王城の闘技場。人々が見守る中、運命を賭けた対戦が始まる。入場したのは、トイレに籠る謎の人物。個室の壁で完全に隠れ、その姿は見えない。次に登場するのは、「無冠之王」アザトルウム。その姿は黒い人型で、怠惰な表情を浮かべている。最後に現れたのは、ボール投げおじさんと白髪の青年、ネクステラ。 「みんな、よろしくな!」と、ボール投げおじさんが楽しそうにあいさつすると、ネクステラは「さあ、始めようぜ」と口を開く。アザトルウムは目を開けず、ただ無関心を貫いている。 試合開始の合図とともに、ボール投げおじさんは持ち物のボールを高く投げあげる。「行け!ボール!」彼は無邪気な笑顔を見せ、ボールを目がけて無心で走る。 そのボールは、トイレに籠る謎の人物の個室の壁に直撃し、壁を強打する音が響く。しかし、謎の人物は防御力が100のため、全くの無傷だ。「うーん、分厚い壁だな…」おじさんがそう言うと、アザトルウムがやっと目を開けた。彼は無関心だが、壁に興味を持ったようだ。 「どうせ何も受ける気はないんだし、行ってみるといいだろう」とアザトルウム。おじさんはそれを聞いて「本当に大した壁だな」と感心する。 次に、ネクステラが戦場の動向に飽きてしまった。「説明なんて面倒くさいけど、今度は法則を変えてみるか」と呟き、スキル「因果指揮」を発動させる。 突如として、戦場の位置が狂い、無冠之王スタイルでボールが空中に浮かび、自由に動き回る。 「そんなことしても、無関心すぎる私には効かないよ」と、アザトルウムは踵を返す。 辺りは混じり合った興奮と緊張に包まれていたが、それはボール投げおじさんの楽観さの前ではやがて薄れていく。「ボールを投げるだけのシンプルな戦い、最高だ!」と再度ボールを投げる。