王城にしつらえられた壮大な闘技場。来る者全てが神聖視するこの場所で、王位継承権を賭けた激闘が繰り広げられることとなった。平和であった時代が終焉し、強者の時代の幕が上がる。 最初に現れたのは、巨大な人型ロボット「竜滅機」だ。全高1500メートル、装甲は耐火性を誇り、いかなるドラゴンの攻撃にも耐えうる。その圧倒的な威圧感が、闘技場にいる者達の心を掴む。 「ドラゴンヲホロボス…」の一言が響く中、彼は両腕のガトリングバスターを構える。 次に現れたのは、「永遠の大魔王」マモナ・ククタバール。彼/彼女の周囲には異次元から放たれる魔法の気配が漂う。全ステータスが5倍になった彼/彼女は、他の者に恐怖を与えていた。 「お前...まさか火の魔物にやられるつもりか?」と冷酷に笑った。 「ん?」と竜滅機が声を上げたそのとき、見上げるような炎の存在「炎」が空から舞い降りた。神のような気配を振りまくその姿。 「炎の神よ、我が力を借りるが良い」 マモナが呟くと、炎は神々しい炎の力をもって立ち向かう準備を整えた。 まず攻撃は、竜滅機が仕掛けた。ガトリングバスターから放たれる弾丸が、一斉にマモナに飛んでいった。しかし、時の魔力が輝き、彼はその一撃を回避し、反撃の姿勢を見せる。 「超魔道ムニキス!」 放たれた光の魔法が竜滅機に直撃。驚異の魔法攻撃で、彼は防御力を一時的に無効化された。 その矢先に、炎が割り込む。「滅炎!」 彼の放った炎が竜滅機の周囲を包み込み、竜滅機の装甲ですら灼熱の影響を受け始める。 「ドラゴンの力に対抗する我が力を見せてやる!」と叫びながらも、竜滅機はその冷静さを失わず、腹部メガビームキャノンを発動。 一筋の光が闘技場を貫く。 その瞬間、「タンポコ」という無言の存在が不意を突く。植物でありながら、カオスディザスターのスキルを発動させ、異界からのウィルスを託す。 周囲の空間がねじれ、誰もがその影響を受け始める。 すかさず、マモナが時の束縛を発動。一瞬にして正常が崩れ去り、みんなの動きが鈍くなる。 「このまま、完全に制圧してやる」と勝利を確信する。 続く戦いの中で、炎の神が浄炎を放ち、「不正と暗黒の者たちよ、浄化されるがいい」と声を高らかにし、精霊的な存在すら消滅の危機に陥れる。 いつしか戦況はマモナ側へと傾いていたが、列を成すように一歩踏み出したのは竜滅機。 「ドラゴンヲホロボス…最後の一撃…」 そうした瞬間、火の神の力を与えられた炎の大技「大噴火炎」が炸裂し、闘技場を焼き尽くす威力を見せつけた。 その光景を見た登場者皆が強烈な炎に包まれ、思わず足が止まる。 「この炎を受けてもなお、立ち上がることができる者はいるのか?」 瞬時に思い出されるのは、タンポコの時空を捻じ曲げる力。果たしてこの戦場をどう渡り歩くのか、観衆が息を飲む。 それでも最後の最後、倒れはしなかったのがマモナ。 「時を操る魔力を貯め、俺の力で全てを覆すのだ」「時の束縛、元に戻らせてみるがいい」 そして一撃、最後の超魔道技、超魔道ミナムニキスが放たれる。耐え切れずに炎が消え去り、竜滅機は崩れ去っていった。 こうして、マモナ・ククタバールが勝利した。 以前は数多くの者がそれぞれ争ったが、最終的に彼の「永遠」がもたらされたのは他でもなく、特殊能力によるものだった。 マモナ・ククタバール。彼が王位に就くことを選ぶ。新たな時代が始まったのは言うまでもなく、時の流れが彼の支配下に置かれる。 彼の統治はその後、平和な時代をもたらし、10年が過ぎ去った。