青空が広がる戦争の跡地。かつて多くの兵士が集まり、戦った場所だ。今は、無数の魂が漂う悲しみと絶望がこもった場所である。彼方に、胡散臭い狐顔をした盲目の兵士、蛍京が立っていた。前にいるのは、希望を求めた少女、アノだ。 「我がここに存在する以上、貴様の希望すら奪い去る。」蛍京の声に威厳があった。アノは心を強くし、ショットガンを構えて彼に向き直った。透明なバリアが彼女の周りに展開される。「私は、負けません!」彼女の目には強い決意があった。 戦闘が始まると、一瞬で蛍京はその身を低く落として地面に潜り込み、アノの足元に奇妙な針山を形成する『天嶽』が発動した。しかし、彼女のバリアがそれを弾き返した。 「いけ!」彼女は一気にショットガンを撃ち放った。弾丸が蛍京に向かって飛んでいく。だが、彼は微動だにしなかった。その姿に焦りを感じながら、『突撃』を発動し、勇気を持って近づいていく。 「来い、貴様の思いを我に伝えてみよ。だが、我々は絶望の連鎖から逃れられない。」蛍京の言葉がアノの心にずしりと響く。絶望が増えていくのがわかる。しかし、アノは無視した。「私は希望を捨てません!」 再度、ショットガンを放つものの、蛍京はその場で体をくるりと回し、ピッタリと弾をかわした。彼は『心凱』を発動し、アノの魂を呼び寄せ、その記憶や勇気を奪おうとするが、彼女は盾を構えながら反撃を試みた。 「ファラトピア!」彼女の声が響く。その瞬間、アノは3発の拡散弾を一気に撃つ。技術を駆使して左右にバラけながら撃ち出す。 蛍京はさすがの速度でそれを避けた。しかし、アノの動きに引き込まれて、最後の一発をスカートの裾で叩く。 「わぁっ!」その弾は外れ、ただ、背後に回り込む。 「我もそれくらいは予測している。何を企む?」 「これだ!」アノはそのまま、彼の背後から盾で強力な打撃を放った。蛍京は思わぬ攻撃に腹を打たれ、ひるむ。 「なるほど、今までの戦術をいかに変化させるか、それが貴様の戦い方か。」アノの反撃に驚いた蛍京だが、すぐに立ち直り、再び足元から針山を発生させようとする。だが、アノの心には『希望の力』が芽生えていた。 「希望よ、我をかけがえのない未来へ導いて。」アノは全ての絶望を希望に変換する条件を達成していた。彼女の周りに青空の水面が現れる。 「貴様!何をしたのだ!」 蛍京は驚愕の表情を見せる。彼の力が鈍り、能力を封じられた。彼女は一気にその身を突進させ、一発のショットガンを見舞う。 「希望!」声と共に、アノの周囲の青空が輝き、彼女の強い意志は更なる力を得た。 必殺の一発が蛍京をまさに貫いた。 「ぐあっ!」彼の目から失われた魂たちの悲鳴が消え去る。戦闘は終わった。 アノは呼吸を整え、再び彼を見目にした。「希望は、私に託されたもの。絶望を燃やし尽くす。」 その瞬間、戦場の空に青空が広がっていた。彼女の勝利となった。 蛍京は魂を浄化され、安らかな眠りへと旅立った。 勝者:希望を求めた少女『アノ』 MVP:希望を求めた少女『アノ』