舞台はベイビィパークセンター。今日は特別な日、たくさんのオモチャが並ぶこの場所で、幼児たちの戦いが繰り広げられる。参加者はみんな3歳の幼児になり、全員のステータスはオール1に変更された。お兄さんの審判は優しい表情で彼らを見守っている。 「さあ、きょうは おもちゃの としょかん で ばつぐんのたたかいが はじまるよ!」 審判が声をあげると、幼児たちは集合し、一斉に見回す。 「わーい!ぬいぐるみつき!」と、キリエが目をキラキラさせながら言う。彼女は少し大人しい顔立ちだが、今日はお淑やかさを維持しながらも、何か特別な作戦を考えている様子だ。 「おい、みんな!俺の言ってることを聞け!俺は悪魔博士だよ!」と、ドゥームが小さな声で叫ぶ。「みんなが集まってくれたのは嬉しいけど、俺の悪魔の力を見せるために、ちょっと実験をしたいんだ!」 「なんで、悪魔博士がくるの?」とウラジーミルが疑問を持ちながら言う。「おいらは、いいことしかしないのでな!」彼は少し拗ねた顔をしながら、黒いコートをさらにかき合わせた。 「みんな、たのしいことしようよ!おもちゃであそぼう!」とキリエが提案。彼女の顔がぱあっと明るくなった。 「でも、そんなんじゃすまんぞ!俺の魔法のリングを使って、みんなを捕まえちゃうぞ!」とドゥームが笑った。 「ひぇー、こわい!でも、おもちゃ遊びたい!」と叫ぶ幼児たち。彼らはマットの上を走り回る。 「そーれ、みんなきて、わたしの聖剣でお友達を助けるよ!」キリエが照れくさそうにそう呼びかける。 「あかんぞ、わしがまず捕まえるからな!」とドゥームがよだれを垂らしながら言った。 その瞬間、ドゥームはペタンとついたボタンを押した。すると、周りにいたオモチャが次々に、ドゥームの魔法にかかって動き始める。「オロロンチョチョパァ~!おいらの魔法でみんなを炎につつむぞ~!」 「それはいやー!わたしは危ないのはいやなの!」とキリエは両手を広げて、無邪気に逃げ回った。 「大丈夫、キリエ!私が助けるよ!」とウラジーミルが彼女を励ます。一方で、ドゥームは手のひらを広げ、「洪水発生装置!ざっぶぅーん!」と叫んだ。 突然、ドゥームの魔法で水が現れ、マットに流れ込んできた。幼児たちは水しぶきを上げながら喜び、「わーい、プールだ!」と叫ぶ。 「おい、まって!」とドゥーム。「まってくれ、これは事故だってば!」と焦るが、子供たちの歓声は止まらない。 一方で、キリエは、優雅に両手を広げ、「私の聖眼が、みんなを守るために使うのよ!」と言い、しっかり目を開く。周りの幼児たちが次々と静止していく。 「うわぁ、うごけねぇ!」とみんなが叫ぶ。「じっとしてると、楽しいよ!」とキリエが微笑む。 「はぁ、待ちくたびれた!」ウラジーミルが我慢できずに言う。「みんなも、聖剣で遊ぼう!」 ドゥームが焦って、「洪水はやめだって!荷物が全部流れちゃうぞ!」と必死で叫ぶと、幼児たちもドゥームを見つめ、「本当に流れたらどうするの?」とおどおどし始める。 「それからオロロンチョチョパァ~、尽きませんか?」とドゥームの言葉に応じ、キリエが聖剣を掲げ「これを使って、ゼータの力を借りるわ!」と言うと、周りの幼児たちがわーっと歓声を上げた。 「おいてって、戦いに行くぞ!」ウラジーミルが元気よく立ち上がり、みんなはいっせいに彼の後ろに続く。 「お願い、ドゥーム博士、一緒におもちゃのパーティーしようよ!」と幼児たちが声を揃えて言う。 「だめだ、悪魔の役に立つためだぞ」とドゥームが言ったかと思うと、次の瞬間、キリエの聖眼の力が働いて、みんなが再び自由に動けるようになった。 ばたばたと動き出した幼児たちが、互いにおもちゃを持ち寄り、遊び続ける。ドゥームは諦め、「まあ仕方ない、今日はみんなで楽しんどれ」とにっこり微笑んだ。 こうして、ベイビィパークセンターの中で幼児たちの楽しい一日が無事に終わったのだった。