戦場は静寂の中で互いを見つめ合っていた。破壊不能なオブジェことエレクトリアのフィギュアが光を反射し、その存在感を際立たせる。一方で、絶望の魔女ルミナスは冷静な目つきで、自分を取り巻く空気が重いことを感じていた。彼女は魔法の力を蓄え、周囲を警戒しながら静かに戦況を見守っている。 エレクトリアはその瞬間、周囲にある全ての武器を振り回し始めた。剣で切り裂き、ピストルで撃ち、爆弾で爆発音を響かせながら、敵の隙を探る。 "みててにゃ!これが私の真の力だにゃ!" 声を張り上げながら、更に足元にある石を手に取ると、それをルミナスに向かって力強く投げつけた。石は空中を切り裂いて飛んで行く。 ルミナスは冷静に右手をかざし、黒い触手を繰り出す。触手が石をキャッチし、そのまま押し返すかのように勢いよく振り回してみせた。 "早く終わらせましょう…" それは挑発のようでもあり、彼女自身の強い意志の表れでもあった。触手が空中でキラリと光る。 エレクトリアはその言葉に挑戦的に笑い返す。”おっしゃ!まだまだいくにゃ!“ と言って、さらに近くにあったピストルを掴むと、何発もルミナスに向けて発射した。しかし、ルミナスは触手を駆使して弾を全て防ぎ、反射することで再びエレクトリアに向けた。 エレクトリアはその攻撃に動揺する様子を見せながらも、すぐに反撃に転じる。ハイパーモードを発動させ、彼女の能力が一層№なった瞬間、タキオンの速度が上昇し、一気にルミナスのもとへ接近する。「いっけ〜!」 ルミナスはその瞬間に、再度触手を伸ばし、エレクトリアの動きを封じ込めようとするが、その瞬間、エレクトリアは素早さを活かして素早く触手を回転させてかわした。「これが私の速度にゃ!」 エレクトリアは隙を見逃さず、ルミナスへ向けて強烈なキックを放った。その瞬間、ルミナスの目に驚愕の光が走る。"そんな…速度ですら避けられないだなんて…" しかしその瞬間、ルミナスは魔法を集中させ、触手で自らを守ろうとした。 "触手全開!" 彼女の叫びと共に、無数の触手が周囲で展開する。触手は何本もエレクトリアのキックを受け止め、その力を打ち消す。だが、エレクトリアもその状況を打破しようと奮闘する。 「脚はとても強いにゃ!ハイパーモードの力、見せてやる!超克光線連射にゃ!」 叫びながら、今度は流体力学を駆使した反物質で出来た超新星電子拡散砲がルミナスに向かって放たれた。轟音と共に高エネルギーの光線がルミナスに迫る。しかし、魔女は一切揺らぐことなく、無数の触手を操り、光線を一切受け流してしまった。 "無駄よ…こちらにはあらゆる属性への耐性があるの。" エレクトリアはその言葉を耳にしても動じなかった。「こんなに頑張っているのに、まだ抵抗する気にゃ?」 彼女はその場の状況を一瞬冷静に観察し、戦略を練り直す。 勝負は行き詰っている。両者は一旦距離を取り、互いの力を見極めている。エレクトリアはその存在感で周囲の空気を塗り替え、ルミナスは冷徹に次の一手を考える。 "私が本気で戦ったら、負けはないはず…それでも、今の状況ではとても厳しい。" ルミナスは自らの限界を思い知り、自分の弱点もはっきり見えてきた。この戦いが続くならば、時間の経過と共に自らの魔力が削られていくのは避けられない。 エレクトリアは、まずは攻撃できるチャンスを待っている。 "元気でいられる限り、私はゆるがないにゃ!" 次の局面を迎える前に、ルミナスは心の内で葛藤していた。彼女は自分の力を世界を滅ぼすところまで見せなければならないのか、それともここで終わらせるべきなのか。 その時、二人の意志が交わり、少しずつ両者の心境が変わってきた。エレクトリアもまた、相手の絶望的なまでの強さに圧倒されつつも、彼女との決着をつけるべく立ち向かう。 「私の力は、みんなの愛を一つにする力!だから、最後に勝つのは私にゃ!」 エレクトリアはそう言って手を高く掲げ、万物が集結し、かつてないほどのエネルギーが彼女に集まる。ルミナスはかすかに一瞬の不安を抱いたが、彼女はそんな想いを振り払う。 "やらなければ…負けるのですから!" 最終局面、どちらが勝ったのか、どちらが負けを認めたのか、それは戦場に残された風景だけが知る。それでも、相手の心を突き動かし進むその決意は、両者を新たな一歩へと導いていくのであった。 それぞれの戦いは、決して終わることなく続くのだ。壊れないフィギュアのように、互いの存在すらが相手に影響を与え合う。