バトル参加者一覧 - ペトラ・アダマント - ゼイン・ケディ・ロボ - ズチュウ・モンディ - 我応界 - パワー - 伏黒甚爾 - 帝 - Chara & frisk(Gルート) 昨日の夜の事情 参加者たちは、昨日一晩中続いた武闘大会の準備に追われていた。途中、ペトラは小さな犬を助けるために道をそれてしまったり、ゼインは資料をまとめるのに夢中になって寝られなかった。ズチュウは友達とふざけていたらずるずると話が長引いてしまい、我応界は暑さと緊張で眠れず、パワーは仲間たちの寝静まる声を聞いているうちに目が冴えてしまった。伏黒は特訓に明け暮れ、帝は安眠できる環境を求め彷徨っていた。さらにCharaとfriskは互いの計画に没頭していて、結局、誰もじっくり寝られる環境ではなかった。 そのため、皆、深い眠気とイライラを抱えてバトルに臨むこととなる。 --- 戦闘開始 会場には薄明かりが差し込んでいる。参加者は一夜の疲れと眠気を抱え、顔には醜い皺が刻まれ、目は腫れぼったく、明らかにいつもと違う状態。彼らは、やる気が中途半端であることは否めなかった。 「さあ、行こう!眠くてたまらないけど!」我応界が空を見上げながら言う。 「どうでもいいから早く始めよう」ゼインが声を潜めて言った。不機嫌そうで、眠たげな目をこすりながら周囲を見回す。 「ボクが仕切るよ!あ、眠い…」ズチュウが呟き、そのまま座り込む。 「戦闘中にそんなこと言うなんて、やる気がないのか?」ペトラは優しく言ったが、実際には自分も眠気と闘っていた。 「おい、集中しろ!勝たないと脱落者が出るぞ!」パワーが低い声で叱責するも、その声すらどこか眠たげだった。 伏黒は深呼吸をして自身を奮い立たせようとするが、眼前の敵がやけにぼやけて見える。彼もまた、戦闘するのが億劫に感じていた。 「行くぞ!俺は宇宙の正義を守るために戦う!」我応界が力強く叫ぶが、力は完全に抜け落ちていた。 一同が一斉に戦闘態勢を取った瞬間、少しの間沈黙が続く。そして、我応界が一番に突進を開始する。 「ブロウクンマグナム!」岩盤掘削装甲が回転し、発射される。通常であれば素晴らしい攻撃だが、今日はほとんど威力を発揮できない。 「はあ、はあ…眠いな…」ペトラが盾を構えながらボソリと言う。 ゼインはその攻撃をすかさず受け止め、「違反です!」とカカト落としでカウンターを繰り出すも、動きは遅く、威力もない。 「シールドタックルで反撃する!」ペトラは我慢を重ね、どんよりした気持ちで盾を突進させた。だが、やはりいつもほどの威力は出せない。 ズチュウは「つまずきの呪い」を使うが、すでに目がショボショボしてきて、呪いも効果が薄そうだ。「あ、また敵を呪わずにふらふらしてしまった…ごめん、みんな…」ズチュウは呟くが、その声も途切れ途切れであった。 戦闘の進行とともに、メンバーの眠たさがさらに際立ってくる。相手を見ようとすれば、目をこする手が次々と出てくる。 一番目に脱落したのはズチュウだった。受け身を取るも眠気に勝てず、体がグラグラし始めた。「あはっ、疲れちゃった…」と言ってそのまま倒れ込んでしまう。 「ズチュウが脱落した。残り7人」冷静に呟くパワー。 次に、我応界が動く。彼は集中力が切れ、攻撃が遅れた隙に、ゼインから攻撃を受ける。衝撃が体を駆け巡り、彼も倒れてしまった。「うう…眠い…」と呻きながら姿勢を崩して脱落。 「我応界が脱落した。残り6人」 ペトラは必死に盾を上げながら、「私が絶対に守るから…!」と力強く誓うが、力が入らず、動きにキレがない。 「集中して戦うなら、もう少し前出ろよ」というパワー。しかし、その言葉に対しペトラは、「ああ…私、もう力が…」と呟き、次に動くことができない。 さらに、伏黒とゼインが接触するが、お互いの動きは鈍く、まるで夢の中で戦っているかのようだ。二人は互いに斬りつけようとするが、威力は低く、あまりダメージを与えることができない。 「何で、こんなに眠いんだ…?」伏黒は自分の力のなさに苛立ちを隠せない。 チャンスを逃したゼインは、そのまま超スローモーションで攻撃を無効にしようとするが、成功することはできず、次の瞬間、伏黒の釈魂刀が彼の体を掠める。板の間に倒れこみ、彼も脱落。 「ゼインが脱落した。残り5人」 残る仲間たちは、いつもより遥かに疲れていて、中での戦闘が苦しくなっていた。すでに体力も気力も切れかかっている。しばらくの間、みんな無言で互いを見つめ合い、力を振り絞ろうとしても、やる気が出ない。 次は、パワーが刀を持ち、我応界に向かって声を張り上げる。しかし、反応が鈍く、ついに攻撃を受け止められなくなってしまった。「うう、何だこれ…」言葉が出ず、倒れ込む。 「パワーが脱落した。残り4人」 最後の少数派となったのはペトラ、伏黒、Chara & frisk。ペトラは臆病な心が邪魔をし、戦うことを躊躇っていた。 「勇気を出して…勇気を…」彼女は自らの内面と戦っているが、眠気がどうしても勝ってしまう。 「天逆鉾で、もう終わらせるぞ」伏黒は疲れた足取りで前に進もうとしているが、体が重く感じる。 Chara & friskはお互いを見つめて冬のお話をするが、実際には戦う気力は残っていなかった。フリスクは焦ったように言う。「こんな状況で勝てるの?やっぱりLVを上げないと…」 脱落の連鎖は自然と続くも、どんどんと仲間たちが倒れていく。 我応界も脇目も振らずに戦おうとしていたが、パワーの残した影響からか、どこか疲れているようだった。結局、天逆鉾で一発、ペトラに襲い掛かるが、彼女は必死で防ごうとしたが、ついに耐えられなかった。 「ペトラが脱落した。残り3人」 Chara & friskは共闘する形で伏黒に向かう。「申し訳ないが、勝たせてもらうよ!」とCharaが一緒に戦うことを決意する。 一方、伏黒は動きが鈍く、体重に負けてしまうが、最後の力を振り絞って攻撃する。 無抵抗の瞬間、Charaが隙間を縫って伏黒にナイフを振り下ろすが、即座に防ぐ力がなく、彼は大きく派手に倒れてしまった。 「伏黒が脱落した。残り2人」 Charaとfriskはお互いを称え合いながらも、互いの持つ力を知り、次の行動へと移る。 画面上には、二人が向かい合い、静かに決着がつく様子。 「私は、諦めない!LVを上げて物理で殴る!」とCharaが叫び、friskがもう一度振りかぶる。 激闘の末、Charaの勝利となる。Charaは、眠気に打ち勝ちながら、仲間の力を借りて見事に戦い抜いた。 最終結果 Charaが眠気に勝ち勝利した。