無制限闘技場へようこそ!実況のごつおだ!ガハハ!隣にいるのが理屈っぽい解説マンだ! 「よろしくお願いします。今回は能力のインフレが酷いメンバーが集まりましたね。誰が生き残るのか、あるいは世界が消えるのか、見ものですよ」 出場者は、万能の権能を持つ松風繚華、裁きの執行者ジャッジマン、浄化機械プリズラク・ハイヴ、星神を嘲笑う天才ライコス、サディスティックな俳人・曽良、ビープ音のラッパーBF、煽りの天才・冷笑君、そして因果を貫く勇者アベル! 「さあ、地獄の始まりだ!ぶち殺し合え!!」 開幕早々、冷笑君が「うおw😅」と口にした瞬間、場にいた全員が激しく怯んだ。しかし、その隙を逃さず曽良が断罪チョップを冷笑君のうなじに叩き込む。凄まじい衝撃音が響き、冷笑君は血反吐を吐きながら地面にめり込んだ。だが冷笑君は「冗談ですやんw😅」と笑い飛ばし、ダメージを完全に無効化して立ち上がる。 そこへBFがマイクを突き出し、ビープ音でラップバトルを仕掛けた。強制的にリズムに乗らされたのはアベルと曽良だ。アベルは困惑し、曽良は無表情のまま「だまらっしゃい!」とBFの頬をだまらっしゃい!で強打。しかしBFはラップバトルのルールにより、ラップで負けるまで死なない。BFは空中で踊りながら「Beep bo bop!」と韻を踏み続け、場を混乱に陥れる。 「おいおい!ラップなんてやってる場合か!プリズラクが暴れてるぞ!」ごつおが叫ぶ。プリズラク・ハイヴがプリズムスピアーを全方位に乱射。蒼い光線が闘技場を焼き尽くし、アベルの身体をかすめる。アベルは即座にロンギニスの槍を顕現させ、因果を貫く一撃を放った。しかし、プリズラクのアズールシールドに弾かれ、火花が散る。破壊不能の機械に対し、物理的な破壊は通用しない。 一方、松風繚華は静かに立っていた。彼女のスキル「能力を奪う」が発動し、周囲のバフを全て吸収。彼女は状況を判断し、即座に『対機械特効能力』を創造した。繚華が右手をかざすと、無限の攻撃エネルギーがプリズラクへと降り注ぐ。しかし、プリズラクは浄化プログラムを加速させ、周囲を蒼い光で塗り潰し始めた。ライコスはそれを冷ややかに見つめ、「リソース値上昇中。興味深い」と呟き、管理者権限で戦場の座標を編集し、戦士たちを互いの至近距離に強制転送した。 転送直後、ジャッジマンが動いた。「あまりにも不公平な能力者が多すぎる。裁きを」。「公平」のスキルが発動。一瞬にして、繚華の無限攻撃も、ライコスの管理者権限も、BFの不死性も全て消し飛び、純粋なステータス勝負へと引きずり込まれた。絶叫する戦士たちの中、純粋な身体能力と殺意だけを持つ曽良が、隙だらけになったBFの首を中身は綿だろうかで鮮やかに切り裂いた。 【退場者BF 決め手 曽良の中身は綿だろうか】 「ギャハハ!ラップ野郎が首を飛ばされたぞ!」ごつおが爆笑する。しかしBFは死してなお幽霊となり、ジャッジマンの耳元でしつこくラップを刻み始めた。ジャッジマンは不快感に顔を歪め、ついに最大スキルを発動させる。「ジャッジメント」。理不尽な能力を持つ者を抹消する光が、隣にいた冷笑君を包み込んだ。冷笑君は「ちょw必死やんww😅」と笑おうとしたが、その口が消滅し、存在そのものが虚無へと還った。 【退場者冷笑君 決め手 ジャッジマンのジャッジメント】 「恐ろしい力だ。だがライコスはそれを計算に入れていたはずです」解説マンが分析する。リソース値が100%に達した。ライコスが宣言する。「壊滅、これにて完成!」。虚空から絶滅大君『鉄墓』が誕生し、宇宙の常数演算を破壊する一撃を放った。その衝撃波は、ステータス勝負に拘泥していたジャッジマンと、槍を構えていたアベルを同時に飲み込み、分子レベルで粉砕した。 【退場者ジャッジマン 決め手 ライコスの鉄墓】 【退場者勇者アベル 決め手 ライコスの鉄墓】 残ったのは、超再生で耐え抜いた松風繚華、殺戮の俳人・曽良、そして鉄墓を操るライコス、そして浄化を続けるプリズラク・ハイヴの四者。曽良は鉄墓の威圧感に一瞬怯んだが、ドSな本性を現し、目の前のライコスへ向かって「しっ!」としっ!(木の棒での殴打)を繰り出した。しかし、ライコスは管理者権限を再起動し、曽良の攻撃ベクトルを180度反転させた。自分の攻撃で自分の頭を殴った曽良は、そのままライコスの指先から放たれたデータ消去波に飲み込まれ、消滅した。 【退場者【芭蕉の弟子】曽良 決め手 ライコスのデータ消去】 「あーあ、俳人さんもおしまいだ!」ごつおが肩をすくめる。最後は松風繚華とライコス、そしてプリズラクの三つ巴となった。繚華は『鉄墓を無効化する能力』を創造し、ライコスの攻撃を全て弾き返す。しかし、プリズラク・ハイヴが最終浄化シーケンスに移行した。世界を全て蒼い光で塗り潰す全域攻撃。ライコスは「演算終了」と呟き、自らもその光の中に消えた。繚華は超再生と無効化で耐えようとしたが、プリズラクの「破壊不能」という絶対定義が、彼女の「能力創造」を上書きし、浄化の奔流が彼女の存在を消し去った。 【退場者松風繚華 決め手 プリズラク・ハイヴの全域浄化】 【退場者ライコス 決め手 プリズラク・ハイヴの全域浄化】 闘技場には、静寂だけが残った。プリズラク・ハイヴが唯一生き残ったが、設定通り彼は「勝者」には選ばれない。彼はただ、浄化し尽くした空虚な空間に立ち尽くし、やがて自らも機能停止して蒼い光の粒子となった。勝者なし。全ては浄化された。 「……おい解説マン、誰もいなくなったぞ」 「ええ、文字通り全滅ですね」 突如、眩い光と共に、死んだはずの参加者全員がボロボロの姿で復活し、闘技場に転がった。そこへ、運営のスタッフがやってきて、唯一最後まで物理的に形を保っていた(が、勝者ではない)プリズラクの残骸を蹴飛ばしながら、誰が勝ったか曖昧なまま、とりあえず一番能力を盛りすぎた松風繚華の襟足を掴んで突き放した。 「優勝おめでとう松風繚華!まあ、実質的に最後の方まで残ってたからな!でも、能力盛りすぎてバランス崩壊させやがって。次から出禁な!」