第1章: 交錯する運命 ある日の東京、満員の電車の中で、一人の少女が目立つ存在となっていた。彼女の名は霧咲舞。血染めのゴスロリ服を纏い、その淀んだ目には狂気が宿っている。彼女の周囲にはともに移動する人々の視線が集まるが、彼女には興味など無い。彼女が求めるのはただひとつ、戦いと血。そのだけである。 一方、その電車に乗り込む形で現れたのが謎多き未確認飛行物体だった。目撃者の大勢いる市街ではあるが、それでも多くの知識は謎に包まれている。全知全能の存在とも噂されるそのUFOが、地上に舞い降りたのだ。彼らは彼女と目が合った瞬間、何かが燃え上がるような激情を感じた。そこで交錯する、運命の糸が結ばれる。 「おまえ、あそびたいのか?」舞がひとりごちる。彼女の言葉は実に幼稚で、まるで子供の言葉遊び。しかし、その声には強烈な挑戦を含んでいた。相手の持つ圧倒的な力に影響を受けず、彼女は笑顔を浮かべた。すると、怪物が応じるかのように、その存在から無数の小さな玉を形成し跳ねさせた。 「▶▼◆◇◇◐◊●◥◢◤◣▲◊◈○」と、その謎の存在は言葉を放つ。それはまるで天から降臨した神が、舞に対する挑戦のように思えた。彼女はその神の前に立ち、戦う覚悟を決める。「おもしろい、もっと血が見たい!」舞は両手を広げ、挑戦的なポーズを取った。彼女の背後には人混みがあったが、まるでこの瞬間に全てが消え去るかのような意志を持っていた。 鉄の床での闘争が繰り広げられる前触れがした。疾走する電車の中で、突如としてその空間は不気味な緊張感に包まれた。舞はその瞬間、周囲を切り裂くように、次元斬を放つ。鋭い一閃が、その場の空気を振動させる。だが、謎の飛行物体はそれを完全にかわし、予知された未来を無意識に回避する。 彼女の攻撃が外れた瞬間、飛行物体は反撃に転じる。しかし、舞は既に次元関を発動させていた。彼女の目の前の空間が歪み、飛行物体の攻撃は何も無かったかのように無効化される。周囲の人々は驚愕し、ある者は恐怖で顔を青ざめて目を閉じた。 空間が歪み、そして切り裂かれた。その瞬間、舞はそれを感じていた。勝利の香り、それは狂気と戦争の香りだ。だが、舞の挑発は終わらない。「まだまだ、あそぼう!」彼女の笑顔が狂気を帯びたものに変わり、ますます彼女の戦意は高まっていた。 第2章へと続くと、そこには次なる戦闘が約束されていることを彼女は知らなかった。