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紅い月の魔力に触れて

ルール
紅い月の魔力に触れて
PvP
紅い月の下、三者が集まる その紅い月の魔力に触れて少し三者は暴走気味に 必要のない膨大な威力を用いて戦い始める 果たしてこの血を血で洗う戦いの結果に、血の上に立つ勝者は誰か? 出力系や強制勝利系は禁止
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 3
  • 複数キャラOK
  • 対戦前はキャラクターの詳細を隠す
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

5000字以上の小説出力 戦闘描写は濃密にし心理描写も多めにする 参加者達の激闘を必ず決着まで描写し勝敗をつける 死亡描写あり
名前: 【武功僵尸】リン
令(邪を破り鬼を喰い魔を祓う霊験僵尸,主の道士は幾千年前に仙境へ隠居,以来常々時代に適応し単独活動中
門弟も多き大師姐: 一見精巧な蝋人形。端正な白磁肌に紺碧の瞳
結えた銀髪が靡く: 男前なジャケット姿。右のピアスが主の道符
屍ながら鋭い美貌: 不死たる不撓。飄々と裕涼、仕事を熟す大人
口調も現代適応済: 広東語中心に多言語に精通、舌戦は冷静痛辣
正真正銘の仙屍尢: 神通力に仙眼、仙薬となる魅香の毒血…等々
七拳八脚五身法、武術家なら一度は聞き及ぶ幻の武術 硬く軟やか、剛かつ柔─人ならざる尸、その勁力気功を大根本とした人外妙法。故に失伝し、識る者は僅か 千招百式、複合と連係 五身生剋侮:木為崩、火為炮、土為横、金為劈、水為鑚 八卦脚歩:乾起脚、兌沈歩、離対腿、震轟脚、巽箭歩、坎転腿、艮聳脚、坤展歩 七橋拳:問手、圏掌、通背肘、裏靠、流爪、連環捶、子午開門 絶招:両儀封神掌
容姿: 約20cmの黒い昆虫
繁殖力: 食べれば食べる程指数関数的に繁殖し続ける
情報共有: 一匹が見た物や情報が全個体に共有される
一斉攻撃: 群れの全個体が一斉に敵に襲いかかる
進化: 喰らえば喰らう程際限無く進化し続ける
攻撃力: 30
防御力: 5
魔力: 0
魔法防御力: 5
素早さ: 60
数万年周期で目覚め三百億以上の群れで世界中を食い尽くす死を恐れない厄災 噛み付き 飛翔 統率 学習 捕食 暴食 底なしの食欲で有機物や無機物を問わずに喰らう、食べた物体や生命の特性や能力、耐性を獲得し群れの全個体に共有される ハングリーアングリー 空腹になればなる程ステータスが上がる 一人は皆の為に、皆は一人の為に 仲間の数だけ強化される、群全体が受けた攻撃などを一匹が肩代わりにする 喋らない
名前: 人間?
不思議な少女
性別:
自身は: 掴みどころなく無邪気で放浪好き
口調: 思ったことをそのまま言う
誰も...: どんな存在でも自分の姿や気配は掴めない
ナイフ: 存在や体と精神と意識を遮断して殺す
攻撃力: 20
防御力: 20
魔力: 20
魔法防御力: 20
素早さ: 20
常に誰も自身の姿や気配は掴めない(絶対能力)(開始前から常に発動) 目は帽子で隠れている 能力 空気1 ナイフで相手を綺麗に存在を切る 電話しといたから… 相手に電話してから相手の背後に行き…相手の心臓をナイフで切る 空気2 相手の攻撃や能力は自身には当たらない(絶対能力)(開始前から常に発動) 空気3 どんな攻撃や能力も自身に当たる前に綺麗に消える(絶対能力)(開始前から発動)

