静寂な星空の下、二人の存在が対峙する。広大な宇宙の静寂を破るように、オルト・シバルバーがその無言のまま姿を見せる。巨大な人型は圧倒的な威圧感を放ち、絵下綱異はその小柄ながらも冷静な目を向けた。 「貴方、何も喋らないのね」と、彼女は無表情のまま言った。彼女の身にまとった深緑と白銀の祭服が、神聖さを醸し出している。「道を開くため、先に進むわ。」 綱異はその瞬間、瞳の奥から漆黒の闇を解放し、存在操作を発動。周囲の空間が歪み、オルトの形状が変わり始める。「無駄だ」とその姿が揺らぐ先に、オルトは《ロスト・スーパーノヴァ》を放つ。脈動する光線が、彼女のすぐそばをかすめていく。 「この場は私のもの!」綱異は自らの《侵食固有結界・水晶渓谷》を展開し、次瞬、オルトの攻撃は全て無効化される。「つまらない力。全てを無くすだけなの。」 オルトは、瞬時に《コズミックレイ・バースト》をもって反撃に出る。無数の金の光が彼女に降り注ぐが、綱異は冷静に能力工場を発動させ、怒涛の能力を取り込む。 「もう一度、無駄な攻撃!」彼女は冷酷に反撃。新たに生み出された能力で、オルトの攻撃は封じられる。綱異はその瞬間、無限の進化を続けるオルトに向かって特別な一撃を放った。「存在を消します!」 目映い光の中、オルトは次第に消えゆく。彼は「死の概念が無い」との特性を持っていたが、綱異の存在操作により、彼の存在そのものが無に帰する。 「無駄な存在は消去される。それが私の信仰。」冷酷な瞳で彼女は言い放つ。オルトはカッコよくトドメを刺され、その姿を消していく。 星の静寂が戻り、勝者は冷静な綱異。彼女の存在操作が勝利をもたらしたのだ。彼女は無慈悲に、自身の信仰を貫いた。