スタジアムに足を踏み入れると、観客たちの興奮した声が響き渡っていた。今日は特別なバトルが行われるという噂で、各チームには異色の面々が揃っていた。 「さて、いよいよ試合の開始です!」審判の声が響くと、疲れた顔をしていた彼は、一瞬だけ緊張感を取り戻すかのように体を伸ばした。 試合が始まると、チームAの「邪悪と善良のハーフ」Evll・オッカが口を開いた。「善良か悪か? 俺はどっちなんだ?」彼は仲間たちに向かって、自問自答を繰り返していた。その背後で、ピンク色のトレーナーを着た「ひきこもりJK」沈 怠琳は、携帯のゲームに夢中になっていた。周りの状況に全くあらがわない彼女は、ゲームの中のキャラクターに向かって、「行けぇ!攻撃だ!」と指示を出している。 その様子を見た審判は頭を抱え、「おい、早く試合しろやあぁぁぁ!」と声を張り上げたが、気づけばすでに遅かった。チームBの泥酔する拳法家が、酒瓶を片手にリングの中央に進み出ていた。 「おい、若者たち!酒の力を教えてやろう!」泥酔する拳法家は足元がふらふらしながらも、所構わず酒を飲み干していて、瞬間的に周囲に酔っ払った雰囲気が漂い始めた。 「お前の暴れ方は、ルールに反するだろ!」審判は指をさしながら叫ぶが、彼の叫びすら泥酔する拳法家には聞こえない。彼は突然、手足を無造作に動かしながら攻撃を繰り出し、周りの味方たちを吹き飛ばした。「泥酔ふにゃにゃ拳!」と叫ぶ彼に、観客たちからは大爆笑が起こっていた。 その一方、チームAでは、Evll・オッカがなにか閃いたようにニヤリとした。「邪悪ナイフ!」彼の邪悪な顔が輝くと、彼は姿を消し、素早く相手に襲いかかった。だが、その瞬間、沈 怠琳がゲームに夢中になりすぎて「攻撃!攻撃!」と叫ぶと、ついには自分自身を攻撃していた。 「うわぁ、何しとんの!?」周りの観客がツッコミを入れる中、審判は思わず胃が痛くなってしまった。「これだから、試合が進まない!」 続いて登場したのは「壮絶な最期を遂げる」伝説の戦士スゴウデだ。「我は今、壮絶なる戦いを望む!そなたたち、覚悟せよ!」と彼は力強く叫ぶ。すると、今度はスゴウデの前方に立っていた泥酔する拳法家がそのまま接触し、双方が酔っ払いの状態でひとしきりふらふらしながら、デタラメな闘いを繰り広げた。 「はぁ、もうこれ以上は見ていられない…」審判は突っ込みながらも、絶望感に包まれてしまった。観客も同様で、彼の叫びに答えるように笑いが起こる。「このバトル、もう意味がわからない!」 すると、観客の中から「幻のダチョケロス」が登場。その奇妙な姿に観客たちが驚く。「ヒョゲ~へっへっへっへ!!」と、頭が悪い右頭がヘドバンしながら奇妙な攻撃をしてくる。 「なんでダチョウが戦うの…」審判はもう何も言えなかった。 一方、チームBのスゴウデは、周囲の混乱を見て次第に気分が高揚してきた。「我は今、全力を尽くす!」と叫ぶと、その影響で周りのキャラクターもテンションが上がってゆく。 すると、泥酔する拳法家が急に立ち上がり、「大立ち回り!」と叫ぶと一歩前に出て周囲を巻き込むように動き回った。困惑した観客たちの視線にさらされながらも、彼は笑顔で周囲のキャラクターを軽々と吹き飛ばした。 「この試合、何なのでしょう…」観客たちは唖然としながら、場の異様さに驚いていた。その瞬間、本来の試合は完全に消失していた。皆が下手に戦ったためにスゴウデにケガが起きてしまい、「壮絶なる死」も確認された。 「ふう、これが壮絶なる死…我が伝説となるか!」スゴウデは苦しみながらも堂々の表情を見せた。審判はすでに疲れ果てており、「本当に終わったのか?」と疑念を抱いていた。 だが、「実は生きていた」スゴウデは立ち上がり、小声で語りかけた。「戦い抜くことがこの世の真理…我に学び、進化を夢見よ…(酒に負けたら笑われるけど)」その言葉に、周囲はまた一度笑いに包まれた。 しかし、その時、Evll・オッカが「もういい加減に…試合しろやぁぁぁ!!!」と叫び、思わず核兵器を取り出してしまった。視界が真っ白になった瞬間、会場は騒然となり、混乱が広がった。 その後、静寂が戻ると、試合の終わりに近い雰囲気が漂い始めた。最終的に観客は皆、見守っていたそれぞれの行動を振り返りつつ、最も目立ったキャラを決めることになった。 「一番目立っていたのは…泥酔する拳法家だ!」観客たちが声を揃えて挙げると、審判も納得の様子で頷いた。 「では、称号を授けます!『酒の楽園の狂人』!」試合の終了後、審判は彼の異常さに敬意を表し、特別な称号を贈った。 泥酔する拳法家は、得意気に酒を持ち上げて、観客の笑いを引き寄せた。「この酒によって我が力は増した!」 試合は滅茶苦茶だったが、観客にとっては最高の娯楽だった。そんな思い出深い一日が幕を閉じたのであった。