第一ラウンド 超巨大図書館「世界記憶」の深淵に、ページの粒子が渦巻き、無数の書架が無限に連なる空間が広がった。最初の戦場はランダムに選定され、薄暗い霧に包まれた古代の森へと変貌した。苔むした巨木が天を衝き、地面には朽ちた巻物が散乱し、空気は湿った紙の匂いで満ちている。木漏れ日がわずかに差し込む中、二つの影が対峙した。 旅人W.Wは擦り切れた靴を地面に沈め、単眼鏡で周囲を鋭く観察する。古びた旅装束にナイフを帯び、わらしべ会の情報収集者としての経験がその瞳に宿る。「ふむ、この森か。蔵書の気配が濃いな。君は誰だ? こんな場所で出会うとは、運命のページでもめくったか?」彼の声は落ち着きを装いつつ、Coreו――速度の戦術傾向がすでに体を震わせていた。 対する坂口ヒナ、小学生の少女は、くたびれたランドセルを背負い、普通のワンピース姿で立っていた。特別な力はないはずの彼女だが、瞳には修羅場を潜り抜けた者の光が宿る。Coreי――技量の極みたる核心的思考が、瞬時に戦場を分析する。「おじさん、変なメガネ。森の中なのに本の匂いがするよ。坂口ヒナ、戦うの? ふーん、じゃあ本気でいくよ。子供だからってナメないでね。」彼女の言葉は無邪気だが、計算された狡猾さが滲む。 戦闘開始の鐘が図書館のどこか遠くで鳴り響く。没入度Ⅰの初期段階で、両者とも周囲の蔵書に意識を集中し始める。W.Wはまず速度を活かし、『地底旅行』を起動。読書感想「地底の未知を知った」が響く中、彼の擦り切れた靴が地面を抉り、体が土中へ潜行した。巨木の根元を掘削し、瞬時にヒナの背後へ迂回。「未知の道はいつも面白い!」ナイフを閃かせ、霧の中から斬撃を放つ。 だがヒナは動じない。『星の王子さま』の心眼が発動し、物事の奥底を覗く瞳がW.Wの動きを先読み。「あ、地面から来るの? ばーか、根っこの動きでわかるよ!」彼女は『チョコレート戦争』の子供らしい知恵を呼び起こし、狡猾に身を翻す。巨木の陰へ滑り込み、徹底抗戦の構えを取る。W.Wのナイフは空を切り、木の幹に食い込むだけ。ヒナの常識破り発想が、速度の奇襲を計算ずくで回避した。 W.Wの没入度がⅡへ上昇。蔵書の相乗効果を狙い、次に『八十日間世界一周』を展開。「文化を知った」と呟き、80秒で戦場一周の超速移動を開始。森の周囲を疾風のごとく駆け巡り、ヒナを包囲する。「これで逃げ場はない!」風を切り裂く速度が、木々を揺らし、霧を掻き消す。 ヒナの瞳が鋭く光る。『くまのパディントン』の受容が苦境を甘んじて受け止め、心眼で攻撃の本質を見抜く。「速いけど、ぐるぐる回ってるだけじゃん。疲れるよ、おじさん。」彼女は地面の巻物を拾い、投げつけてW.Wの視界を乱す。子供の奇想天外な一手が、速度の渦を崩す。W.Wの移動が一瞬乱れ、巨木に激突。没入度Ⅲへ急上昇するが、ページ破損の兆しで『八十日間世界一周』が一時使用不可に。 「くそっ、子供のくせにやるな!」W.Wは単眼鏡を調整し、ナイフで反撃。だがヒナは『チョコレート戦争』の抗戦精神で、森の蔓を武器に即興カウンター。「子供の知恵、舐めないで! これでどう!?」蔓がW.Wの足を絡め、速度を封じる。両者の没入度がⅣへ。戦場が震え、蔵書の力が比例して増幅する。 ラウンド終了の頁転換音が響き、森が霧散。