ある日、賑やかなギルドの中で、ギルド受付人「Satori」が頭を抱えていた。「うーむ、また依頼が山のように溜まってしまったか…」彼の心配は依頼の山といつも賑わうギルドの顔ぶれ、そしてそれを手伝ってくれる仲間たちの存在だった。 ギルド内には、参加者として選ばれた5人の冒険者が集まっていた。彼らはそれぞれ異なる特性を持つ、初心者もベテランも混ざった即席のパーティーだった。まずは、充実した白髪の蓄えた髭を持つ便利屋魔術師のステライオが、笑顔で全員に声を掛けた。「ようこそ、若い者たち!おじいちゃんに任せな!」その言葉は和やかな雰囲気を作り出し、緊張する参加者たちの心を和らげた。 「オレの名前はバンチ!みんなに紹介するぜ!」続いて元気いっぱいの少年、連撃魔バンチが口を開く。彼は到着したばかりのカーテムに向かって手を振る。「おい、小っちゃいの、怖がらずに参加しようぜ。オレらが守ってやるから!」 驚きと不安でいっぱいのカーテムは少しだけ顔を覗かせた。「ぼ、僕は…カーテム。がんばります…」その様子に、バンチはウィンクして軽く頷く。 次に控えていたのは、静かに厳かな雰囲気を放つロード・ルナエスだ。「全ては任せたよ、あなたたちがいる限り、私はただ後ろで支えるわ」と言いつつ、彼女は冷静にその場を見渡した。ルナエスの信頼感は周囲に安心をもたらしていた。 最後は、全く別の雰囲気を纏う黒影紫蓮だった。美しい黒い仮面で顔を隠しながら、その目の奥に強い意志を秘めていた。「よろしく、私は…私よ」と淡々と自己紹介を済ませる。彼女の表情はわからなかったが、その存在は異彩を放っていた。 「さて、依頼の選定はどうする?危ないのはいやだけど、報酬はほしいよね」とバンチが提案する。 「危険な依頼も魅力的だが、まずは安全に採取あたりを選ぶのが無難かと」ステライオは考え込む。「香草採取や薬草採取を行うか…。これならみんなも封じられるスキルが活きるでしょう。」 「それもいいけど、オレは少し刺激がほしいぜ」とバンチが冗談混じりに言うと、ルナエスは思案しながら微笑んだ。「私たちの能力を組み合わせれば、いずれ討伐も可能でしょうが、まずは無理しないのが賢明です。」 参加者たちは次第に意見を交わし合い、結局彼らは採取依頼を選ぶことに決めた。 「それじゃあ、香草採取の依頼を受けよう」とステライオが声を高めて言った。皆で意気揚々とギルドを後にする。 道中、緑の原っぱが見え隠れし、さわやかな風が吹き抜けていた。カーテムは周囲の景色に感嘆しながら、「本当に綺麗ですね…」と声を上げた。「えへへ、そうだろ!ここからはオレが先頭だ!」バンチが元気いっぱいに宣言。 「少年、無理をしないでついて来れるかしら」ルナエスが冷静にその姿を見守っていた。 「大丈夫だよ、僕は頑張る!」カーテムは小さな胸を張る。 時折、ステライオが魔法の杖を振り、風を使って道を切り開く。「若者たち、見ていてください。これが風の魔法の力だ。」その姿を見たバンチは感心し、彼の年齢に反して若々しい力強さを感じさせていた。 やがて依頼の地へ辿り着いた彼らは、邂逅した香草の群生地に目を細めた。バンチが香草に手を伸ばすのを見逃さず、黒影紫蓮が素早くその背後に忍び寄っていく。「取り扱いには気を付けて」と無言の注意を促す姿に、グループでの連携を感じさせた。 採取をした時、突如事件が発生。「何か気配を感じる…」と静寂の中、ルナエスが注意を呼びかける。その時、周囲の茂みがざわめき、獣臭が漂ってきた。「き、危険だ!」バンチが叫ぶと、突然、出現した獣が二匹、彼らの前に立ちはだかった。 「私が前に出ます、この獣たちを抑えて!」ルナエスが剣を掲げる。その瞬間、獣はルナエスの元へ飛びかかろうとしたが、ステライオが風の魔法で狼たちの動きを封じようとする。「まだいける、みんな準備しろ!」 黒影紫蓮の目が光る。「任せて、影で行くから。」彼女は素早く動いて獣の影に潜り込み、致命的な攻撃を与える。バンチはその隙に猛攻し、延々と連撃を繰り出していく。 「まさか、こんな戦闘になるとは…でも!」カーテムは恐怖を振り払うように魔力を集中し、「っ、ウィンドバースト!」と叫ぶ。 魔力が彼の小さな身体を包み、風が、その力を受け止めた瞬間、獣たちはひるんだ。やがて、皆の協力で獣たちを討伐した。 「お疲れ様、カーテム」とバンチが優しく声を掛ける。カーテムの表情が安堵の笑みに包まれた。「僕、みんなのおかげで守れたんだ!」 「その通りだ。全員が力を合わせたから勝てた。今日はみんなに絆ができたはずさ」とステライオが和やかな声をもらす。彼の言葉に微笑む仲間たち。 その日、依頼は無事終えられ、笑顔で冒険の一歩を踏み出した彼らの姿がそこにはあった。これからの冒険も協力し合っていける未来が見えたようだ。彼らは次の冒険に向けて新たな仲間になりつつあった。 --- MVPと選定理由 カーテム - 妙な緊張を打破し、突発的な魔法でチームの危機を救った。 依頼の内容と名称、危険度 香草採取 - ☆3 参加者のレベルアップ量 ステライオ: Lv3, バンチ: Lv5, ルナエス: Lv3, 紫蓮: Lv4, カーテム: Lv2