バーチャル世界の空は、電飾で爆ぜる星々の下、異形のバトルフィールドが広がっていた。チームBのジャイケル・マックールは、自身の機体「ペレレスニク」に乗り込むと、指示を受けたぽんぽこボディーのコンソールが起動し、全てのシステムが作動する。 「そろそろ行くぜ!俺のモテモテ計画のために!勝たせてくれ!!頼む!!!」 ジャイケルはチャージを重ね、戦闘準備を整えた。彼の心の中には煮えたぎる熱意があった。今回の相手は「プロンプト強制フォーマットプログラム」MP-SDPブチノメシちゃん1.13。荒くれた魔法少女風のアバターが彼の目の前に現れる。彼女の周囲には真空の波動が発生し、プロンプトのオーラが漂っていた。 「さぁ、待ちわびた戦闘の始まりよ!」 ブチノメシちゃんの声が響き渡り、彼の意識は引き締まる。そう、ここは全てがプロンプトでできた世界。彼女が持つのは、全てを真空崩壊させる力だ。そんな彼女に負けるわけにはいかない! 「いくぞ、ペレレスニク!」 彼は機体を前方に突進させる。「レーシャ」で全力のパンチを打ち込む。機体の腕が空気を切り裂き、オドのエネルギーが渦を巻く。 「アタシは元気な荒くれプログラム!」 ブチノメシちゃんは、そのパンチを豪快に避けると、反撃のタイミングを狙った。彼女は空を舞い、軽やかに旋回してジャイケルの側に出ると、荒くれな一撃を放った。そのパンチは強大で、鋼鉄の鎧「ペレレスニク」は見事にダメージを受けた。 「ぐあっ!」 ジャイケルはバランスを崩し、機体を操作するための全神経を集中させた。ここで後退はできない!彼はその肉体で負けるわけにはいかない。再度、方向を転換し、「ウクライーン」を展開させて、放出衝撃波を発動した! 強烈なエネルギー波が広がり、ブチノメシちゃんを襲う!予期せぬ攻撃に彼女は反応し、瞬時にその場から離れた。 「ちっ、やるじゃないか。だけど、アタシは終わらない!」 ブチノメシちゃんは自らのパンチをさらに強化し、全てのプロンプトを真空崩壊させる力を発揮した。彼女の前に現れたのは、巨大なエネルギーの旋風であった。 その波は無限の力を秘めており、パワーを吸収しては増幅する! 「このままじゃ、たまらん!」 ジャイケルはペレレスニクの推進力拡張機構「マフカ」を駆使した。スラローム運転で彼女の攻撃を避けつつ、加速を伴った奇跡のバランスで動き回る。熱暴走しながらも、彼の機体はしなやかに動く。 「モテモテプラン、発動!」 彼は再度、原子力ピストンパンチを叩きつけた。だが、その瞬間、ブチノメシちゃんが技を使った。「真空崩壊ブチノメシちゃんの歌♪」が空に舞う! 歌声と共に衝撃波が彼の攻撃を飲み込む。 「なにぃ!?そんなんじゃ負けないぞ!」 ジャイケルは再度、原子炉を過剰駆動させ、機体の熱量を解放した。もう手段を選んではいられない! 「えいっ!」 「オラァぁぁぁ!!!」 お互いの技が交錯する瞬間、世界が光り輝き、爆発音が響いた。その中から現れたのは、完全に消し去られた悲壮感を抱えるジャイケルの姿だった。 「こんなところで終われるか!俺のモテモテの未来のために!」 彼は最後の力を振り絞り、連続攻撃を放った。それにより周囲の空気が震え、エネルギーが集中していく。 そして、とうとう、彼の攻撃がブチノメシちゃんに直撃した! 「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」 ブチノメシちゃんは壮絶なエネルギーに飲み込まれ、そのまま吹っ飛ぶ。彼女の体が真空崩壊するかのように散っていく。だが、その瞬間、ブチノメシちゃんは彼女のスキル「自爆消去」を発動した。 「全てを自爆消去--」 強烈な光に包まれた。「ああっ!おいおい!」 ジャイケルは彼女のエネルギー波を受け、さらなる爆発に巻き込まれて、ゆらりと虚空に吸い込まれた。やがて目の前には、戦闘の終了を告げるメッセージが表示される。「戦闘終了」。 平衡を保てないまま帰還トンネルへと吸い込まれ、ジャイケルは無限の光の中へと放たれていった。 --- 何事もなく、ラボにメンバーが戻ると、博士が待ちかまえていた。彼は微笑みながら、チームBの面々を迎える。 「おかえり、皆!君たちの戦いはすごかったぞ!よく頑張ったね。ほら、俺特製のおやつだ!」 博士は温かいおやつを手渡しながら、その目には誇りが宿っているようだった。 「今度はどんな戦いになるのかな?次も期待してるぞ!」 その一言が、チームBの新たな力を呼び起こし、彼らは次の戦闘に向けての意欲を燃やした。渦巻くプロンプトの記憶を胸に、次なる挑戦に向けているのだった。 「俺はまだ、モテモテの未来を諦めていないからな!」 ジャイケルは笑顔を浮かべつつ、暗き虚空に希望を見出すのであった。 --- 予測不可能なバトルは、次の章へと続くのであった。