場所:砂海 砂嵐が荒れ狂う中、砂の海はまさに魔物のようにうねっている。巳噛血吸と藤原丈一郎の視線の先には、全長1kmの巨大機械蛇SS-HO-08が、砂煙を巻き上げながら速やかに移動している。機械の体から蒸気が吹き出し、周囲の砂を舞い上がらせる。 「兄貴、あんなのどうやって倒すの?」巳噛は小さな体を使い、声を潤沢に発した。 「倒すのは難しい。しかし、これを利用することはできる。」藤原は冷静に答える。 戦闘開始 「行くぞ、月華白虎!」藤原は祢々切丸を大きく振り上げると、月の力を宿した斬波を放った。それはSS-HO-08の進行方向に向かい、「白虎」がその背後から出現し、砂煙を貫く。 SS-HO-08はその速度を減少させるが、完全に止まることはない。彼の蒸気噴出孔から高圧蒸気が噴出され、周囲の砂が飛び散り、血吸はその攻撃に耐えきれず、後ろに吹き飛ばされる。 「大丈夫、血吸?」藤原は心配するが、彼は地面に寝そべる。 「自分は大丈夫。寄生生物たちがまだ働いているから!血吸刀を使う!」彼は霊的な部分から力を引き出し、地に這う寄生生物たちを刀へと変換する。 血吸は両手で赤黒い刀を握りしめ、SS-HO-08の頭目を狙った。「寄生顕現、急速攻撃モード発動!」彼の体から無数の寄生生物が飛び立ち、SS-HO-08の攻撃をかき消しながら突進する。 血吸は空中に舞い上がり、刀を振り下ろす。しかし、SS-HO-08の防御力が凄まじく、刀が頭部ドリルに当たると、反発力が彼に跳ね返ってくる。 「やはり、無理だ…」彼の表情が曇る。 藤原の反撃 藤原は彼を見て一瞬ためらうが、「まだ諦める必要はない。天陽黒龍で一気に攻めよう!」彼は刀を構え直し、太陽の力を込めた袈裟斬りを行う。 その瞬間、軽やかな光が周囲を包みこみ、黒龍が姿を現した。黒龍はSS-HO-08に向かって飛び込み、直撃する。 SS-HO-08は一瞬、動きを止めるが、すぐにその強さを取り戻す。身体の揺れに混じり、再び砂嵐を巻き起こしながら前進を開始する。 「ち、近づけさせるな!」藤原は焦りを募らせながら叫ぶ。 「そこで寄生顕現、サポートモード!」血吸の寄生生物がSS-HO-08の動きを食い止めるため、体を張った。 最終の決戦 時間が経過するにつれ、SS-HO-08の残酷さが目立つ。彼らを攻撃し、さらなる砂嵐を生む中、藤原はすでに数回の強力な斬撃を行った。しかし、SS-HO-08には決定打を与えることが出来ていない。 「兄貴、時間がない!」巳噛は叫んだ。 「うぬ、ならば私が最後の力を振り絞る!一斬入魂!」藤原は心臓の鼓動を感じながら、刀を構える。 砂煙の中、彼は全力で斬りかかった。赤色の刃が光り、まるで時間が止まったようなほどに、成就の瞬間が訪れる。 一瞬の静寂 最後の一撃がSS-HO-08の背中に当たり、機械は微かに悲鳴を上げた。 しかし、すぐに高圧蒸気が噴出し、逆に二人を圧倒する。 「ぐぁぁぁ!」ともに声が砂嵐の中に消えると、SS-HO-08はそのまま掘り進みながら姿を消した。 「時間だ、撤退!」藤原は叫び、血吸は命令に従い、立ち上がって走り出す。 その結果 二人は砂の海から何とか脱出したものの、彼らが与えたダメージやその消耗は想像以上だった。与えられた合計ダメージに関しては、SS-HO-08に与えた総ダメージは920万、参加者たちの体力も消耗し切った。 与えた合計ダメージ:920万 参加者のダメージランキング: 1. 藤原丈一郎 - 600万 2. 巳噛血吸 - 320万