戦闘の舞台は巨大な闘技場。剛努の真核者バゼットと溶岩使いの騎士少女バリカナ・メソスが対峙する。周囲には色とりどりの観衆が集っていて、その期待の眼差しが二人に注がれている。 「おい、アンタすげえな!」とバゼットが声を上げる。「そんなに小柄でどうやって熱い溶岩を扱えるんだ?」 バリカナは冷静に微笑み返し、「私には騎士の誇りと精神がある。どんな敵にも屈しない!」 バゼットが地面を拳で叩きつけ、挑発する。「それじゃあ、全力で来いよ!」 バリカナは焔剣『闘炎絶焼』を構え、渦を巻く炎が剣の周りを踊る。「行くよ、バゼット!」 戦闘が始まると、まずバゼットが前に出て、ウィングを広げるようにしながら豪快なフックを繰り出す。その拳がバリカナに迫る。が、バリカナは素早く後退し、掌の前に焔盾『黄金栄火』を展開する。「防御!」 ドンッ! 大きな衝撃が走り、バリカナは吹き飛ばされることなく、力強く踏ん張る。流石の堪え性だ。続いて、バリカナは『炎陣斬』を発動し、周囲の火焰が高まり、バゼットに向かって鋭い炎の刃が伸びていく。 「うぉーー!」バゼットはその炎の衝撃波を目の当たりにし、地面を蹴って高く跳躍し回避する。しかし、バリカナはそれを見越していた。「今だ!」 その瞬間、彼女は地面が熱く変わる感覚に気づいた。彼女のスキル【火砕流】が効いており、バゼットの動きが少し鈍っていたのだ。 「マジかよ、なんて攻撃だ!」バゼットはその危険な状況を理解し、地面を蹴って地元の岩塊を掴み、『怪凛』を発動。跳び上がって巨大な岩盤片をバリカナに向けて発射する。 岩は炎の海を穿って進み、バリカナは瞬時に反応した。「業火防御!」と焔盾を前に構え、岩を迎撃する。 ドガッ! 鋭い音が響き、岩は砕け散るが、バリカナも防御の反動で少し吹き飛ばされる。「この程度じゃ屈しない!」彼女は再びバゼットに向けて突進する。 「来い来い!」バゼットも逆に前に出て、両手を広げて素の力で一気に迫る。「怪葬蛮力!」と叫びながらバリカナを掴むと、地面に叩きつける。 ガクン! 地面が揺れ、バリカナは強烈な衝撃を受けるが、彼女は立ち上がる。「まだだ! 溶岩の力を見せてあげる!」 バリカナは自らの魔力を解放し、溶岩を呼び寄せる。「灼熱栄炎大剣!」剣に溶岩を吸収させた瞬間、その剣は巨大化し、周囲が熱気に包まれた。 「うぉ、でけえ…!」バゼットは驚きながらも、身構える。「その剣、受けて立つぞ!」 バリカナが剣を振りかざすと同時に、巨大な火炎の刃がバゼットに向かって伸びる。「これで決める!」 バゼットは必死の形相で踏み込み、岩を投げつけるが、焔剣はそれを軽々と斬り裂いていく。「汚れた体を焼き尽くす!」 遂に、バゼットに直撃する瞬間。彼は全力で膝を曲げ、足を地面に固定して構えた。「待てよ、俺はまだ負けねえ!」と叫ぶが、火炎は彼を包み込んでしまった。 炎が弾け、一瞬の後に静けさが広がる。バゼットはその場に崩れ落ちてしまった。 「勝者は…バリカナ・メソスだ!」 勝者: バリカナ・メソス 勝利を決めた技: 灼熱栄炎大剣 馬力: 100馬力