荒れ狂う風の中、「ギャンブル好きの戦闘狂」グッドラックと、「斧断の戦鬼」インフラー・ホールハイムの戦闘が始まった。彼らは敵対する背景にある絆を完全に忘れ、己の力と技術を誇示し合うことにしか興味がなかった。何もかもを賭けたこの戦いは、決して無駄にならないことを証明するための舞台だ。 グッドラックは巨大なハンマー「ヘルメス」を肩に担ぎ、挑戦的な笑みを浮かべながら言った。「インフラー、お前も分かってるだろ?ギャンブルはいつだって俺が勝つ!さあ、賭けてみろ!」 「ククク、お前なんて一撃で理解させてやる!耐えられる訳が無い!構造力学的に!」インフラーはトルクライザーを前進させ、彼の両手には二連の斧がうなりをあげる。 双方が接近するにつれ、緊張感が高まる。その瞬間、グッドラックがヘルメスを振り上げ、地面を叩きつけるようにして突進した。「ギャンブルを楽しませてもらうぜ!」 一方、インフラーは「デス・バウンド」を発動。次の瞬間、彼のトルクライザーがそれに応じて斧の刃を広げ、接触時の威力を倍増させる。轟音を立てた衝撃の中、二人の攻撃が交差した。 グッドラックのヘルメスがインフラーのバルバロイに衝突する。しかし、インフラーはそのまま反転し、一発目の使い魔斧をグッドラックの腹部に向けて振り下ろす。だが、筋肉質な体を持つグッドラックがそれを受け止め、「何だ、その程度か?」と笑った。 その余裕にインフラーは不快感を覚え、斧の刃を交差させ力強く押し込んで行く。グッドラックは冷静に反撃し、「運の力を見せてやる!」と叫び、ヘルメスを持ち上げ再び振り下ろした。 閃光のような速度で炸裂するヘルメス。その腹部がズドンと音を立て、インフラーのトルクライザーの装甲が歪む。「ちっ、効かねぇ!」と嘲笑った。 それでも、インフラーは冷静さを失わない。すぐさま反撃し、両手のバルバロイが一斉に切り込んでいく。今度はその一撃がグッドラックの肩を深く切り裂いた。「やっぱり駄目か!続けて行くぞ!」 グッドラックは痛みを堪えながらも、ふと脳裏に賭けのことを思い出した。「一回だけ勝運を注ごうかな…」冷静に状況を考え、ヘルメスの目をじっくり見つめる。一瞬の隙を振り払い、意を決して構える。「よし、行くぜ!」 グッドラックはハンマーを空高く掲げ、運命的な瞬間が訪れる。「おい、俺の運命、来てくれ!」手の中に光が宿り、ダイスを振るが如く力強く振り下ろす。ロールの結果は95—高まった勢いは彼の心を一層燃え上がらせる。「これで、確変だ!」 その瞬間、彼の体がまるでエネルギーで溢れかえるように明るく光る。実際には、「確変」のスキルが発動し、3分間、彼の攻撃が強化される。 「これはただの狂気ではない。これが運命だ!」と叫びながら、グッドラックは一瞬でインフラーに接近。不意打ちのように、重厚なヘルメスで這いずり寄ってきたトルクライザーのバルバロイの斧をかわし、全力で頭上から振り下ろした。「ヘルメス!」 「無理だ、あり得ない!」インフラーは焦りを感じたが、グッドラックの攻撃が衝撃波を生む。「これが運を賭けた戦いだ!」まるで予期していなかったその瞬間、トルクライザーの角に沿った装甲が彼のハンマーにぶつかり、無情にも押しつぶされた。 衝撃波が全体を包み込むように爆発的に広がり、トルクライザーのボディが破砕され、インフラーの両肩が壊れ、斧が空中で吹き飛ぶ。「そんな馬鹿な…」彼は驚愕し、重症を負った。痛みを感じながらも、彼はまだ動ける。だが、次の瞬間にグッドラックが「ラッキーだ、これが本物の運命!」と叫び、空高く掲げたヘルメスを一気に落とし、地面を轟かせて一撃を加えた。 バルバロイのそれとは比べ物にならないほどの衝撃は、トルクライザーを真っ二つに折り、そのままインフラーごと地面に叩きつける。凄まじい威力は、戦闘を通じた両者の思いを飲み込み、数秒後、ついにインフラーは倒れた。 地面には、トルクライザーの破片と共に、インフラーの装甲がひしめいている。グッドラックは勝ち誇り、哄笑しながら言った。「運が良いと、こうなるんだな!」 勝者: グッドラック 勝利を決めた技: ヘルメスによる全力攻撃(確変発動時) その技の馬力: 220馬力 彼は戯れるようにその場を去り、戦場は彼の確かな勝利の証として静寂に戻った。