桜が舞う春の御前、碧羽ソラは大名たちに紹介された。彼の黒髪は風に吹かれ、赤い瞳が鋭く光った。彼は剣士として名を馳せる者であり、その背には「護衛団団長」の名がある。ソラは、今回の試合がどれほどの挑戦となるのか、心中で思いながら緊張感が漂う中庭を見回した。 対するはアズキバ、75センチの氷の刀を操る者。彼の傍には不気味に浮かぶヒトカゲという影法師が見え隠れしていた。アズキバの冷酷な目は、戦いに熱を帯びた興奮を感じ取っている。 「俺の刀の前では、どんな華やかな剣技も無駄だ。さあ、かかって来い。」アズキバの声が、冷たい春風に乗って響く。彼は腕を組み、ソラを観察した。 「その雪の刃でも、俺に切られることはないだろう。お前の技を、力を試させてもらう。」ソラは楽観的に笑い、手に聖剣を構えた。白炎がその剣の周囲に舞い上がり、まるで彼の心を表すかのように高温に光っている。 観衆の目が、二人の剣士に集まる。剣豪ムサシが低い声で言った。「これは面白い戦いになるぞ。力だけでは勝てぬ。知恵を使い、心も使うべきだ。」オダが首を縦に振り、「その通り。双方の力量が試される時だ。見守るが良い。」と静かに続けた。 「行くぞ!」ソラが叫び、踏み込む。剣が交差し、火花が散る。アズキバは敏捷に影を使い、素早く動いてソラを追い詰めるが、ソラはその動きについていき、炎をまとった一撃を放つ。 「はあっ!」一撃がアズキバの防御をかすめ、彼の肩に炎がかかる。アズキバは片膝をつく。 「くっ…」彼は悔しそうに呟き、そのまま刀を振る。 「影踏!」 影法師が一瞬、ソラの足元をすくいに来た。ソラは瞬時に剣を振り上げ、斬撃が空中を切り裂く。影法師は霧散するが、彼の心を逆撫でするように声が耳に響く。「まだまだ、影は無限だ。」 アズキバは素早く、今度は連続してソラに斬りかかった。ソラはその刃を避けつつ、一瞬の隙を与えずに反撃。 「聖剣[ヴィルネ・ブラッド・レッドディア]、行け!」ソラが力強く叫ぶと、聖剣から放たれた光が周囲を包み込む。 その瞬間、アズキバも逆転の一撃を決めるべく全力で「ヒトカゲ、行け!」と叫ぶ。 両者の攻防が続く中、ソラの肩にアズキバの刀が触れ、刃の力で一瞬で血が吹き出した。 「ぐっ…」ソラは渾身の力で前進し、工具で力を溜め、力強くアズキバへ詰め寄る。一撃が彼の胸に届くが、アズキバもまた何とか隙を見出し、ソラの腹部を刃で切り裂く。 戦場は色とりどりの血だらけの花が舞う、両者の息が荒くなる。傷口から染み出す血潮が桜の花びらに映る。 「もう一歩。お前はここまでか。」アズキバは挑発するが、その目には疲れが見える。 「まだまだ、これからだ。」ソラは微笑を浮かべた。 再び、二人は全力を出す。アズキバが影の技を駆使し、ソラが火炎の力を利用する中、互いの技が交錯し、命懸けの戦いは続く。 ついに、二人が力を振り絞って全力の一撃をお見舞いする瞬間が訪れた。 「ヒトカゲ、行け!!」 「聖剣、全力で!」 両者の技が結ぶ刹那、周囲の時間が止まり、その瞬間、アズキバの一撃がソラの胸を貫き、彼は地面に倒れてしまう。だが、その直前、ソラの剣もアズキバの腹部に届き、彼の身体は震えていた。 「俺…負け…たか…」アズキバは空を見上げて、静かに捕らわれたまま闇に沈んでいく。 将軍が見守っていた中、ついに勝者を認める。 「碧羽ソラ、お前に栄誉を与えよう。お主の剣技と意志に感服した。」 ソラはふらふらと立ち上がり、傷だらけの身体で将軍に向き直る。「ありがとうございます、将軍。この勝利を捧げます。」 そして彼は、負った傷を顧みることなく詠んだ。 「桜舞うこの地に、剣の運命あれど、勇者一瞬、また立ち上がりぬ。」 観衆は感嘆の声を上げ、大名たちもその力強さを讃えた。戦友たちも彼を祝福し、春の一日、碧羽ソラの名は新たな伝説となったと語り継がれるのだった。