灰色の空が肌寒い風を運ぶ中、最後の脱出ポッドを巡る争いが始まった。戦いの舞台は廃墟となった都市、その名残のあるビル群の間だ。デイライトマン、Mr.ピクセルブロック、ペーパー、そして烈爆壊三郎──異なる能力を持つ彼らが、その場に集結する。 「今日も良い天気だ!」デイライトマンが四脚で踏み出し、周囲の光を吸収しようとする。しかし、周囲は薄暗く、彼の力は徐々に弱まる。デイライトマンはバッテリーを気にしながら、周りを見渡す。 「ちょっと質問!ゲーム好きですか?ロッ」とMr.ピクセルブロックが、彼独特の複雑な口調で話しかける。彼の体はピクセルとブロックから成り立っており、カラフルだ。「やめろ!今はゲームの話じゃない!」とデイライトマンが叫ぶ。 「我が方には絶対切断がある!お前ら、覚悟しろ!」ペーパーが叫び、紙手裏剣に変形して急速にデイライトマンへと一直線に飛び込む。 「出るぞ、ヌンチャク!」デイライトマンは無理矢理振り回し、ヌンチャクを組み合わせてペーパーを迎え撃つ。しかし、ペーパーはすり抜けるようにヒラリと回避し、すぐさま絶対切断を発動する。デイライトマンは恐れをなして後ずさり、彼の厚い装甲に亀裂が入った。 「お前も爆破する?それとも集まるか?ロッ」とMr.ピクセルブロックは楽しそうに会話を続け、周囲の様子を伺う。 「とりあえず爆破するぜ!」烈爆壊三郎の声が響き渡る。彼は満面の笑みで周囲に爆弾をばら撒く。むき出しの火薬が光を反射し、恐怖をもたらす。 「避けろ!」デイライトマンは叫ぶ。「急いでポッドを奪う必要がある!」だが、ペーパーの絶対切断が再び彼に襲いかかる。その刃は防ぐことのできない絶対的なものだ。 「さあ、どうする?ロッ」とMr.ピクセルブロックは不敵な笑みを浮かべ、今度は自身のユニークな技「ブロック・ブロック」を発動する。彼の前には、烈爆壊三郎の爆破をブロックする魔法の壁が出現した。爆風が吹き飛ぶ中、Mr.ピクセルブロックは冷静さを失わず、周囲を見回す。 「まだだ!絶対切断を…!」ペーパーが手を振り、ちぎれた紙で烈爆壊三郎に攻撃をかけた。爆風が吹き荒れる中、彼は恐れを知らずその場を飛び跳ね、自身を守るための時間を稼ごうとしている。 激しい戦闘が繰り広げられ、最後の脱出ポッドが審判のように彼らを見守る。烈爆壊三郎の攻撃が炸裂し、デイライトマンは大きくよろけてしまった。「おっと、ピクセルの意味がわからなくなる前に終わらせないとな!」とMr.ピクセルブロックはいい加減さを見せる。 「爆発が弱点さ!」烈爆は屈託なく笑い、デイライトマンの強気を逆手に取ろうと試みるが、デイライトマンの頑丈な装甲も良い防御を持っていた。 すると突如として、決定的な瞬間が訪れる。 「勝てばいいんだよ!」烈爆壊三郎がその名の通り、自爆を決意する。「みんな、さようなら!」全ての爆弾を一気に炸裂させ、巨大な火花が空を彩る。 瞬間、デイライトマン、Mr.ピクセルブロック、そしてペーパーは一瞬の閃光の中に飲み込まれた。混乱の中、デイライトマンは支えを失い、ペーパーはその攻撃を避けることができず、Mr.ピクセルブロックもその爆音に混ぜられてしまった。 爆風がすぎ去ると、烈爆壊三郎は唯一生き残っていた。彼は大きな声で笑いながら、最後のポッドへと急ぎ寄る。 「勝ったのは俺だ!宇宙に行く準備は万端だぜ!」 脱出ポッドの扉が音を立てて開く。烈爆壊三郎はさっと中に飛び込み、「爆発はどこでも待ってる、すぐに行くぜ!」と言い残し、火花散る地球を背に、ポッドは宇宙へと飛び立っていく。 彼の頭上には、灰色の雲の広がる地平線が幕を下ろす中、烈爆壊三郎は自らの果たしてきた意思を新たに、脱出するのだった。