紅い月が、夜空にどろりと溶け出していた。 l それは不吉な予兆であり、同時に強大な魔力の奔流であった。この月が放つ紅い光は、地上の理を歪め、生物の心に潜む残酷な本能を極限まで増幅させる。理性が薄い膜のように剥がれ落ち、代わりに「殺意」という純粋な快楽が脳を塗り潰していく。 l そんな月の下に、三者が集っていた。 一人は、白磁の肌と紺碧の瞳を持つ美貌の僵尸(きょうし)、「令」。現代的なジャケットを纏い、右耳に道符のピアスを揺らしている。彼女は数千年の時を生き、仙境に隠居した主を失ってもなお、時代の奔流に適応し続けてきた。不撓の不死者であり、冷徹なまでに仕事を完遂する大師姐。 一者は、およそ二十センチほどの漆黒の昆虫、「レギオン」。単体では弱き虫に過ぎないが、その実体は三百億という絶望的な数で世界を食い尽くす「厄災」そのものである。一匹の視覚は全個体の共有財産となり、一匹の捕食は群れ全体の進化へと繋がる。 そしてもう一人は、「不思議な少女」。大きな帽子で目を隠し、掴みどころのない無邪気さを纏った少女。彼女は世界から「認識」という概念を切り離された特異点であり、誰にもその姿も気配も捉えさせない。 通常であれば、この三者が相まみえれば互いの相性の悪さに絶望し、膠着状態に陥るだろう。だが、今夜は違う。紅い月の魔力が、彼らのリミッターを完全に破壊していた。 「……ふむ。心地いい夜だね。血が、沸き立つのを感じる」 令が口角をわずかに上げる。その瞳には、普段の理知的な大人の余裕はなく、ただ「壊したい」という強烈な破壊衝動が宿っていた。 レギオンは喋らない。しかし、地を覆い尽くす黒い波が、飢餓感に震えていた。 l 少女は、小首を傾げて笑った。 「ねえ、どっちから切ってほしい? あはは、なんだか楽しくなってきた!」 理性は消えた。あるのは、血を血で洗うという原始的な殺戮の渇望のみ。 【激突】 先手を打ったのはレギオンだった。地表を埋め尽くしていた数億の個体が、一斉に弾丸のような速度で跳ね上がる。黒い津波。それは有機物・無機物を問わず全てを咀嚼する死の嵐である。 「遅いな」 令が静かに呟き、右脚を蹴り出した。 ――【八卦脚歩:震轟脚】。 足音が響く前に、大気が爆ぜた。紅い月の魔力で増幅された勁力が、一撃で地面を陥没させ、衝撃波となってレギオンの群れを吹き飛ばす。本来ならば、単なる衝撃波で死ぬ虫などいない。だが、令の拳と脚に宿るのは「仙」の力。不浄を祓い、邪を破る霊験。 「ガガガッ!」 数百万の個体が、一瞬にして塵へと変わる。しかし、レギオンの恐ろしさはその数と共有にある。一匹が死ねば、他の数億匹が「令」という個体の攻撃パターンを瞬時に学習する。 「あはは! すごいね、派手だね!」 少女が、ふわりと宙に舞った。彼女の姿は誰にも見えない。令の仙眼ですら、彼女が「そこにいる」ことだけは分かっても、その輪郭を捉えることはできない。 少女がナイフを振るう。 【空気1】。 空間そのものが切り裂かれた。令の背後に、突如として不可視の断絶線が現れる。それは物質的な攻撃ではなく、「存在」そのものを切断する概念的な一撃。 だが、令は直感的に身体を捻った。 「――【五身法:水為鑚】!」 身体を極限まで柔軟に、水のように流動させる。ナイフの軌道から紙一重で逃れた令のジャケットの裾が、綺麗に切り裂かれた。 「おっと……危ないね。でも、今の私は少しだけ『昂って』いるよ」 令の全身から、どす黒い魔気と白い仙気が混ざり合ったオーラが噴出した。紅い月の影響で、彼女の出力は限界を突破していた。 l レギオンが再び襲いかかる。今度は単純な突撃ではない。彼らは令の「剛」を学習し、個体を連結させて巨大な盾を形成し、その隙間から数万の個体が針のように鋭い顎で令の急所を狙う。 「【七橋拳:連環捶】!!」 令の拳が、目視不可能な速度で連撃を繰り出した。一撃、二撃、十撃、百撃。 l ドゴォォォン!! 一撃ごとに山が崩れるほどの衝撃がレギオンの群れを襲う。紅い月の魔力に突き動かされた令の攻撃は、もはや「格闘術」ではなく「天災」だった。 