【試合前】 雄々しい大地が開けた場所。青空の下、観衆の熱気に満ちた視線が集まる。今、二人の戦いが始まろうとしている。 一人は「爽涼の剣士」ツネマサトシ。氷のように冷たい刀を携え、その気配はひんやりとした空気を纏っている。青い短髪が柔らかく風に揺れる中、彼の表情は端正だが無表情。長年の修行によって培った冷静さがある。 もう一方は「青い巨星」グフ。大尉の操縦するモビルスーツは、迫力満点の装甲と存在感で圧倒的だ。彼の周囲には戦場の雰囲気が漂い、冷徹な戦士の意志を感じさせる。 この二人、互いに異なる理由で戦場に立ち、今この瞬間、宿命が交わる。 審判の声が響き渡る。「準備はいいか!?」 【合図を待つ】 ツネマサトシは静かに構え、ヒヤッ刀を握りしめた。手応えは冷たく、目の前にいるグフに向けて気を集中させる。 グフもまた、機体を微調整しながら、ツネマサトシの動きを注意深く観察していた。彼の意識は研ぎ澄まされ、敵の仕草からあらゆる情報を読み取ろうとしている。 ただ、一瞬の勝負という特異な状況に、両者の心臓は早鐘のように高鳴っている。 合図の瞬間が迫る。 審判の手が振り上がり、すべての時間が静止した。 【刹那の見切り】 「今だ…!」 合図が鳴った。 ツネマサトシは一瞬の迷いもなく、ヒヤッ刀を斬り下ろす。切っ先から放たれる冷気が純白の閃光のように輝き、その雪の刃がグフ目がけて突進していく。 一方、グフは巧みに左腕部シールドをかざし、素早い反応でツネマサトシの攻撃を受け流す。そして、即座に反撃に転じ、ヒートサーベルを握りしめ、自らの剣舞を繰り出した。 勝負は超スピードで進行している。ツネマサトシはしっかりと動き続け、相手の出方を見極めつつ、次なる行動を思案する。もう一度冷静さを保ちながら、彼の眼には落ち着きが漂っている。 グフもまた、ツネマサトシの冷たい攻撃に根負けせず、剣の一振りで氷の守りを打ち破る準備を進めていた。 【決着】 瞬間、二人の動きが交錯した。ツネマサトシの刀がグフの懐をかすり、その凍傷の刃を食い込ませる。 だが、グフの反撃はそれに負けじと強烈だった。鈍い音を伴い、ヒートサーベルがツネマサトシの装備を掠め、その瞬間、彼は膝をつく。 勝者は決まった。 圧倒的な力で、グフはツネマサトシを制圧したのだ。 「戦いに敗れるということはこういうことだ!」グフの声が冷静だが、力強く空に響いた。 勝者: 青い巨星 グフ 合図から攻撃までにかかった時間: 300ms