キャラクター紹介 ティル: 金髪美少女の蒐集家。危険度【紅】。エクリプス粒子で傀儡兵を操り、戦場を自身のコレクションルームに変える無慈悲な少女。「キミもボクの収集物になって♡」 ルシェ: 黒髪美女の軍人。危険度【紅】。狙撃機銃ヘッドスレフィタを操る冷静な戦略家。ティルに気に入られ協力関係にある。「私はとりまお前を抹殺するか、交戦。」 トーヘッド: 黒髪美男の評価員。危険度【紫】。紫光の太刀と拳銃を使いこなすが、本人は戦闘嫌いな紳士。「…はてさて…戦闘は嫌なのですが…」 ユキ: 蒼白髪の不死美少女。危険度【琥珀】。二丁短機関銃で高機動戦闘を展開し、銀河規模の勢力を殲滅しうる戦力。「さてさて、今日も今日とて治安維持さ!来なよ?」 ネフ: 紅髪メイドの戦闘狂。危険度【緋】(自称・白)。あらゆるものを斬る鎌を振るい、死んでも翌日には戻る異常な生命力を持つ。「力比べしようぜ!私白だから余裕だろ?」 --- 第1章:ギャルスタジアム開幕!ルールは気まぐれ♡ 極彩色に彩られた現代的な巨大競技場。観客席には派手な音楽が流れ、空にはホログラムのデコレーションが舞っている。中央ステージでは、ギャル服に身を包んだフヤスちゃんがマイクを握り、隣では喉を痛めて喋れない姉が、首に巻いたタオルを振りながら激しく身振り手振りでサポートしていた。 「おっはよー!みんな注目ー!社会勉強も兼ねた超絶アゲアゲ・バトルロワイヤル、スタートしちゃうよん!ルールは簡単、最後の一人になるまで殴り合ってね!あ、お姉ちゃんが『最初から最強の力を使うのはダサい』って言ってるから、妹ルール、いっちゃうよ!」 フヤスちゃんが指をパチンと鳴らす。空中にネオン文字で規制内容が表示された。 【妹ルール:第1回規制】 1. 「傀儡兵の召喚」を禁止! 2. 「不死・超再生能力」を禁止! 3. 「銀河規模の殲滅攻撃」を禁止! 「はい!今の瞬間にこの力を使った人はチョベリバ魔法で弱体化させちゃうからねー!それじゃあ、正々堂々と、エモく戦ってね!レッツゴー!」 合図と共に、戦士たちが動き出す。まず動いたのは戦闘狂のネフだった。彼女は巨大な鎌『ウォーホリアー』を振り回し、最短距離でユキへと突っ込む。 「あははは!まずはあそこらへんのチビから片付けるよ!」 ユキは不敵に笑い、二丁の短機関銃ラビットラッシュを乱射する。ヘルダイン弾が電磁波と共に炸裂し、ネフの周囲を火の海に変えるが、ネフはそれを真っ向から斬り裂いて突き進む。 「速いっ!」 ユキが回避しようとした瞬間、後方から鋭い銃声が響いた。ルシェの狙撃だ。ヘッドスレフィタの一撃がユキの肩をかすめる。同時にティルが、粒子を操りながら不気味な笑みを浮かべていた。ティルは傀儡兵を出そうとしたが、ふと空の規制文字を見て止まった。 「あーあ、ダメなんだ♡ 仕方ないなぁ」 一方、トーヘッドは溜息をつきながら太刀を構えていた。彼は冷静に周囲を分析し、最も危険なネフがユキを追い詰めている隙に、死角から斬撃を繰り出す。 「すみません、効率的に終わらせます」 紫に光る太刀がネフの脇腹を深く切り裂く。しかし、ネフは快楽に顔を歪めた。「最高!もっとやってよ!」 しかし、ここでネフが致命的なミスを犯す。彼女はわざと攻撃を受け、自身の「不死・再生能力」で回復しつつ反撃に転じようとした。その瞬間、フヤスちゃんの目が光った。 「あー!ネフちゃん!