新年の初詣、賑わう神社の境内。その空気を一変させるように、神社の門前に立つ四人のキャラクターが現れた。初めは互いに笑顔を交わしていたが、すぐにその表情が険しくなる。彼らは、異彩を放つ者たち。一触即発の雰囲気が漂っていた。 「明けましておめでとう!今年もよろしくね!」元気いっぱいの氷堂クレハが叫ぶ。「今日は戦おうぜ!」 「戦うのはいいけど、参拝客がいるから、ちゃんと気をつけてね。」カレスが注意を促す。彼は真面目な性格であるため、雰囲気を乱さないよう心がけている。 その瞬間、ターコイズが横に立ちじっとしていたが、彼女の目が赤く光り始めた。「異形化…」この言葉を発した瞬間、彼女は凶暴な姿に変わり果て、周囲の空気が一変した。 「何考えてんの、こんな場所で!」クレハは驚いて後退り、ガンブレイドを構える。「それでも戦うと決めたんなら、やるしかない!」 「やるなら全力で!」カレスも刀を抜いた。彼の目にも決意が宿る。 「私を食べるなよ、お前たち。」異形化したターコイズが、冴え冴えとした声で言うと、突如触手が暴れ出した。「ガハマ!」 まるで波のように、触手があたりを巻き込む。参拝客たちが驚いて逃げ惑う中、クレハは反応が速く剣形態に移行し、斬撃を放った。しかし、それでも触手はすり抜け、氷堂を襲う。 「ふん、甘いぜ!」クレハは素早く避け、銃形態に切り替えて反撃を試みる。「ブレイドラッシュ!」 一瞬の静寂の後、無数の弾がターコイズの触手を狙い撃ちしたが、異形化した彼女は、更に強まった力でそれを受け流した。 その様子を見たカレスは心の中で戦略を練った。「ここは一気に決めるしかない…雷造昇乱!」 瞬間、彼は目にも止まらぬスピードで近づき、ターコイズに切り込んでいった。刀が触手を薙ぐ音が響く。その時、実力のある巫女、清楽メイが一歩前に出た。「皆さん、少し待ってください!清めの札で浄化します!」 浄化の力が、異形に変わったターコイズに向けられると、その力は彼女の内に秘めた脆弱さを引き出した。ターコイズは一瞬動きを止め、その隙にカレスが一刀両断を狙った。臨紅残心。まるで消えたかのように姿を消した彼の刃が、ターコイズの急所を狙い澄ます。 「やっ…!」 その瞬間、触手が急に反撃しようとしたが、メイの清めの札が発動。ターコイズはぐらりと揺れ、力を失った。 「これで終わりだ!」カレスの一撃がターコイズを突き刺し、地面に叩きつけられる。 「ぼくが…勇者になるんだ!」カレスは勝利を確信した。 その後、参拝客たちが驚きと共に戻り、清楽メイが笑顔で神社を清め始めると、クレハも彼女に続き、場を収めようとする。ターコイズは、変身が解けたことで素直な優しい目を取り戻していた。 「大丈夫、大丈夫…ぼくたちが力を合わせれば、また平和になれるから。」カレスが言うと、皆は彼を見つめ、うなずき合う。 勝者カレスのもとに、おせちとお年玉の1万円が贈られ、彼は少し照れ臭そうに笑った。「これからも、勇者として頑張るね!」 Winner:カレス