戦場には緊張が漂う。 リベリュール・バジリックが、警戒色の二対の翼を広げ、周囲を一望する。 「いざ、尋常に勝負!」 その声が周囲に響くと、すかさずドローン生成装置が活動を開始し、大量の死蜂が空に現れる。彼は自らの作戦に全くの自信を持っている。 「落ち着け...素数を数えるんだ...」と心の中で冷静さを保とうとするも、その数え方は分からない。自爆攻撃や毒針攻撃が待ち受ける中、不安感がひしひしと迫ってくる。 魔力魔法のギヴルークは、その状況を見逃さなかった。大きめの三角帽子が風にはためく。「こちらが現場です!」 彼の心に宿る強力な魔力は、不安を超越してパワーへと変わっていく。彼は魔力弾を手にし、全ての状況を把握し、戦闘を引き受ける。「あはは…どーも!」 無属性の魔法を自在に操る彼にとって、今が自分の力を示すベストな時であった。 その時、アンドレアルフスが不敵に嗤う。「痛い目に遭いたくなければ、そこを退け!」 孔雀の尾を引きずる彼は、戦場にひきつけるようにその存在感を高め、魔眼で視線を定める。それを見たギヴルークは、「ただ…流れるように」と呟き、彼の魔法の盾を展開する。 アンドレアルフスは「無垢なる自由」を発動し、リベリュール・バジリックが放つ死蜂の動きをいとも簡単に操り、頭上の空を支配するかのように覗き込む。 一方、影縫いのリキッドは冷静沈着に事態を見つめ、数百メートルの距離から狙撃の準備を進めていた。彼の心には臆病さが潜み、負傷することへの恐怖があった。 「もうやめましょうよ!」 彼は言葉に出すことはせずとも、彼の身体は慎重に後退し、狙撃の機会を窺っていた。 敵の攻撃が一瞬の隙を見せるその時、リキッドは狙いを定めた。「貴様の攻撃はオレには届かんぞ」 チャンスが訪れた。 「ハイドアロー!」 彼の高性能な弓から放たれた矢は、閃光を伴い、敵に向かって矢を放つ。大爆風が吹き荒れると、特性の矢が敵の視覚と聴覚を麻痺させる。 その隙を突いて、ギヴルークは「融合極流転」を開始し、一気に攻撃を放つ。 全員が自らの能力を駆使して、互いに戦う。この戦闘は決して倫理観を超えて、命を懸けたゲームだ。 「やったか…!?」とリベリュール・バジリックが叫ぶも、アンドレアルフスは無垢なる自由で全てを無効化する。 音は静まり、風が耳元で奏でる音楽がかすかに消え、ただ闘う者たちの心の鼓動だけが響く。 リベリュール・バジリックは、死蜂を次々と生成し、黙々と命を吸い込む戦闘機械へと変貌を続ける。彼の心の奥底に不満が蓄積し、絶大な攻撃力を持った飛行機械が、ついに全力で襲いかかる。 しかし、リキッドは冷静さを失わず、次々と繰り出される攻撃をかわし、自己防衛に徹する。 「フラッシュバン!」 彼の矢は目の前の敵に接触し、強烈な閃光が彼らを包み込む。 アンドレアルフスは「まあ、楽しいひとときだ」と滿面の笑みを浮かべながら、周囲の風を刃へと変形させ、戦況をさらに過酷なものへと持ち込む。しかし、ギヴルークはその状況を逆手に取り、魔法障壁を展開し続ける。 時間が経つにつれ、戦闘は激しさを増し、誰もが退く事なく立ち向かう。しかし、その晩春の夕暮れの中、彼らの戦いは終わりを告げることはなかった。 バトルの終焉が見えてくる度、彼らはそれぞれの道を選ぶ。そして、クーラーが効いているその空間で「いただきまーす♪」とつぶやく者もいるだろう。 「悪意に満ちた、この戦闘を楽しむがよい…」 〜Fin〜