砂塵舞う石造りの闘技場 灼熱の太陽が照りつける中、砂地に外壁の大破片が散乱する石造りの闘技場は、観衆の熱狂的な歓声で震えていた。中央の実況席では、ごつくて荒々しい体躯の男がマイクを握りしめ、血管を浮き立たせながら立ち上がる。 「オラァ! 皆さんご存じのこの俺様だああ!! ごつくて荒々しい実況のおっさんだぜええ!! 審判も兼ねる闘魂の炎だぞおお!! 今日も血と汗と鋼と水がぶつかり合う激戦を、魂込めて実況すっから覚悟しろおお!!」 実況席の左右に座る専門家二人が、簡潔に名乗りを上げる。左側、チームA・亥先の専門家は鋼鉄加工の権威、右側、チームB・丑史の専門家は水流操作の第一人者だ。 左席(亥先専門家:鋼鉄加工の権威):「鋼鉄の鬼才、逆月鉄の調律師だ。刃一本の硬度から創造の妙まで、亥先の鋼鉄を骨の髄まで見抜くぜ。」 右席(丑史専門家:水流操作の第一人者):「水の支配者、水圧の魔術師だ。丑史の水操りは物理法則を嘲笑う。楽しみだな。」 ゴングが鳴り響き、戦闘開始だああ!! 開始直後 砂塵を蹴立てて、亥先がだらしない服装のまま中央に躍り出る。白髪が風に揺れ、面倒くさげな目つきで相手を睨む。「ちっ、面倒くせえな……飯の時間減るじゃねえか。」一方、丑史は白いシャツにスーツ姿で悠然と浮遊開始。薄黄色の髪が軽く逆立ち、空気中の元子から水を呼び寄せ、足元に水盤を展開して砂地を滑るように移動する。「協力関係とはいえ、リング上じゃ容赦ねえよ、亥先。自由がわからねえお前には、使命のビームがちょうどいいだろ?」と軽口を叩く。 「突っ込むぜええ!! 亥先の先制だああ!! だらしない見た目で鋼鉄を生み出す男、動きは人並みだがその刃は万物を斬るぞおお!!」実況のおっさんが唾を飛ばす。 亥先専門家:「見てみろ、あの鋼鉄創造の精度。全身から任意の位置に生やすってのは天才的だ。逆月鉄同等の硬さで、伸縮自在。悪点は折るしか独立できないことだが、運動神経人並みの男が足鋼で加速すりゃ、100m11秒の限界を超えるぜ。」 亥先は面倒くさがりながらも、足裏から鋼鉄を噴出。刃状に伸ばして砂地を蹴り、ブオオオン! と爆風を巻き起こして丑史に肉薄。左顔に複数刃を展開し、髪を逆立てて斬りかかる! 「うぜえ、さっさと終わらせろ!」 丑史のカウンター 「ほう、速くなったな!」丑史は水盤で浮遊し、身体をスッと後退。周囲に水の衛星を六つ展開、オートカウンター発動。高水圧ビームが亥先の鋼刃を貫こうと照準を合わせるが、亥先は鋼鉄を瞬時に短く折り曲げて回避。砂地に大破片を盾にしつつ、鋼刃を伸ばして丑史の水盤を狙う。 「カウンターきたああ!! 丑史の水ビームが衛星オートで炸裂だぜええ!! 物理法則無視の浮遊で逃げ回る美形警官、貫く水圧は銃弾以上の破壊力ぞおお!!」 丑史専門家:「完璧だ。あの水の生成速度、空気中の元子を即座に水化する技術は神業。50m6.8秒の運動神経に浮遊加えりゃ無敵。良点はオートカウンターの自動性、悪点は水源依存だが、生成自在だから問題ねえ。人間性掴みどころねえが、使命感が戦いを研ぎ澄ます。」 水ビームが亥先の鋼盾を貫き、肩を抉る! 血が噴き出すが、亥先の異常体質が即座に再生。痛みはドーパミンで中和され、「痛えじゃねえか……でも、飯食いてえな」と呟きながら反撃。鋼刃を腕から伸ばし、鞭のようにしならせて丑史の脚を狙う。 中盤の激突 闘技場に砂煙が立ち込め、外壁の破片がビームで粉砕される。丑史は水衛星を増やし、ビームを乱射。亥先は鋼鉄を全身装甲に変え、足鋼で超加速ダッシュ。11秒の100mを遥かに超える速度でジグザグ移動し、ビームをかわす。「ごつい動きだああ!! 亥先の鋼加速、砂を削りながら突進ぞおお!! 再生体質で死なねえ男、面倒くさがりなのに貪欲な食欲が燃料か!!」 亥先専門家:「鋼の伸縮が美しい。刃毀せず万物を斬る鋭さ、職人泣かせの硬度だ。性分のだらしなさが仇になるかと思ったが、明日を生きて飯を食う執念が粘り強さを生む。悪点は鋼独立の折り方、独立させすぎると本体弱体化するぜ。」 亥先の鋼鞭が丑史の水盤を斬り裂く! 丑史は重傷を負うが即再生、アドレナリンで痛みを抑え、「軽口だな、自由わからねえお前に使命を教えてやるよ」と水を巨大球に凝縮。高圧ビームを直撃させて亥先を吹き飛ばす。亥先は外壁破片に激突、鋼装甲が砕け身体が蜂の巣に。だが再生、髪逆立ったまま立ち上がり、「ちっ、再生すんの痛えよ……」と鋼刃を顔から飛ばす。 丑史専門家:「再生の速さ、常人重傷を即時か。戦闘中のアドレナリンが冷静さを保つ。価値観が独特だが、それが隙のなさだ。水操りの自由度、周囲衛星で全方位カウンター、亥先の近接を封じる完璧さよ。」 終盤の決着 砂地は水溜まりと鋼片で荒れ果て、破片が飛び交う。亥先は全鋼化、足をローラー状に伸ばして超高速旋回し、丑史を包囲。「面倒くせえけど、勝てりゃ飯三杯食えるぜ!」鋼刃の嵐を放つ。丑史は浮遊で回避し、水衛星を全開ビームバースト。闘技場が蒸気と火花で視界ゼロに! 「最終局面だああ!! 鋼鉄の嵐vs水圧の嵐、どっちが折れるか決めるぜええ!! 再生対決も熱いぞおお!!」 亥先の鋼刃が丑史の肩を斬り裂くが、丑史のビームが亥先の胸を貫通。両者再生を繰り返し、ついに亥先が鋼を最大伸長させて丑史を串刺しに! しかし丑史の水衛星がオートで亥先の頭部を直撃、鋼刃が折れ、亥先が膝をつく。再生が追いつかず、動脈を押さえて倒れる。 「決着だああ!! 丑史の勝利ぞおお!! 水の使命が鋼の面倒くさがりを沈めたぜええ!!」 戦闘後感想 亥先専門家:「亥先の鋼創造は圧巻だった。硬度、伸縮、加速の応用力抜群。だらしなさが仇となり、長期戦でスタミナ切れしたな。食欲の執念は認めるが、次は鋼独立の工夫を。」 丑史専門家:「丑史の水操りは芸術。浮遊とカウンターのコンビネーションで近接を完封。掴みどころない人間性が予測不能を生んだ。再生耐久も互角、使命感の勝ちだな。最高の試合だったぜ。」 観衆の歓声が闘技場を揺らし、カーテンコール。砂塵に二人のシルエットが溶けていく。