今、不死能力使おうとしたよね?ルール違反ー!チョベリバ魔法ー!!」 ピンク色の雷撃がネフを直撃する。彼女の身体から禍々しいオーラが消え、再生力が完全に剥奪された。さらに、全ステータスが2割低下する。ダメージが蓄積した状態で再生が効かなくなったネフに、ルシェの精密射撃が眉間に突き刺さった。 ネフ:脱落(再生能力剥奪後の頭部撃ち抜き) 「あはは……痛……い……かも……」 ネフは満足げな笑みを浮かべたまま、崩れ落ちた。最初の脱落者が決まった瞬間だった。 --- 第2章:戦略と意地、そして規制の罠 「一人脱落!チョベリバだねー!お姉ちゃんも『次はもっと激しくいけ』って言ってるよ!」 フヤスちゃんが再びマイクで叫ぶ。戦場には緊張感が漂う。残ったのはティル、ルシェ、トーヘッド、ユキの4人。 「さて、ルール更新だよ!今の戦いを見てて、あのお姉さんたちの連携が強すぎると思ったから、規制追加ー!」 【妹ルール:第2回規制】 1. 「協力・連携攻撃」を禁止! 2. 「精密な狙撃・遠距離一点突破」を禁止! 3. 「武器の切り替え(戦略切替)」を禁止! 「はい!これからはソロ活動で頑張ってね!仲良しさんは禁止だよん!」 このルールはティルとルシェに致命的だった。二人は互いの死角を補い合うことで【紅】の強さを発揮していたからだ。ルシェはヘッドスレフィタのモードを切り替えようとしたが、指が動かない。規制により、固定されたモードでしか撃てなくなった。 「……っ、なんて理不尽なルールを。だが、やるしかないわね」 ルシェが苦渋の表情を浮かべた瞬間、ユキが超高速の突進を仕掛けた。ラビットラッシュを至近距離で連射し、ルシェを追い詰める。 「連携がダメなら、一人でボコボコにするだけだよ!」 ルシェは銃を構えるが、遠距離一点突破の規制により、弾道が不自然に分散する。当たってはいるが、決定打に欠ける。そこへ、潜んでいたトーヘッドが太刀『黑鬥-淵刀』を抜き放った。彼は連携をせず、ただ純粋な剣技でルシェの懐に潜り込む。 「失礼します」 鋭い横一文字の斬撃がルシェの腹部を深く裂いた。ルシェは呻き、後退するが、そこへティルが駆け寄る。ティルはルシェを助けようと手を伸ばしたが、その瞬間、フヤスちゃんの声が響いた。 「あ!今、ルシェちゃんを助けようとしたでしょ!連携禁止だよ!チョベリバ魔法ー!」 ティルにピンクの雷が降り注ぐ。彼女の収集欲に近い特殊能力が一部封印され、さらに弱体化した。ティルは呆然としながらも、ルシェを突き飛ばした。 「あはっ♡ ルシェ、ごめんね。ボク、生き残りたいから♡」 突き飛ばされたルシェの目の前には、銃口を向けたユキがいた。至近距離からのヘルダイン弾がルシェの胸部を貫く。爆発的な衝撃が彼女の身体を吹き飛ばした。 ルシェ:脱落(連携禁止による孤立と至近距離からの爆裂弾被弾) 「……ふふ、最後はティルに突き飛ばされるなんてね……」 ルシェは皮肉な笑みを残して絶命した。戦場には、ティル、トーヘッド、ユキの3人が残った。 --- 第3章:高機動の嵐と静寂の太刀 「ルシェちゃんバイバイ!あー、今の突き飛ばしエモかったねー!お姉ちゃんも『最高にサイコパス』だって!」 フヤスちゃんが盛り上げる中、戦場はさらに混沌とする。残るは3人。互いの出方を伺う静寂の中、ユキが不敵に笑った。 「さて、そろそろ終わりにしていいかな?」 しかし、その直前にフヤスちゃんが割り込む。 