--- 大聖堂の戦闘 青白い光が大聖堂の高い天井から射し込み、冷たく輝く石造りの大理石が神々しさを醸し出している。しかし、その神聖な場所は何か不吉な気配に包まれ、静けさが狂暴な雰囲気に変わった。剣士クリスタ、枢機卿の彼がどのように戦おうとも、今、この時が訪れる運命だった。 一方、戦場に現れた二人は、彼に敵対する者たちだ。閑面二路、真紅の髪を揺らせながら剣を振るう男。彼の持つフレイルと大楯は、彼自身の不屈の精神を如実に示していた。そして、もう一人は、激烈猛進の弾丸娘、ルル・クランバ。桃色の髪をもつ彼女は、スチームパンクな服装で武装し、戦いの準備が整っている。 「戦いはこれからだ、愉しもうじゃないか!」 二路は不敵な笑みを浮かべ、広がる赤霧を発動させながら前に進む。彼の周囲は次第に視界が閉ざされ、敵たちの動きが緩くなっていく。 「退廃の赤霧、貴様らはもう終わりだ。」 その声とともに、二路はフレイルを持ち上げた。球状の鉄で覆われた武器が今まさに振り下ろされんとする。 「さぁ、次は私たちの番よ!」 ルルの声が響き、彼女は瞬時にクリスタの動きを予測する。 「鎧砕き!」 彼女の素早い動作から放たれる攻撃は、まさに雷の如く速い。瞬間、クリスタの目の前で彼女のフレイルが真っ直ぐに迫ってきた。 クリスタは冷静に反応する。 「この程度では私の守りが崩れない。」 彼は長剣「懺悔」を高く掲げ、フレイルの一撃を弾き返した。金属同士がぶつかり合う音が大聖堂内に響き渡る。 「これが私の切札だ、二路!」 クリスタはその瞬間、自身の魔力を高めて戦闘力を上げる。「聖天」と名乗る技が放たれ、周囲を眩しい光が包む。その光は二路の行動を鈍くする。 「そんな光…なんだ?」 二路は驚きに目を見開くも、瞬時に立ち直った。 「どれほどの光でも、俺を止めることはできない!」 彼は自らのスキルを発揮する。 「崩御の拳!」 力強い一撃が空気を裂き、クリスタに迫る。 しかし、クリスタはそれを見据え、無言で受け止める。 「斬罪!」 彼は一瞬で13回の斬撃を繰り出し、二路の目の前で風を切り裂くようにきらめきながら動く。 「鉄壁を思い知れ!」 二路は大楯を構え、十数回の攻撃をすべて防ぐ。しかし、クリスタの斬撃が彼に隙を与えてはいない。 「聖磔!」 周囲の光の十字架が広がり、二人の闘気を包み込む。二路は磔にされそうになるが、彼の強い意志がそれを拒む。 次にルルが動く。 「出足払!」 彼女の攻撃は素早く、クリスタを狙う。しかし、クリスタは再びその動きを見抜き、技を切り替える。 「聖纏だ!」 クリスタの全身に光が込められ、長剣はその攻撃力をさらに高める。その瞬間、彼の霊力が高まったのだ。 「さぁ、終わりの始まりだ!」 聖剣「懺悔」を掲げたクリスタは、双眼をえぐるような光で周囲を鋭く見渡す。 彼は二路とルルを同時に目指し、まるで聖天使のように進んでいく。 「聖断!」 聖奥義が発動し、大きな光の刃が彼の前から放たれる。この一撃で戦場全体が震撼し、敵たちはその一瞬の隙を生かすことができない。 しかし、ルルも負けてはいなかった。 「BUSTER!!」 彼女は直前で敵の動きを読み取り、全力で弾丸を放った。目にも留まらぬ速さで5発の弾丸が急所へと貫く。 「お前の運命はここまでだ!」 まさに二方向からの攻撃がぶつかり合った。光と弾丸、激しい閃光の中で、クリスタは意識が薄れていく。しかし、彼の眼に宿る意志は絶えることがなかった。 その瞬間、彼は覚醒した。 「OverStar!」 クリスタは彗星の如き速さで攻撃を浴びせる。目の前に二人を捉え、その一撃が二人の力を打ち消していく。 次元を超えたその瞬間、彼は全てを貫いた。二路、ルル、そして大聖堂の大理石がその光の刃に飲まれ爆散する。 --- 勝敗 defeat --- クリスタは倒れたが、その意志は未来の闘争をも続けるであろう。