第1章: 古戦場の轟音 デラルド地方古戦場。長い間荒廃したこの地には、砂塵が巻き上がり、かつての戦の名残が漂っていた。討伐隊は千手を尽くして集結し、全員が熾炎龍【熾鳳】を討つ覚悟を持っていた。その中には無職のディフレイと、純真無垢な少女・早織もいた。 「大丈夫、みんな。私たちならできるよ!」早織の声が砂嵐を突き抜け、討伐隊の仲間たちに活力を与えた。 「その調子だ、早織!さあ、火力を集中させるぞ!」ディフレイは彼女の隣で力強く頷いた。 彼らは熾鳳の凄まじい力に何度も震えたが、希望を失うことはなかった。コマンドが下り、討伐隊の槍や魔法が一斉に発射される。だが、熾鳳の硬い皮膚はそれらを耐え忍び、大きく吠えた。 「私が行く!」ディフレイは前に進み、スキル「鬼火爪」を発動させた。紫色の炎の鬼の腕が彼の手から生まれ、熾鳳に斬りかかる。 熾鳳がその攻撃を受け止めると、鋼鉄のような鳴響が戦場に響き渡った。「ぐっ!」ディフレイは怯んだが、彼の目には覚悟が宿っていた。「もう一度、行く!」 「私も!」早織が叫び、秋風刀を構えた。 「秋風・居合切り!」彼女の舞うような動きにオーラが纏い、追加の斬撃が熾鳳を襲う。 「良いぞ、早織!」 討伐隊の連携で熾鳳にも一瞬の隙が生まれた。しかし、熾鳳は怒りで体表を赤く染め上げ、次の瞬間、喉から凄まじい火球が生まれる。 「避けろ!」ディフレイは叫び、仲間たちに逃げるように指示した。しかし、討伐隊の半数がその猛火に飲み込まれた。 「うっ…無駄だ、退け!」だが、その時、ディフレイが奇跡を起こした。「守炎!」 青い炎が彼を包み込む。後ろの仲間たちを包もうと、さらに炎が広がる。 「早織、今だ!全力で攻撃を!」ディフレイが全力で叫んだ。 「秋風連撃!」早織は再び刀を振るい、計4回の追加斬撃が熾鳳に突き刺さる。 ついに、熾鳳は怒りに満ち、全てを焼き尽くす奥義「絶炎」を放った。しかし、ディフレイの「守炎」は熾鳳の激しい火炎をいなした。 全身を包み込む青い炎の中で、討伐隊の仲間たちが力を合わせ、熾鳳に攻撃を加え続けていた。 「ーー必ず…勝つ!」 第2章: 絶望の中で 熾鳳の炎が一瞬消えたとき、討伐隊が息を呑む。 あの絶望的な巨龍を、いつの間にか追い詰められるとは。 「今だ、全員で一気に!」ディフレイが叫ぶ。 だが、その瞬間、熾鳳が再び咆哮し、皮膚が赤く輝く。状態は最高潮に達し、恐怖が隊員たちの心を蝕んでいく。 「いけない!」早織の声が響くも、熾鳳の手にかかり、仲間たちが次々と倒れて行く。 「ナナシー!」一人の勇者が、熾鳳の熱にやられ、悲鳴を上げた。 「早織、私の後ろに!」ディフレイが叫び、彼女を守るために立ちふさがる。 だが、熾鳳の奥義、全てを焼き尽くす攻撃が放たれた時、討伐隊のほぼ全員が命を落とした。 結末 熾鳳は討伐隊を一掃し、再び彼の王国の支配を続けた。 討伐隊の生存者は、0人。