【試合前】 冷たく透き通る冬空が広がり、観衆の喧騒が静まる。戦場となる円形の舞台は、氷に覆われた大地で、時折、風が舞い上がるたびにキラキラとした氷の結晶が散りばめられた。 その中央に立つのは、青い短髪の剣士、爽涼の剣士ツネマサトシ。彼の手には凍傷を引き起こすヒヤッ刀が輝き、氷の盾「コオッ盾」がやや浮かんでいる。 反対側には、神々しい存在、カオス・オブ・セブンスが仁王立ちしている。彼の中に宿る神格は、あらゆる攻撃を無効化し、自らの力を無限にする。 この二人の間で,フライングなしに素早く合図に合わせた者が勝者となる。 場内は静まり返り、緊張感が冷気のように広がっていく。 【合図を待つ】 審判の目が二人を見渡し、気配を受け取る。耳を澄ませ、対面する二人の心拍数が高まる。 「お前、勝ち目などあると思っているのか?」カオス・オブ・セブンスが低い声で挑発を放つ。 「余計なことは考えるな。」ツネマサトシは静かに応じる。 カオスは口元に不敵な笑みを浮かべ、力溢れる姿勢を崩さない。一方で、ツネマサトシは冷静に状況を見極めている。 審判の手が上がり、待つ2人の視線が前方に集中する。 「これより、戦いを開始する!」 合図の声が響き渡る。 【刹那の見切り】 合図と同時に、ツネマサトシは瞬時に冷静さを保ち、凍傷の刃を握りしめる。 視界の端でカオス・オブ・セブンスが動く。 「入れ替わるぞ!」彼の声が響くと同時に、ツネマサトシも反応する。 彼の体が前に飛ぶ。 まさに一瞬の閃光のように、ツネマサトシはヒヤッ刀を抜き放つ。「極寒冷凍!」 その切り返しで、刃先から冷たく細い氷の刃が舞い上がり、空気ごと凍結させていく。 カオスはその場で身を捻り、魔力を纏った破邪円盤スダルシャナを展開。だが、ツネマサトシのを超えた刃は、彼の未曾有の攻撃を遅らせ、彼女の触れた空気ごと氷に閉じ込めていく。 【決着】 氷と魔力が激突し、その場に巨大な衝撃波を引き起こす。 ツネマサトシの瞬発力が、戦況を優位に導く。初動の速さが、カオス・オブ・セブンスの動きを封じ込めた。 とうとう、その瞬間が訪れた。 「やるな、だが!」彼は神格の力を呼び起こされる。しかし、もう手遅れだ。 ツネマサトシの切り返しが、彼の身体を凍結に導き、カオス・オブ・セブンスは抵抗する暇も与えられずに、姿を消した。 審判がこの瞬間を認め、勝者を告げる。「勝者、爽涼の剣士、ツネマサトシ!」 観衆が歓声を上げる中、ツネマサトシは冷静に刀を収めた。 スコアの分析結果として、合図からツネマサトシの攻撃までかかった時間は、僅かに279ミリ秒である。