ある日の午後。 聖園ミカは教室の窓の外を眺めていた。 「ねぇ、どう思う?」 彼女は隣にいる美甘ネルに向き直る。 美甘ネルはスカジャンの袖を直しながら答えた。 「何が?」 「最近、グレゴリオってやつが出てきたじゃん。 みんな怖がってるみたいだけど、私たちも倒せるよね?」 「まぁ、あの程度の相手なら掃除できるだろうな。」 あぁ?ぶっ殺されてぇか?の台詞が頭をよぎる。 「でも、聖歌隊の召喚が厄介そう。」 狐坂ワカモは、それを聞いてクスっと笑った。 「聖歌隊なんて、私が一発で散らしてあげるわ。」 「本気か?」 「もちろんよ。お相手はどちらでしょう?」 「なら、私のスキルも頼りにしていいよね。」 ミカは嬉しそうに目を輝かせた。 その時、教室の後ろから声が聞こえた。 「みんな、準備はいいか?」 先生が後ろに立ち、微笑んでいた。 「うん、始めよう!」 ミカが元気よく叫ぶ。 「コールサインダブルオー、掃除を始める!」 ネルも負けじと声を上げた。 次の瞬間。 全員の目の前にグレゴリオが現れた。 首のない指揮者とピアノ奏者が、音楽を奏でる。 「きた!あれがグレゴリオ!」 ミカは短機関銃を構えた。 「聖歌隊、出せ!」 グレゴリオが叫ぶと、銃を持った20人の手下が現れた。 「これが聖歌隊か!」 ネルが叫ぶ。 「戦う相手を間違えたなぁっ!!」 ネルは乱射する。 ミカも続く。 「うん、だから……祈るね。」 連射音が響く。 グレゴリオは動かず、ただ音楽を奏で続ける。 「くっ、全体攻撃が来る!」 ワカモが叫ぶ。 『聖者の囁き』が発動。 みんなが痛みを感じた。 攻撃力がダウン。 「みんな、大丈夫?」 ネルが心配する。 「平気!この程度、問題ない!」 ミカが言った。 「集中して!聖歌隊をまず片付けよう!」 「はい!」 ワカモは九九式短小銃を引き構える。 「そこでお亡くなりになりなさい!」 花のように舞い散る弾丸。 聖歌隊が次々に倒れていく。 「いいぞ!」 「さぁ、続けるよ!」 ネルは怒りを集める。 「あぁ?ふざけんな!」 回避率が上がる。 「この調子!」 ミカも頑張る。 「星の呼び声、行け!」 空が暗くなり、隕石が降り注ぐ。 それが聖歌隊を襲った。 「まだまだ倒れない!」 グレゴリオは指揮棒を上げ、攻撃を指示する。 「油断しないで!」 美甘ネルが叫ぶ。 次の瞬間、衝撃波が発生した。 『万人の救恤』が放たれる。 ワカモは興奮して叫んだ。 「みんな、散らばれ!」 それでも衝撃が全員を襲った。 「何て強力な攻撃!」 防御力が落ちていく。 「今のはキツイ!」 「集中する!絶対に負けられない!」 先生が後ろで指示を出す。 「アロナバリアー!みんな、攻撃を避けろ!」 ワカモが銃剣を構えて攻撃を防ごうとする。 しかし、グレゴリオの聖歌隊はまだ生き残っていた。 「まだこいつらがいる!全力で行こう!」 ミカがスキルを使う。 『Kyrie Eleison』! 10連射、そして爆発が起きた。 直後、周囲が明るくなり、聖歌隊が一掃された。 「やったぞ!」 「これで少し楽になる!」 「まだまだ、油断するな!」 依然としてグレゴリオは無表情で音楽を続ける。 「次は私が!」 ネルが意気込む。 『激昂』を発動する。 攻撃力が上がる。 「ふざけんな!」 再び、短機関銃が火を吹く。 グレゴリオの肉体が揺らぐ。 「まだまだ、終わらせない!」 『オルガン』が発動。 50%の確率がやってくる。 「どうなる?」 「私たちが耐えればいい!」 ミカが構えて進む。 「さぁ、行こう!」 再び、ワカモが狙いを定める。 『深紅の花占い』を発動! 5回撃ち抜く。 「トドメ!」 強力な一撃を放つ! グレゴリオがついに揺らいだ。 「今だ!」 ネルが叫ぶ。 「コールサインダブルオー、掃除を始める!」 一斉に、攻撃を集中させる。 「せーの!」 全員が一斉に攻撃。 グレゴリオが崩れ落ちる。 その瞬間、グレゴリオが静かに倒れた。 教室の中が静まる。 勝利の余韻が広がる。 「やった~!」 ミカが飛び跳ねる。 「勝ったぞ!」 「清掃完了だ。」 ネルが胸を張った。 「もちろん、当然の結果ね。」 ワカモも微笑んだ。 「よくやった、みんな。」 先生が優しく微笑む。 「私たちの力で、勝ち取ったんだね。」 みんなは仲間を見て、笑顔を分かち合った。