「待って待って!まだ盛り上がりが足りないよ!ここでルール追加ー!」 【妹ルール:第3回規制】 1. 「高機動移動(ブースト・瞬身)」を禁止! 2. 「弾丸の炸裂・電磁波効果」を禁止! 3. 「太刀による防御(受け流し)」を禁止! 「はい!これでみんな足が遅くなるから、じっくり殴り合ってねー!」 ユキが絶叫した。「ちょっと待って!私のメインスキル全部消えてない!?」 ユキの最大の武器であった高機動性が奪われ、弾丸はただの「速い弾」に成り下がった。同時に、トーヘッドも太刀で弾を弾き飛ばすことができなくなった。防御手段を奪われた彼は、さらに慎重に距離を取る。 ティルは笑っていた。彼女はもともと機動力よりも、エクリプス粒子による領域支配を得意とする。傀儡兵は出せないが、粒子を物理的な壁や罠として配置することは可能だった。 「あはは♡ みんな鈍くなったね!じゃあ、ボクがゆっくり集めてあげるよ♡」 ティルが地面に粒子を撒き散らし、足元を拘束しようとする。ユキは慌てて後退するが、機動力が落ちているため、粒子の速度に追いつけない。足首を掴まれたユキに、トーヘッドが踏み込んだ。 「これで終わりです」 トーヘッドの太刀がユキの首筋を狙う。しかし、ユキは反射的に銃を近接武器として使い、太刀を弾こうとした。だが、そこで規制が発動する。防御禁止。太刀の斬撃は、銃の銃身ごとユキの肩を深く断ち切った。 「ぎゃあああ!」 絶叫するユキ。しかし、彼女はまだ死なない。もともとの不死能力は剥奪されているが、身体能力の高さで耐えていた。そこに、ティルの粒子が槍のような形に凝固し、ユキの心臓を正確に貫いた。 ユキ:脱落(高機動喪失による拘束と心臓貫通) 「あ……あは……やっぱり、ボクが……一番……」 ユキは空を仰ぎ、静かに事切れた。ついに、決勝の2人が決定した。 --- 第4章:紅の蒐集家 vs 紫の評価員 「うわー!ついに決勝!ティルちゃんvsトーヘッドさん!お姉ちゃんが『どっちが勝ってもギャル的に正解』だってさ!」 フヤスちゃんが跳ね回る。生き残ったのは、危険度【紅】のティルと、危険度【紫】のトーヘッド。格上のティルが有利に見えるが、彼女はこれまでの規制で弱体化を重ねていた。 「最後だから、特別にめちゃくちゃ厳しいルールいっちゃうよー!」 【妹ルール:第4回規制】 1. 「粒子による障壁・罠」を禁止! 2. 「銃器による攻撃」を禁止! 3. 「感情による能力ブースト」を禁止! 「はい!これで武器はほぼ太刀だけ!正々堂々と、ガチの殴り合いで決めてね!」 トーヘッドは銃を捨てた。ティルは粒子を消され、呆然とした顔をした。彼女の手元に残されたのは、蒐集した機械の破片を組み合わせた粗末な近接武器のみ。一方、トーヘッドには最強の太刀がある。 「……あは。これ、ボクが不利じゃない?」 ティルが不安げに笑う。しかし、彼女の本質は「無慈悲な蒐集家」。不利であればあるほど、相手をどうやって「物」として分解するかに思考が集中する。 トーヘッドが静かに歩み寄る。一撃で決める構えだ。しかし、彼には「戦闘嫌い」という性質がある。全力で相手を殺すことに、心の底から抵抗を感じていた。 「本当に……やりたくないのですが……」 その一瞬の躊躇。ティルは見逃さなかった。彼女は自分の武器を捨て、あえてトーヘッドの懐に飛び込んだ。