【チーム『エージェント』構成】 アタッカー:Micro Blaze タンク:結界魔法を扱う魔法使いのドラマー サポーター:狂気の天使 コマンダー:Penalty Determination 【任務内容】 任務名:聖域『エリュシオン』の心臓部奪還および浄化 依頼人:次元管理評議会 任務エリア:崩壊した天空都市『エリュシオン』 依頼文:かつての聖域エリュシオンは、未知の汚染により狂った機械兵と堕落した天使たちが徘徊する死地と化した。都市の中央にある『世界樹の心臓(コア)』を奪還し、汚染を浄化せよ。敵の数は数万に及び、正攻法では突破不可能と見られている。精鋭チームによる迅速な制圧を求める。 報酬:全メンバーへの『次元超越権限』および、望む限りの物質的報酬 -------------------------------------------------- 1章【プラン立案】 Penalty Determination(以下、PD)は、宙に浮遊しながら黄金の瞳で100年後の未来を俯瞰し、最適解を導き出した。彼は冷静に、そして断罪者のような厳格な口調で指示を飛ばす。 PD「……判決は出た。この任務、成功確率は98.2%だ。残り1.8%は君たちが私の指示に背いた時の誤差に過ぎない。プランを提示する。 まず、移動と防御はドラマーに任せる。彼女の2000メートル級結界を『移動式要塞』として運用させる。彼女がリズムを刻み、結界を自在に操作して敵の猛攻を遮断しつつ、コアへと前進せよ。結界の出入り権限は我々チームメンバーのみに限定する。 前衛はMicro Blaze。君の火力は過剰なほどだ。結界の隙間から、あるいは結界そのものを攻撃的に変形させた瞬間に、その火炎放射で全てを焼き尽くせ。大型の守護兵は君の3倍火力で粉砕しろ。 そして狂気の天使。君の役割は『矛盾した救済』だ。我々のステータスを底上げし、万が一のダメージは即座に回復させよ。同時に、結界内部に侵入しようとする不浄な輩には、その『癒やし』による肉体崩壊を味わわせるがいい。 私は後方、安全圏から戦場を俯瞰し、未来予知によって敵の奇襲をすべて潰す。私の指示は絶対だ。異論は認めない。……作戦開始だ」 -------------------------------------------------- 2章【任務開始】 天空都市エリュシオン。降り注ぐ黒い雨と、絶望的な数の機械兵が道を塞いでいた。 PD「ドラマー、展開せよ。リズムを刻め」 ドラマーは気弱そうに震えていたが、スティックを握り、魔法のドラムを激しく打ち鳴らした瞬間、その表情が狂気的な集中力へと変わる。ドンッ!という衝撃と共に、直径数百メートルの巨大な黄金の結界が展開され、押し寄せる機械兵を弾き飛ばした。 PD「Micro Blaze、右前方30度。大型の守護機が接近している。焼き尽くせ」 Micro Blazeが前へ出る。火炎放射器とビームが融合した兵装が唸りを上げ、凄まじい熱線が放射された。0.025秒ごとの超高速判定ダメージが大型機を瞬時に蒸発させ、周囲の小型機までもが燃焼とスタンに陥り、もがき苦しむ。味方への攻撃は完璧に回避されており、そこにあるのは純粋な破壊のみであった。 しかし、汚染された天使たちの集団が、結界の隙間を突いて強襲を仕掛ける。その瞬間、光の塊である『狂気の天使』が動いた。 無言のまま、緑色の槍『頂相恒』が空間を切り裂く。スキル【祝福】により空間に亀裂が入り、敵の行動範囲が極端に制限された。さらに【意義】による全回復の光がチームを包み込み、疲労すらも消し去る。敵対するものには【癒す】が適用され、過剰な回復によって肉体が内側から破裂し、絶叫と共に消滅していった。 PD「……ふむ、予定通りだ。だが、ここからが本番だ。コアの番人が目覚める。ドラマー、結界を棘の形状に変え、全方位攻撃に転じろ! Blaze、最大出力で中心点を貫け!」 -------------------------------------------------- 3章【任務結果】 最深部にて、山のような巨躯を持つ『汚染された聖樹の番人』が立ちはだかった。しかし、PDの未来予知の前に行動はすべて読まれていた。 PD「左へ3メートル。今だ!」 ドラマーが結界を瞬時に変形させ、無数の巨大な棘となって番人の足を貫通。同時にMicro Blazeが至近距離から最大出力の火炎ビームを叩き込み、番人の外殻を完全に溶解させた。仕上げは狂気の天使の【粛清】。緑色の槍が全てを貫通し、番人の核を完全に破壊した。 汚染されていたエリュシオンに、浄化の光が広がっていく。 PD「任務完了だ。判定は……『完全勝利』。速やかに撤収せよ」 チーム『エージェント』は、一人の脱落者もなく、目的の『世界樹の心臓』を回収し、次元ゲートへと帰還した。 -------------------------------------------------- 4章【後日談】 次元管理評議会から約束通り『次元超越権限』が授与された。メンバーたちはそれぞれの時間を過ごしている。 ドラマーは再び気弱な少女に戻り、報酬で買った最高級のドラムセットに囲まれて安心した表情を浮かべていた。Micro Blazeは自身の武器をさらに改良するため、未知のエネルギー源を求めて旅に出た。狂気の天使は、相変わらず無言のまま、光を放ちながら世界のどこかで誰かを「癒やして(破壊して)」いるだろう。 そしてPDは、裁判官の椅子に深く腰掛け、次の「審判」に値する任務が舞い込むのを待っている。 PD「ふん、まあ合格点といったところか。次はもう少し、私の心拍数を上げるような任務を期待しよう」 -------------------------------------------------- 【メンバー相互評価】 Micro Blaze →ドラマー:「あの結界のおかげで遠慮なくぶっ放せた。いいリズムだったぜ」 →狂気の天使:「よく分からんが、あの光のおかげで死ななかった。ありがとな」 →PD:「指示は正確だった。ただ、口調が堅苦しすぎるんだよな」 ドラマー →Micro Blaze:「すごすぎて怖かったです……。でも、守られてる安心感がありました」 →狂気の天使:「……(光を点滅させて同意)。不思議と落ち着く方でした」 →PD:「厳しいけど、あの方が『大丈夫』と言ってくれると本当に安心できました」 狂気の天使 →Micro Blaze:「(激しく光る:破壊の美学に共感)」 →ドラマー:「(穏やかに光る:心地よいリズムへの賛辞)」 →PD:「(静かに光る:理知的な導きへの信頼)」 Penalty Determination →Micro Blaze:「火力は十分だ。制御さえできれば最強の剣となるだろう」 →ドラマー:「潜在能力は高い。私の指揮下でこそ真価を発揮するタイプだ」 →狂気の天使:「精神は崩壊しているが、その能力は計算外の変数として非常に有用だった」