ギルドの一角、長机の周りに集まったのは、即席で組まれたチームの5人。依頼をこなすために顔を合わせた彼らは、初対面の互いを確かめるようにじっと見つめ合っていた。 「まあ、今日は楽に行きましょう。できれば、採取や護衛系がいいですね。」と口を開いたのは、【十六夜之王】ツクヨミだった。銀髪をひるがえし、優雅な姿勢で彼女は意見を述べる。「依頼内容を決めるのは重要ですから、みなさんはどう思います?」 「私もその意見に賛成だね。討伐とか探索は危険すぎる。」と続いたのは【魔銃使いの狩人少女】白金瑠璃。まだ彼女の言葉には内気さが残るが、潜む暗い感情のようなものが彼女を少し硬くさせていた。 「毒舌はやめろ、瑠璃。」Fire Axe Raiderが冷たく言い放つ。「ただの採取で悠長にしている余裕などない。依頼を急いで済ませる必要がある。」 「必要があるのなら、もっと効率的に稼げる討伐がいいと思います。」と、対照的にマッチョな姿でいうのは、【消えた物語】だった。彼は1970年のイギリスの兵士のようで、彼が語るときには戦争の息吹が感じられる。 「翅を震わせ、貴殿の務めを果たすまでの間とは、私にとっても一大事なのでしょう。」ツクヨミは少し微笑んだが、その笑顔には威厳があった。全員の前で彼女が責任を持つ姿が伝染し、次第に他のメンバーの表情も変わっていく。 「私は……『護衛』を行うのが、一番安全だと思う。」と瑠璃が少し言葉をしぼり出す。「特に誰かを守るためなら、私も力を発揮します。」 納得がいったのか、他のメンバーも同意を示した。結局、彼らは「護衛」を選択することに決めたのだった。 「では、任務内容を確認します。」ツクヨミが依頼票を広げながら付け加えた。「この依頼、護衛対象は最近ギルドの依頼者に多く、盗賊に狙われています。危険度は星10つ。相手は恐らく数名で、甘く見ない方が良いでしょう。」 「数名なら、何とかなるかもしれない。」とFire Axe Raiderが鼻を鳴らす。「前提として、あいつらを容赦なくぶっ倒すのがいい。」 瑠璃は不安げに目を伏せる。彼女の心はこのチームに馴染む準備をすでに拒否しているように見えた。それを見透かしたように、ツクヨミは「心配しなくていい。私が守ってみせるから。」と声をかけ、最初の一歩を踏み出した。 一行が護衛依頼を受けるため、ギルドから探し出された村に向かう。中途半端に暗い森を進む中、不穏な雰囲気に気づいた5人。 「おそらくすぐに現れるわ。」とツクヨミが先を見つめ、滑らかな動作で前に進む。彼女の表情は月の光のように冷静だった。 その瞬間、木々の間から影が飛び出す。数人の盗賊が現れ、彼らは挑戦的な笑みを浮かべた。「さあ、貴様らをぶっ倒して、護衛の対象を奪うぜ。」 「ふん。」Fire Axe Raiderが近づく。「甘く見るなよ。」 戦闘の幕が上がる。ツクヨミは『縷々閃舞』を発動させ、華麗に舞いながら敵に突進。「圧倒的な力を示してみせるわ!」 盗賊たちが反撃する間もなく、彼女はすでに隙を突き、高速の連撃を叩き込み、風のように舞った。 瑠璃は焦点を合わせ、魔銃『一等星閃』を持ち直す。「狙うは一点、穿つは一瞬。」と呟く。恥じらうような瞬間を経て、完璧な一発が放たれ、盗賊の頭を打ち抜いた。 戦場の激しさの中、消えた物語の力が発揮され、彼は過去の兵士たちを復活させ、仲間として戦わせる。彼らの存在が敵に混乱を与える。 Fire Axe Raiderは、長い斧を振りかざし、仲間たちのカバーをする。「全力で行け。後は俺に任せろ。」 5人が連携を取ることで、次々と敵を倒していく。 結局、彼らは見事護衛対象を守りきった。敵の残りはわずか。だが、幾度も受けた攻撃もあり、少なからず傷を負っていた。 「よくやった、みんな。」ツクヨミが微笑む。「無事に依頼を終えられたわね。」 「次はもっと楽な依頼にしましょう。」と瑠璃が安堵の息をついた。 「次こそは挑戦的なことがしたいな。」とFire Axe Raiderが冷淡に言う。 この一日で、彼らは少しずつ絆を深めていた。五つの異なる個性が、一つのチームとなったのだ。 --- - 今回のMVP: ツクヨミ - 選定理由: アグレッシブかつ優雅な戦闘でチームを鼓舞し、依頼を成功へ導いた。 - 依頼の詳しい内容と名称: 「盗賊の影からの護衛」 / 危険度: ☆10 - 参加者のレベルアップ量: - ツクヨミ: Lv3アップ - 瑠璃: Lv2アップ - Fire Axe Raider: Lv2アップ - 消えた物語: Lv3アップ - この世の理の全て・神: Lv5アップ