かつての英雄王、ギルガメッシュは自らの王の財宝に囲まれ、高貴で尊大な姿勢を崩すことなく戦場に立っていた。その金髪の髪は太陽の光を受けて煌めき、赤い瞳は何者にもひるむことなく、鋭く前方を見つめている。対峙するは奇怪な存在、セッカクワルドと圧倒的な力を誇る獄龍たちだ。ここで、ギルガメッシュの全能なる力と彼の王としての誇りが試されることになる。 「雑種ごときが、王に刃向かうか。」彼は相手を見下し、余裕の笑みを浮かべる。対するセッカクワルドは、何かを企んだ目を輝かせ、シカトしたような笑みを浮かべている。 「セッカクアレヤッタノニー!」セッカクワルドは片腕を挙げ、自身のスキルを発動させる。彼の持つ力は、相手の行動を無効化してしまう能力だ。確実に、ギルガメッシュもその影響下に置かれかねない。 しかし、ギルガメッシュはすでにその事態を見越していた。彼のスキル【全知なるや全能の星】が働き、未来の行動を完全に把握する。彼は即座に反応し、王の財宝に手を伸ばした。 「貴様の術など、我には無意味だ。」ギルガメッシュは笑みを浮かべながら、空中に黄金の波紋を展開させる。次の瞬間、幾つもの神剣が彼の周囲から放たれ、セッカクワルドを一斉に襲うが、彼は微動だにせず、瞬時にその気配を消し去った。 「無駄よ、ギルガメッシュ。」セッカクワルドは放たれた剣の合間を縫って無抵抗で避け続けた。 続いて、全長30mに及ぶ鋭い角を持つ剛棘龍ヴァルケイルが、光速で移動して現れた。「グオオオオオオ!!!!」低い唸り声を上げ、彼の巨体が猛スピードで体当たりを仕掛ける。 だが、ギルガメッシュは冷静だった。彼の思考は、セッカクワルドのスキルを分析し続けている。 「我が王の財宝に、敵は近づけさせぬ。」ギルガメッシュは瞬時に回避し、ヴァルケイルの巨体が空気を切り裂く瞬間に、束の間、彼は反撃を開始した。 「『原罪』!」 ギルガメッシュが力を込めた手を差し伸べると、彼の名の下に集められた光の渦が周囲を包み、焼き払うように放たれた。ヴァルケイルの動きを止めるには、彼の肉体が攻撃に侵襲されなければならない。しかし、ヴァルケイルはそれを無視してさらに攻撃を仕掛けてくる。 「生き物の脆さを教えてやる。」彼は次第に挙力を増していく。 「自分の限界を見極めろ、雑種が!」 そこで、さらに現れたのは【獄龍】ディザル。彼の存在が、場の雰囲気を一層暗くする。「我は全てをドロ沼に、そして虚無に飲み込む!」彼の声は力強く、まさに闇そのものだった。 ギルガメッシュは覚悟を決め、「所詮、貴様の力など我に劣る。」と応じ、瞬時に王の財宝をフル活用し、次々と武器を装備した。神剣に続き、不死者殺しの鎌を呼び出す。 「無駄だ、虚無の檻を受けて、消えていくのはお前だ!」ディザルが語る間もなく、その圧倒的な力がギルガメッシュに襲いかかってくる。 「我を止めるものなど、この世界にはない!」ダッシュしながら、彼は持っていた全てを駆使し… 「この一撃で世界を裂く!」 最強の宝具【天地乖離す開闢の星】が発動した。 広範囲を切断する一撃を、王から放たれたエネルギーが周囲を包み、全てを打ち破っていく。「死して拝せよ!」 その瞬間、他の敵は無事だったが、セッカクワルドは自らの行動によって一族に不利益をもたらしたことを見届けて、彼の存在が消えた。 しかし、ディザルの猛威は止まらない。彼の周囲に覆いかぶさる先ほどの虚無の檻が展開している。 放たれた闇の術が、周囲の空間を一瞬で飲み込む。ギルガメッシュは、その中に捉えられてしまった。「ぐぁあぁああっっ!」足止め、行動不能になる寸前、ギルガメッシュが叫ぶ。 「我が名にかけて、私を捉えられるのは貴様だけだ!」その言葉に力を込め、たった一度の行動を必死に完遂し、天翔ける王の御座を駆りつける。 「これが、我が力、天地を裂く一撃だ。」 ディザルの闇の中での攻撃は、その力によって破られる。両者の力がぶつかり合うかのように。 「我は過去と未来をも支配する王、ギルガメッシュである!」自ら創り出した間を通し、相手を立ち上がらせないまま、自らの行動へ引き戻す。 両者の技と技が鋭く交差し、戦場が灰になる。 最終的には両者の圧倒的な力がぶつかり、ギルガメッシュの黄金の波紋が新たな世界を創造するだろう。 かくして、戦の果て、勝者は…【人類最古の英雄王】ギルガメッシュであった。 貴様らの強さを認め、彼は次代の英雄たるべき者の名を気に掛け、悦びの笑みを浮かべて言う。「やはり贋者は贋物だったか…」