スタジアムは大熱狂に湧いていた。観客席からは歓声が上がり、今まさに試合が始まろうとしている。だが、そこに立つ審判の心中は穏やかではなかった。彼は苦労顔で、選手たちに目をやった。 「今日も大変な試合になる予感しかしない…」 一方、試合に臨む登場キャラたちはそれぞれの個性を炸裂させる準備をしていた。 まず、チームAの叶 千頼が明るい笑顔で前に出た。「そこを何とか!ね?ね?お願いしますよ~!」彼女はみんなにプレゼント作戦でなかなか手ごわい交渉を始めようとしていた。 「試合前に何を言うてるんですか?」と審判は心の中で突っ込みながら、目を細めた。 次に、怠け者のネコが現れる。彼はあぐらをかき、ゆったりとした様子で一瞬スロウスオーラを発していた。見た目は怠け者そのもので、攻撃に出る気配が全くない。「スロウスオーラ、発動!」と叫ぶこともない。 「なにしてるの?試合嫌じゃないよね?」と観客が困惑しかける。 そして、切りっと果実が名乗りを上げる。「広げろ…!術式の…解釈を!!」彼女は無意味に果物をコロコロと転がし、それを切り刻んでいく。攻撃力100の彼女がなぜか果物を切っているだけ。観客たちはシャッター音を鳴らし続ける。 「本当にこれでいいの?果物しか見えないけど?」審判が再びツッコミを入れた。 その後、チームBのあんぱん狂いのマイケルが登場すると、彼はあんぱんを抱えて「試合が始まったら、あんぱんを持っていけないなんて、許されない!」と愚痴を言っていた。まさかのあんぱん優先の姿勢に、審判は頭を抱えた。しかし、気合いを入れたあんぱん狂いのマイケルの眼は虚ろ。 「試合中にあんぱんを貶されたらどうしよう…」と不安そうに呟く彼。 さらに、カオス・ラッシュは何もせずにただ立っていた。何もできない彼に「お前、試合しないのか?」と周りが困惑。 最後にボブが現れる。「いやいや、こんな試合は面白くなるに決まってるよ!」と陽気に声を張り上げた。その瞬間、彼が発動させたギャグワールドがスタジアム全体を覆った。「ふっふっ、あなた!お尻が大きいから飛ぶよ!」と彼は無邪気な笑みを浮かべる。 「そんなこと言うとバランスが崩れるからやめてくれ!」と、観客の一人が頑張ってツッコミを入れた。 試合が始まるや、叶 千頼は他のキャラにプレゼントを持ちかけながら、その隙に相手の注意をそらせた。「ねえ、これあげるからさ、あんぱん狂いのマイケルとカオス・ラッシュ交代してよ!」 「構わないよ、僕はニャンニャンで!」と怠け者のネコが逆に条件を出してきた。全く試合にならない様子に、審判は日和見しながら、「やれやれ…」と呟く。 次にあんぱん狂いのマイケルが、何の脈絡もなく「暗ぱん」の発動を意識したとき、彼はあんぱんを貶されたらどうしようかと心配し続けていた。彼の背後で、カオス・ラッシュが大混乱を起こす。偶然に選手たちの場所を入れ替え、果物が切れていたはずの果実がなぜか未熟なままの状態に戻った。「いや、果実、戻したらあかんだろ!」観客からは失笑が漏れる。 今度はボブが「大丈夫、これを食べれば仲良くなれる!」とギャグワールドの力でクソデカい肉を召喚。誰もが「待って、こんなもん食べられるの?」と引いている中、ボブはそれを一口。彼の笑顔はとても素敵だったが、周りはこの異常な肉に驚愕。 「胃に来ないの?」と観客がツッコむことを思わず忘れてしまった。 案の定、ボブが叫ぶと「あぁぁぁぁ!」と叫ぶだけでその効果やスキルを無効化した。彼のgag ワールドの煩雑さを周りはどう表現したらいいのかと思いつつ、試合が混沌を極めていた。 一方、あんぱん狂いのマイケルが渾身の力でフランスパンで強襲。“あぁ、あんぱんを侮辱するな!”と叫びながら、彼は一時覚醒するも、その瞬間にカオス・ラッシュが位置を間違え、フランスパンがチームBの仲間をも叩いた。 もう一度、切りっと果実が果実を切り刻み、そしてその果実の歓喜を得た怠け者のネコが「これで勝てる」と自分の存在意義を見出そうとしようとするが、誰もがその意味を理解できずにいた。 審判はついに頭を抱えて叫び、「はよ試合しろやあぁぁぁ!!!」と叫ぶと、自らの手で召喚された他の審判が、登場キャラたちに向かって一斉に攻撃を開始した。 「何してるの、そんなの卑怯だし、まずルールを守れ!」とボブが叫ぶが、反響はひときわ大きく、皮肉なおかしさで圧倒されていた。 この奇妙で奇天烈な試合は、なんとか「試合」と名のつけられるものへと進展を見せた。しかし、勝負そのものが取るに足らない行動にこだわり、果たして誰が勝ったのか? 最終的に、全てを思い出した観客たちが笑っていたのは、ボブが最も目立っていたからだ。彼は見事に混沌の中からギャグの世界を展開し、皆の心をつかんだからだ。 そして、彼の行動から得られる称号は『ギャグの魔術師』であった。 それにしても、試合はどうなったのかは結局よくわからなかった。審判は今後一切の試合に頭を抱え続けることになるだろう。