試験会場到着 蒼雷は、魔法技力鑑定試験が実施される会場に到着した。周囲には同じように緊張した面持ちの参加者たちが集まっており、その中でも彼女の半人半龍の姿は一際目を引く。 「まずは受験番号から教室を確認しなければ。」 冷静沈着な彼女の口調に反して、胸の内では不安が渦巻いている。しかし、知識量に自信を持つ彼女は、必ず合格すると心に誓った。受験番号を確認し、試験教室へ向かう際、隣を歩く黒哭の魔砲官、霧島カノンの姿が見えた。彼女もまた、同じように冷静で鋭い視線をもっている。 「艦霊炉、展開。…沈む覚悟は出来ている。」 その言葉に、蒼雷は耳を傾ける。彼女の武器には独特な存在感があり、他の参加者とは異なる雰囲気を纏っていた。教室へと続く廊下の静けさに、カノンの艦長としての威厳が微かに漂う。 筆記試験開始 教室に入ると、試験監督が筆記試験について説明を始めた。「これから筆記試験を行います。全4問、記述式ですので、十分に考えてからお答えください。」 蒼雷は静かに席に座り、問題用紙を前にして深呼吸をする。試験官が最初の問題を提示する。「魔法理論における基本的な法則を3つ挙げ、それぞれの例を説明してください。」 彼女の思考は、瞬時に理論と数多の知識をつなぎ合わせ、言葉が流れる。 「第一に、エネルギー保存の法則。魔法はエネルギーの変換で成立するため、魔力は無限ではない。次に、フィードバックの法則。自らの魔力が強化される場合、他者に悪影響を及ぼすことがある。そして、最後に、物質変換の法則。魔法を用いることで物質を移行させ、変貌させることができる。」 彼女は自信を持ってペンを走らせた。隣のカノンも、彼女なりの言葉でそれぞれの問題に取り組む。「魔法は、物理的法則に依存しているため、それを深く理解することが必須である。」「魔法攻撃もまた、相手の防御を貫通しなければならない…」 他の参加者たちもそれぞれ、知識をフル活用して解答を書き綴る。無言の重圧が教室を包み込み、鉛筆の音だけが響き渡る。 筆記試験終了 約一時間後、試験官が時間を告げる。その瞬間、試験用紙が教壇に集められ、軽い休憩時間に入った。蒼雷は胸を撫で下ろし、自分の解答に満足しつつも不安も抱えている。カノンの冷静さはぶれず、彼女の存在が蒼雷を鼓舞していた。 「さて、次は実技試験ですね。」 道具が返却され、蒼雷の手に魔杖「霊龍」が戻る。彼女の心には、実技でも期待通りの結果を出すという決意が固まっていった。 実技試験開始 一人ずつ別室へと移動する中で、蒼雷は自分のスキルに集中を深める。「爆雷を使い、実力を示すわ…」と自らに言い聞かせる。試験官が待つ部屋へ入ると、冷たい空気が彼女の肌を撫でた。 「さあ、魔法とその属性、能力を申告しなさい。」 「私の名は蒼雷。スキルは爆雷、雷属性の高威力魔法です。」 彼女の宣言に、試験官は鋭い眼差しで彼女を見つめる。穏やかに自らの魔力を高め、彼女は両手を前に伸ばした。