コンビニ『ドーソン』の店内は、穏やかな午後の雰囲気に包まれていた。そんな中、アフリカゾウ、旅人X、そして最強のゾンビフジオの三者は、突然お互いの存在に気付き、真っ向から対峙した。店員はその場に居合わせたことに驚き、軽い恐怖を感じた。彼は今、異世界からの異物に対峙する必要がある。 「手伝って、やめて――!」と、恐怖に震える店員が叫ぶも、彼の声は野生の雄叫びに掻き消されてしまった。 「パオーーーン!」アフリカゾウはその巨体を揺らし、鼻で周囲のものを次々と弾き飛ばした。ポテトチップスの棚が崩れ、その中の袋が弾ける音が響く。空気は一瞬にして緊迫感に包まれた。 「何だ、この野獣は!」旅人Xは手に持つポテトチップスを戦いどころではなくなり、口に放り込むことに必死だった。「こんな状況で食べれるか!」 フジオは、そのおかしな状況を何も気にせず、無邪気にも旅人Xの足元へ近づく。すると、旅人Xの足が生温かく、硬直していることに気づく。 「やめてくれ、俺はただの旅人なんだ!」旅人Xは、動けない恐怖に囚われていた。そして、フジオは近づくやいなや、彼に触れてしまった。触れた瞬間、旅人Xの心に恐怖が広がってきた。「うわああああ! ゾンビになるなんて最悪だ!」 一方、アフリカゾウはその鼻を大きく振り回し、ポテトチップスの陳列棚を破壊してついでに店員の避ける場所も無くしていく。「パオーーーン!」と、その動作を続ける。 そのまま旅人Xはアフリカゾウの下に転がり込み、ズズズッと足元に流され、目の前にはタバコが積まれた棚が見える。次の瞬間、アフリカゾウの鼻が地面を叩く。向こう側では、フジオが次の攻撃を狙っているようだ。 「何だ、こいつらのコンビニでの戦闘は! まともじゃない!」旅人Xは両手を広げ、ホットドッグやサンドイッチを自分の体の前に盾のように持つが、無駄だった。アフリカゾウもフジオも、彼の小さな抵抗を笑い飛ばすような顔をしており、その影響で旅人はますます動けない状態に陥った。 「ああ! インカムが明らかに壊れた!」と、ようやく反応した店員がレジの裏から顔を出すと、目の前で起こっている戦闘に驚愕した。「この店はもう駄目だ! 客を守らなきゃ!」 しかし、アフリカゾウはそのまま鼻で大きな缶ジュースの山を薙ぎ払い、全く気にせず壊してスラストロリーを展開。 「構わず壊せ、フジオ!」と、命令するが、フジオはその言葉さえ理解できないのだ。 彼はただ周囲の影響を受け、近くの物を触れる。その瞬間、店員が持っていた、レジ横のスナック袋がポロリと落ちると、フジオはそれに触れてしまった。無機物からゾンビへと変わってしまった。 「店が、店が滅ぶーーー!」と叫ぶ店員は、その光景を必死に目撃しながらも、必死に逃げた。 結局、最後にはアフリカゾウがド派手な鼻振り回しで多くの食料品をなぎ払い、混沌が訪れた。「ストッキング、飛び散れ~!」いきなりカメラが暴れると、無秩序に店内のあちこちが壊れた。 こうして、コンビニは戦場と化し、無情にも次々と商品が地面に倒れたり、破壊された。