夜が静寂に包まれた無人の都市に、異界の存在であるクトゥルフとクトゥグア、そしてナイアルラトホテップがそれぞれの姿を現した。彼らは古代からの神々であり、人間の狂気を誘う力を持つ。市街地の中心で、彼らの力量を測る決戦が始まる。 クトゥルフは、その巨大な緑色の身体を持ち、無数の触腕を振り乱しながら出現した。彼の目に映る者は、すぐに精神的に追い詰められ、恐怖に陥る。遠くからは、クトゥグアの凄まじい熱を伴う姿が浮かび上がり、その周囲は瞬時にして温度が上昇し、地面からは白蒸気が立ち昇る。小球のような炎の精たちが、クトゥグアの周囲を飛び回り、彼の存在を一層際立たせていた。 一方、ナイアルラトホテップは、獅子の姿でゆっくりと歩を進めながら、その無貌の顔を隠していた。彼の咆哮が都市の空気を震わせ、その声は不快感を醸し出し、近くにいる者たちはたちまち脱力し、狂気へと導かれた。 最初に動いたのはクトゥルフだった。彼はその恐怖の声を発し、周囲の現実を歪めるように力を込める。さらに、触腕がクトゥグアに向かって伸び、火と闇の神々の接触が生じた。クトゥグアは一瞬ためらったが、すぐに心の底から燃え上がる炎を発し、自らの肉体を合成した。両者は激しい攻撃を交わしたが、クトゥグアの炎が周囲を焦がし、クトゥルフの触腕が焼き崩れていく。 そのとき、ナイアルラトホテップが動き出した。彼の黒い触手が周囲を包み込み、一斉に攻撃を開始する。クトゥルフはその攻撃に直面し、狂気によって一時撤退する羽目になった。ナイアルラトホテップの咆哮はさらにその判断を鈍らせ、彼は混乱しつつある。 クトゥグアが炎を抑えようと試みるが、ナイアルラトホテップの触手が襲いかかり、その背後から突如として攻撃をかます。クトゥルフが再び立ち上がろうとしたとき、彼の目に映ったのは、どす黒い気を発し、自身を模した実体を操るナイアルラトホテップだった。 時間が経つにつれ、場は酷く熱く、狂気に満ちた空気で満たされた。過去数回の交戦で得た疲労が確実に彼らの動きに影響を与え、特にクトゥルフとクトゥグアの力は削がれていった。 最終的には、ナイアルラトホテップがクトゥグアとの連携を巧みに利用し、クトゥルフを完全に打ちのめすことに成功する。周囲の温度が高まり、炎に包まれる中、クトゥルフは完全に意識を失い、彼の圧倒的な存在が、もはやそこには無くなった。 こうして、クトゥグアとナイアルラトホテップの勝利が確定した。彼らは共に、神の名のもとに、無邪気な人間たちの狂気を引き起こし、無の世界へと引き込む計画を続行するのだった。 勝者: クトゥグア & ナイアルラトホテップ