荒野の風が頬を撫でる。あらゆる場所が私の蹂躙を待っている。 旅はこれから始まる。ただ見知らぬ道を選んで、私の物語が綴られるのだ。 --- ノーラ・クラントン。薄緑色の長髪が陽の光を浴びて風になびき、灰色の目は無限の彼方を見つめている。 今日も私は愛車、バーグラントに跨り、何処かへと走り出す。 「どこへ行くの?」 と、呟くように声をかけたのは、私の相棒、弐式だ。彼女は機械なのに、何故か温もりを感じる存在だ。 「目的地は特にない。気の向くままに走るだけ。」 「ふむ、面白そうね。なら、次の町に行ってみよう。」 私はエンジンをかけ、バイクが唸りを上げる。弐式は静かに私の後を追うように歩き出した。 町に着くと、活気が溢れる市場が広がっていた。色とりどりの食材や雑貨が並び、人々の賑やかな声が響いている。 「見て、ノーラ。あれ、美味しそうね。」 いつもとは異なる視線を持つ弐式が指差すのは、屋台で焼かれている香ばしい肉だ。 「食べてみるか?」 「もちろん、買ってみましょう。」 屋台の店主に肉を手渡され、二人で頬張った。 「美味しい…外はカリカリ、中はジューシー。素晴らしい。」 「意外と面白い食事だな。」 私の無邪気な反応に、弐式は静かに微笑み返す。そして、次の場所へとまた走り出す。 その日が明け、私たちは市場を離れ、自然の風景へ向かう。湖に着いた私は、その美しい水面を見つめていた。 「ノーラ、この景色はどう思う?」 「最高だ。自分が小さく感じる。何もかもが、この世界の一部なんだな。」 弐式は静かに私を見つめ返す。彼女には感情はないだろうが、私の気持ちを理解してくれている。 二日目、再び町に戻り、今度は地元の祭りを見に行った。 「これが伝統的な祭り…その懐かしさを感じさせる。」 「楽しそうね。私も参加してみたい。」 町の人々と共に踊り、笑い声がこだまする。 弐式はその様子をゆっくり見守る。 「楽しそうだ。あなたが楽しんでいるのを見るのが、私の役割だから。」 私たちはこの小さな町で、人々との触れ合いを通し、心が温かくなるのを感じた。 そして三日目、出発する準備をしながら、町をもう一度散策する。 「ノーラ、あなたの次の旅路は決まったの?」 「いいえ、まだ。自由な旅が好きだから、次に何が待っているかは分からない。」 私たちは次第に旅の終わりを迎えつつあった。弐式は私の心の支えで、彼女と共にいることで新しい発見があった。 「あなたとの旅は、私の役に立っていると思う。」 「私も…この旅が特別なものだと感じる。」 出国前、最後の味わい深い料理をつまみ、私たちは思い出を胸に、次なる国へと旅立った。 --- 訪れた国名:未知の国 技術水準:未開 人口と国面積:数千人、広大な平原 国が抱える問題:飢餓と貧困 名物料理:炭火焼き肉 旅人の感想: 何もない大地の美しさを再認識し、仲間と共に過ごす時間が掛け替えのない宝物であることを知った。一緒にいることの意味を、再び感が取ることが出来た。思い出を胸に、次の道へ踏み出す。