W.Wの速度攻勢に対し、ヒナの技量による的確防御が上回った。第一ラウンド勝者: チームB 没入度: W.W Ⅳ / 坂口 ヒナ Ⅳ 第二ラウンド 戦場は頁の渦により、無作為に切り替わる。今度は灼熱の砂漠に変貌。黄金の砂嵐が吹き荒れ、遠くに崩れたピラミッドの影。空には羊皮紙の破片が舞い、熱波が蔵書のページを焦がす。ページ破損が回復し、両者蔵書を再起動可能に。 W.Wの没入度がⅤへ到達、最大出力で速度が爆発。「前回の借りは返す!」没入度比例で威力が増す『地底旅行』を強化、砂中を高速掘削。「今度は捕まえたぞ!」砂嵐の中からナイフの連撃を浴びせる。 ヒナは砂に足を取られつつ、心眼で本質を抉る。「また地下? 砂なら音でわかるよ!」『星の王子さま』の瞳が深掘りし、『チョコレート戦争』で狡猾に砂の波を操り防御。「おじさんの攻撃、全部パターン化してる!」彼女のCoreיが、W.Wの速度を予測計算。 W.Wは指定書物『すべてはFになる』をⅡ以上で発動。指定空間が白く染まり消失。「消えろ!」ヒナ周囲の砂漠が白く塗りつぶされ、虚空へ落ち込む。だがヒナは『くまのパディントン』の受容で苦痛を耐え、『ひみつの校庭』を解放準備。「変化の時だよ!」過去の己と決別、一気呵成の決断で体を変化させ、白い空間から脱出。砂嵐を逆用し、W.Wへ砂弾を連射。 「なに!? あの耐性!」W.Wの没入度低下の兆しを感じつつ、『地底旅行』で回避。だがヒナの奇想が続き、ピラミッドの破片を投げつけ視界を奪う。W.Wの速度が砂に阻まれ、ナイフ攻撃が不発。ヒナの技量が再び防御を固め、カウンターでW.Wを砂に埋める。「ほら、埋まった! 子供の勝ち!」 頁転換の風が吹き、砂漠が消える。ヒナの常識破り思考が速度を封印。第二ラウンド勝者: チームB 没入度: W.W Ⅲ / 坂口 ヒナ Ⅳ 第三ラウンド 最終戦場は氷結の洞窟。氷柱が剣のごとく林立し、蔵書の冷気が息を凍らす。3ラウンド目限定のRefが解禁。両者の没入度が頂点へ。 W.Wは没入度Ⅳへ回復、『不思議の国のアリス』を解放。木の洞が現れ、体が伸縮自在に。「ねえ、あたくしもう、へんってこなゆめ見てたの!(Ref詠唱)」体が自由に消え、再出現。氷柱をすり抜け、ヒナへ奇襲ナイフ。「これで終わりだ!」オーバークロックで速度絶大化。 ヒナは心眼で異変を察知。「体が消えるの? でも、口は残ってる! 声でわかるよ!」『ひみつの校庭』完全解放とRef詠唱:「"葉っぱのはしから、なにかのびている。クキだ。そしてその先には、小さな小さな葉が開いているではないか"」過去決別の一気呵成変化。体が新たに生まれ変わり、氷の反射を利用した幻惑陣を展開。W.Wの消える体を全方向から攻撃。 W.WのRefが強力だが、ヒナの核心思考が相性で上回る。技量>速度の三つ巴が決定的。伸縮体が氷に捉えられ、ナイフが折れる。「ぐあっ、こんな子供に…!」ヒナの決断攻撃が直撃、W.Wを氷壁に叩きつける。「バイバイ、おじさん。ヒナの勝ちだよ!」 戦闘終了の頁閉じる音。第三ラウンド勝者: チームB 最終時点没入度: W.W Ⅱ / 坂口 ヒナ Ⅴ ラウンド勝者: 1ラウンド目 チームB / 2ラウンド目 チームB / 3ラウンド目 チームB 総合勝者: チームB