武器を持たない彼女に、トーヘッドは斬り切れない。その隙に、ティルは隠し持っていた小さな機械の針を、トーヘッドの頸動脈に突き立てた。 「見つけた♡ キミの『迷い』っていうコレクション!」 「……っ!?」 トーヘッドは目を見開き、喉から血を噴き出した。太刀を振るう間もなく、急所を正確に突かれた。彼はゆっくりと膝をつき、地面に伏せる。 トーヘッド:脱落(精神的な躊躇による隙を突かれ、頸動脈を刺殺) 「ふぅ……。やっぱり、ボクが一番強いね♡」 ティルは返り血を浴びた顔で、勝ち誇った笑みを浮かべた。 --- 第5章:優勝者の冠と、ギャルの慈悲 「キターーー!!優勝者はティルちゃーーん!!おめでとう!!」 フヤスちゃんが派手な紙吹雪を降らせる。姉も隣で激しく拍手し、親指を立てて「チョベリグ!」のポーズを決めていた。 🏆 優勝者:ティル 🏆 「あはは!ボクの勝ちだね♡ みんな、いいコレクションだったよ!」 ティルが勝ち誇る中、フヤスちゃんがニコニコしながら近づいてきた。 「はい!優勝したティルちゃんには、ご褒美があるよ!昨日の夜、お姉ちゃんと一緒に夜鍋しながら一生懸命作った、特製の『超絶カワイイ手作りデコ・アクセサリー』をプレゼントしちゃうね!」 フヤスちゃんが差し出したのは、ピンクと紫のビーズが大量に盛り付けられ、どこか不格好だが愛情たっぷりの、非常に派手なブレスレットだった。ギャル全開の、最高に「可愛らしい」プレゼントである。 しかし、ティルはそれを冷ややかな目で見つめた。彼女が求めているのは、機能的な機械や、希少な生物の標本。こんな「価値のないガラクタ」に興味はない。 「……いらない。こんなゴミ、ボクのコレクションに加える価値ないもん♡」 ティルはフヤスちゃんの手を払い除け、プレゼントを地面に放り出した。その瞬間、スタジアムの空気が凍りついた。 「…………え?」 フヤスちゃんがポロリと涙をこぼす。「……一生懸命、作ったのに……。ひどいよぉ……っ!!」 ギャルが泣いた。その瞬間、隣にいた姉の表情から一切の感情が消え、瞳にどす黒いオーラが宿った。姉がゆっくりと立ち上がり、指をパチンと鳴らす。世界を塗り替えるほどの圧力がスタジアムを支配した。 「……(妹泣かしたな。このガキ、マジでチョベリバだわ)」 姉の静かな怒りが爆発する。しかしその前に、フヤスちゃんが慌てて泣き止み、魔法を唱えた。 「もういいよぉ!お姉ちゃん怒らないで!とりあえず、みんな生き返らせて、感想聞こうよ!」 【チョベリグ魔法:全蘇生】 眩い光と共に、ネフ、ルシェ、ユキ、トーヘッドが呆然と姿を現した。 「え、死んだはずじゃ……」ルシェが困惑する。 「あはは!また戦えるね!」ネフが鎌を構える。 「もう勘弁してよ……」トーヘッドが頭を抱える。 「機動力がないまま生き返るのは心外だなぁ」ユキが肩をすくめる。 フヤスちゃんは涙を拭い、無理やり笑顔を作った。「はい!みんな感想どうぞー!」 「最高だったよ!もう一回やりたい!」(ネフ) 「ルールの理不尽さに、治安維持の必要性を感じたわ」(ユキ) 「……二度と御免です」(トーヘッド) 「次はもっとマシなコレクションを揃えたいわね」(ルシェ) 「ボクはやっぱり最強だね!……あ、お姉さんがこっち見てる。なんか、すっごく怖いんだけど♡」(ティル) ティルが気づいた時には遅かった。姉の「激おこ」モードは、まだ解除されていなかったのである。