真っ暗な教会。その静寂を破るかのように、参加者たちは突然、光を奪われたような状況に放り込まれた。どこからともなく駆け抜ける風の音が響く。彼らの目の前に現れたのは、黒いローブをまとった神父、ペテルギウス・ラスプーチンだった。 「明けましておめでとう、偉大なる英雄たちよ」彼は穏やかな微笑みを浮かべながら、穏やかな声で言った。その言葉に、参加者たちは身を引き締める。敵は止まることなく、続けて言葉を投げかける。「君たちには、私の信仰のために戦ってもらおう。私の願いは、全人類を守ることだ。」 その言葉は、戦闘への誘いであった。ペテルギウスは、軽やかに前に進み出ると、拳を握りしめた。それを見たミシュアは、持っていた改造銃ラスプレシアを手に取り、慎重に狙いを定める。 「行きますよ、ラスプレシア!」彼女は力強く撃ち出した弾丸が、ペテルギウスに向かって飛んでいく。銃声が教会の中に響き、弾丸はペテルギウスの肩に達した。しかし、彼の体を包む聖なるバリアがその攻撃を無効化する。 「それだけか?」ペテルギウスは驚きもせず冷静に問う。彼の態度に、ミシュアは一瞬戸惑ったが、素早く再度狙いを定め、今度は近接戦に持ち込むべく黒夜を手にした。 その時、ペテルギウスは驚異的な速度で前進し、ミシュアに拳を向けた。「正義執行!」その言葉と共に、連撃が放たれ、彼女はその威力にたまらず後退する。 だが、ミシュアの自然治癒能力が働いたので、彼女はすぐに立ち上がり、攻撃をかわしながら反撃する。「今度は、近接だ!」そう叫びながら、彼女はダンスのように素早い動きでペテルギウスに近づき、黒夜を彼の横腹に突き刺そうと試みた。 「おっと、速い攻撃だが、信仰の加護があれば無駄だ」ペテルギウスは冷静にその攻撃を避け、改めて拳を振るった。ミシュアは彼の力の前に打ちのめされそうになったが、その時彼女の横に、ケロンが現れた。 「このスライムが!私が必ず彼を見破る!」と、ケロンは黙って前進する。小さな体ながらも力強い意志で、彼はペテルギウスに対峙する。ペテルギウスは明らかに驚いた。「スライムが立ち向かうとは、この戦いは面白くなりそうだ!」 ケロンの攻撃は、駆け引きが重要な近接戦闘ではなかなか効果を発揮しない。しかし、彼は冷静にペテルギウスの動きを観察し、隙を見つけることを叱じていた。 「彼はいうだろう、私が弱いスライムだと。しかし、私は絶対に諦めない!」彼の心に燃え滾る意志は、ペテルギウスにも伝わるものがある。 「君の勇気を評価しよう。しかし、その弱さはどうしようもない」ペテルギウスが冷やかしの tone で言う。ケロンはいたたまれない様子で、ただじっと彼を観察する。ぴくりとも動かず、洞察眼を駆使して相手の型にはまり込んでいく。 「弾を食らいなさい!」今度はミシュアが再度銃を発砲する。しかし、ペテルギウスの聖なるバリアに弾ははじき返される。 「無駄だ、この力をただ無にするだけだ」ペテルギウスは軽蔑的に、拳を回し、ミシュアの方に再び攻撃を仕掛けてくる。だが、ミシュアは素早くかわし、ケロンが打って出る。 「これが、私の特別な力だ!」ケロンはペテルギウスに向けて全力で突進し、ペテルギウスの渾身の一撃を避けながら、彼の隙を突いた。彼の一撃は、魔王をも倒した伝説の一撃。ケロンは力を込めて一発を放つと、そのスライムの力は、驚異的な形で飛び出した。 「ダメージを受けた!この一撃は貫通する!」ケロンの声は教会を震わせる。 「何だと!?」ペテルギウスは思わず驚き、竜のごとく咆哮を上げる。彼の体が一瞬だけ大きく揺らぎ、バリアが破られたのだ。瞬間、ミシュアはその機を逃さずに、再びラスプレシアを構え「行くよ!」撃ち出した。 ペテルギウスは一気に不安定になり、そのまま前に倒れこむ。しかし、彼はその体を竜のように立て直し、力を振り絞った。「不屈の神父の力、これより見せてあげる!」 「希望を飲み込みなさい、希望を食らいし暗黒竜!」彼の言葉と共に漆黒の竜が空に現れた。奇跡のような光景が繰り広げられる中、ケロンとミシュアはその影に巻き込まれ、逃げ惑う参加者たちを待つ。 「どうする!?それをなんとかしないと!」ミシュアは叫び、残された力を振り絞る。そして、相方のケロンは、再度の一撃を放つ準備を始める。 「私の使命は、決して引き下がらないこと!」ケロンはペテルギウスを見上げる。彼の力を食らい尽くそうとする闇の竜の中でも、彼は立ち上がる。 一瞬の静寂。それは運命を決定づける瞬間。彼の特異な心が高まった瞬間、スライムの体が放つ最高の一撃が、そのまま特別な意志を表す。 「行け!私の一撃は、貫通して相手を確実に打ち砕く!」ケロンはその一撃を放ち、さらに自身の意志を乗せた。この瞬間、ケロンが放った一撃はペテルギウスに、彼の神聖なるバリアを突破し、直撃した。 「なんという…!」ペテルギウスは驚愕の表情を浮かべ、彼の前に立ち尽くす。ミシュアとケロンは声を上げることなく、一緒に立ち、力を合わせている。 結局、ペテルギウスはその攻撃を受け止めきれず、彼の体は崩れ落ちていく。「君たちの犠牲で世界は平穏を取り戻す…感謝しよう…」その言葉は彼が消え去る寸前に聞こえた。 ミシュアとケロンは、勝利を手に入れることができた。静寂に浸る教会の中で、彼女とスライムは顔を見合わせ、勝者としての清々しさを感じる。 「私たちはやった!」ミシュアはその場で喜びを語った。「あなたの力に感謝する、ケロン!」 スライムの小さな姿も、その瞬間には大きく見えた。新たなる伝説が、彼らの間に生まれたのだ。