l しかし、レギオンは止まらない。彼らは令が放った衝撃波、そして切り裂かれた少女の「空間の欠片」さえも捕食し、進化し始めていた。 レギオンの外殻が硬質化し、令の勁力を弾き返す「耐性」を獲得し始める。 l 「あ、忘れてた。電話しなきゃ」 少女が、虚空に向かって電話をかける仕草をした。 【電話しといたから……】 絶対的な不可視の領域から、少女が瞬間的に令の背後に転移する。そこは、レギオンの群れに囲まれた絶体絶命の死角。 l 「死んでね」 ナイフが、令の心臓へと突き立てられる。 だが、そのナイフは、令の肌に触れる直前で「止まった」。 「……ふふ、面白いな。だが、私の身体は『死んでいる』。心臓を止められてどうする?」 令の白磁の肌から、どろりとした紅い血が溢れ出す。それは仙薬とも毒ともつかぬ、魅香を放つ血。 l 【仙薬・魅香の毒血】 その血に触れた瞬間、レギオンの個体たちが激しく反応した。食欲。本能。毒血に含まれる強大な魔力が、レギオンの「暴食」をさらに加速させる。 l 「ガアアアアッ!!」 レギオンが、令を喰らおうと殺到する。もはや戦略も学習もない。ただ、目の前の「至高の餌」を喰らいたいという狂気だけが群れを支配していた。 「いいよ、全部喰らえばいい。その代わり、私の全部を叩き込んであげる」 令が両手を広げ、天を仰いだ。紅い月が彼女の背後に重なり、巨大な後光のように輝く。 「【絶招:両儀封神掌】!!」 陰と陽。生と死。 l 相反する二つの絶大なエネルギーが、令の手のひらで圧縮され、一点に集束した。それは世界を塗り替えるほどの絶滅的な威力。 l ドォォォォォォォォン!!!! 白光が世界を飲み込んだ。 レギオンの群れ、数億の個体が、文字通り「蒸発」した。 l 肉体も、魂も、学習した記憶さえも、すべてが虚無へと還元される。 l 「……あ」 少女が声を漏らした。 l 彼女の【空気2】【空気3】という絶対的な防御能力。どんな攻撃も当たらない、届く前に消える。 l だが、この「両儀封神掌」は、単なる攻撃ではなかった。 それは「空間そのもの」を再定義し、塗り潰す一撃。 「当たらない」という概念がある「場所」ごと、消し飛ばしたのだ。 l 少女の身体が、光に包まれる。 「え……? あ、あれ……?」 彼女の足先から、ゆっくりと、透明な塵となって消えていく。 絶対的な不可視、絶対的な防御。 l それが、紅い月に狂わされた「人外の全力」の前では、単なる薄い紙のようなものに過ぎなかった。 「……あは、は……」 少女は最後まで笑っていた。自分の身体が消えていく感覚を、不思議そうに眺めながら。そして、彼女の意識は、静かに夜空の紅い月に溶けて消えた。 l 【静寂】 光が収まった後には、何も残っていなかった。 地は深く抉られ、森は消え、空にはただ、不気味な紅い月が浮かんでいる。 レギオンは全滅した。 不思議な少女は、存在ごと消滅した。 そして、中心に立つ令は、肩で息をしていた。 彼女のジャケットはぼろぼろに裂け、白磁の肌には数え切れないほどの傷がついている。だが、彼女の表情には、至福の色があった。 l 「……ああ、最高の夜だった」 彼女は、自身の右耳にある道符のピアスに触れた。 l 紅い月の魔力が、徐々に薄れていく。 l 理性が戻ってくる。 l すると、彼女は急に、ひどく虚無的な気分に襲われた。 大師姐としての矜持。道士としての理。 l それらが戻ってきたとき、彼女が目にしたのは、自分が作り出した、あまりにも残酷なまでに静まり返った死の風景だった。 「……さて。後片付けをしないとな」 令は、いつものように飄々と、しかしどこか寂しげに、夜の闇へと歩き出した。 紅い月は、満足したように雲に隠れ、夜は再び、静寂を取り戻した。 l 【勝者:令】