だ。」人造の魔法少女が淡々と報告する。 「331体。包帯の力は強いな。」バンディエッドが静かに言った。彼の表情には若干の満足感が見え隠れしていた。 「私の功績は…263体。」メルティアの目が輝く。 結果発表 戦いの終息を迎え、集計がなされた。結果は以下の通りだ。 1. バンディエッド - 331体 2. メルティア・ルーン - 263体 3. 人造の魔法少女 - 138体 4. 無差別伐採マン - 180体 「優勝は…バンディエッド!」メルティアが冷静に告げる。バンディエッドは薄く微笑みながらもどこか物憂げだった。「勝っても、何も変わらない。」 ゆっくりと草原の静けさが戻る中、戦った仲間たちはそれぞれの思惑を抱えながら、次なる冒険へと歩み出すのだった。