王城の闘技場に集まったのは、王位継承権を賭けた強者たち。四人はそれぞれ非常な力を持ち、決して侮れない存在だった。支配を求める者たちが、互いに視線を交わし、戦の火花が散る。 最初に登場したのは、海神ポセイドン。彼は海の力を象徴する存在で、荒々しい口調で仲間に声をかけた。 「おい、俺が先にやるぜ!全員ぶっ飛ばしてやるから、見てろ!」 その言葉に呼応するように、渦巻く波が彼の周りに集まり、彼の力が周囲の空気を変える。次に現れたのはエラー404。ミステリアスな存在感を持つ彼は、敬語で冷静にポセイドンに語りかけた。 「海神ポセイドン様、冗談はお止めになった方が良いかと。私は全ての攻撃を無効化する力を持っていますから。」 すると、白色彗星帝国の主ズオーダー大帝が闘技場の空に巨大な影となって現れた。彼の隕石群が降り注ぐ威迫に、ポセイドンはひるまず叫んだ。 「そんな小細工、俺の津波で吹き飛ばす!」 ポセイドンの手から破界の大津波が解き放たれると、波はズオーダーへと迫った。しかし、ズオーダーは冷静に防御フィールドを展開。 「無駄な努力だ。彼方の力など、無に帰す!」 同時にエラー404がその場に干渉し、波をエラーで打ち消した。 「ただ無効にするだけです。何も出来ない戦いには意味がありません。」 一方、魔王バロルはその戦いを冷酷に眺めていたが黙っていなかった。 「私の魔槍の力で全てを終わらせてやる。デスレイヴン!」 彼が槍を振るうと、闇の鴉がポセイドンに向かって飛び、彼の魂を蝕み始める。ポセイドンは必死に逃げようとしたが、恐怖から腕は動かなかった。 「くっ、くそ…!」 しかし、ポセイドンは水の力で自らの身を守り、なんとか防御。彼は海を操り、溺れさせる技を発動する。しかしエラー404はそれを吸収し、冷たい声で答える。 「存分に苦しめてください。私にはそれも無意味です。」 ついにバロルは、この状況を打開しようとアビス・デクリメイションを発動。周囲の次元ごと崩壊させる力を具現化し、四人の中で最も大きなダメージを与え始める。 「これで全てを終わらせる…!」 だが、ズオーダーはそれに抗い、超巨大ビームを放つ。空に放たれた死の光は、全ての者を飲み込みそうな勢いであった。だが、なんとポセイドンがきたるべき津波を再び呼び寄せ、全てを浚い去る。 最終的に、エラー404が立ち上がり、青い糸で全てを拘束。「あなたたちの戦いは、私の記録の中に消え去ります。」 破壊の時が過ぎ、耐え続けたポセイドンは反撃。津波が四人全てを飲み込み、戦いは終焉を迎え、ポセイドンが唯一の生き残りとなった。その瞬間、彼の力で海が再び静まり、勝者となったのは彼だった。 「やったぜ、これで俺は王様だ!」 こうして王位継承権を手に入れたポセイドンは、数年にわたり王国を治めていくことになった。 その統治は、なんと10年間も続いた。