戦闘の舞台は荒れ果てた都市。地面はひび割れ、倒れたビルが無残に散乱する周囲に、仮面をかぶった少女・綾辻詞が佇んでいた。彼女の背後には、白と青の巨大な人型兵器—ガンダムが構えている。彼女は重圧に耐えながらも、仲間と共に襲撃者たちに立ち向かう決意を固めた。 一方、無慈悲な虚無と宇宙の力を管理するエテルノクスとΒ2,349は、彼らの目論見を実現すべく、現金輸送車に忍び寄っていた。虚無の孤王エテルノクスは金色に輝く双剣・日蝕・月蝕を握りしめ、その場の空気を圧倒的な威圧感で支配していた。 「このお金、私たちがいただくわ。誰にも邪魔はさせない。」エテルノクスは冷静無比に周囲に宣告し、黒い翼を広げた。 「あなたたちの企みは、ここで終わりよ!」と叫ぶ綾辻詞は、後ろのガンダムに乗り込む。 「出撃準備完了。対象ターゲット確認。」ガンダムの音声が響く。綾辻詞の指示に従い、ガンダムは両手でビームライフルを肩に構え、敵を狙い定める。 その時、Β2,349が静かに動き出す。「私(われ)は宇宙である。お前たちの行動は無意味だ。」彼の言葉は虚無のごとく冷たく響き渡る。周囲の空間が僅かに揺らぎ、絶対的な存在感で圧迫する。 エテルノクスが双剣を一閃させると、空間が裂け、無数の光が生まれた。「【虚無】!」その叫びと共に、全ての存在を根源から消滅させようとする力が放たれた。 綾辻詞は一瞬の判断でガンダムを前に突き出す。「防御態勢!ガンダム・シールド!」ガンダムはすぐに盾を展開し、エテルノクスの攻撃を受け止める。視界を遮る光の壁の後ろで、綾辻詞は次の攻撃を考えた。 「時間を稼ぐわ!」そう言いながら、綾辻は機敏に指示を出す。「ガンダム、付かせろ!どの位置でも急降下して、近距離攻撃用に切り替え!」 ガンダムは命令通りに空中で体を回転させ、ビームサーベルを攻撃の準備をし、着地した。 エテルノクスは一瞬気を緩め、「そんな戦術では私を倒すことはできない。幻想に浸らないほうがいい。」と冷ややかな笑みを浮かべる。 「さあ、勇気を出して!ガンダム!タクティカルモードを発動!」綾辻詞の声は戦場で響き渡り、ガンダムはその瞬間超高機動に切り替える。突如として、周囲の空気が変わり、あっという間にエテルノクスへ接近する。 「今こそ!ビームサーベルで斬れ、ガンダム!」綾辻詞は叫ぶ。ガンダムは全速力でエテルノクスへ突撃する。 「虚無に鋼の刃が通じるとでも?無意味だ!」エテルノクスは無表情で剣を振るい、虚無を展開するが、 「そうだ!生きている、その瞬間が強さ!」綾辻はガンダムのすべての力を引き出した。エテルノクスの出した虚無はあえなく弾かれる。 一瞬、静寂が訪れ、全てが止まり、そして—— 「さあ、行くわよ!一撃で仕留める!」 ガンダムは避けられない決定的な一撃を繰り出す。ビームサーベルが煌めき、エテルノクスの虚無が一瞬の隙を見せた。綾辻は心に閃く、これが勝負の決め手だ。 「スタート!」綾辻はガンダムの操縦を全うし、波のように押し寄せる光の刃がエテルノクスに直撃し、虚無が崩壊した。その瞬間、悪夢のような存在が消滅していった。 「私の勝ちよ、エテルノクス。」綾辻词の声が高らかに響いた。 続けてガンダムの目の前に、宇宙の象徴、Β2,349が立ちはだかる。「貴様、宇宙である私に刃向かうか?」 「私たちは負けない。この大金は絶対に譲らない」と綾辻詞が言い放つと、ガンダムはエネルギーが充満したビームライフルを手に取る。 「照準を定める」と彼女は必死に叫ぶ。 最期の一撃、ガンダムのビームライフルが火を噴いた。そのエネルギーは無限の空間をも貫く強大なもので、ふたたび宇宙が揺れた。 光が炸裂し、Β2,349はそれでも尚立っている。「私(われ)は壊れない…」 しかし、迫る光は止まらない。痛みも恐怖も感情も失い、ついに彼の存在が崩れ去るとともに、全てが無に帰す。 「やった!勝ったの!」綾辻詞が勝利を叫ぶ中、彼女はガンダムの操縦桿をぎゅっと握る。 その瞬間、現金輸送車の中から未だ光輝く10億円が姿を表す。彼女とガンダムは喜びあい、羽ばたく翼のように、祝福の瞬間を迎えていた。 「これで私たちの未来は明るいわね!」 二人は笑顔を交わし、その中で金色の光が周囲を照らし、彼女たちの戦いは新たな希望を生み出したのだった。 栄光の証を手に入れた綾辻詞とガンダムは心を躍らせる。