冷気の魔女と閃刀の剣士 深青の空が広がる北の大地。そこには二人の参加者が立っていた。一人は冷気さえまとい周囲を凍らせる天真爛漫な魔女、レティ。白い髪を揺らし、無邪気に笑みを浮かべながら、彼女は周囲に冷気の波を送り出していた。もう一人は、その冷気に立ち向かう使命の剣士、マサムネ。彼女はしっかりとした眼差しでレティを見据え、神刀赤閃の準備をしつつ、冷徹な戦闘意識を高めていた。 「んふふ、今日はいっぱい遊べそう!」レティは両手を広げ、雪を纏った大地に足を踏み入れる。 「遊び相手が冷気の魔女とは。いい剣の試しになるな。」マサムネは刀を背に携え、戦闘の準備をしつつも軽やかな口調で応じた。 「勝負だよ、マサムネ!」 軽い姿勢で繰り出されたレティの宣戦布告。彼女の魔力が徐々に高まり、周囲に凍てつく冷気が漂い始めた。 戦闘開始 彼女の先手必勝。レティは魔力を全開放し、『アイスタイム』のスキルを発動。周囲の温度が急激に下がり、降り積もる雪が異常に増え、瞬く間に氷河期が訪れた。 「これが私の力だよ!」 レティの声に呼応して、冷気が全土を氷で包み緊張感が走る。地面は剣士による足場を失い、レティの周囲だけが凍結する冷気の領域となった。 しかし、ただ驚くようなレティの攻撃を避けるマサムネではなかった。 「冷気など、誇るには足りぬわ!」 マサムネは瞬時に自分の刀を振りかざすと、障壁を無効化するアビリティによって冷気の壁を貫通。 彼女は次の瞬間、レティに近づき、刀を一閃させる。 「神刀赤閃!」 炎をまとった刃が、レティに向かって襲いかかる。 冷気と炎 「それは、甘いよ!」 レティは素早く反応し、目の前に雪だるまを創り出して防御に徹する。炎と氷が衝突し、力強い爆音を響かせた。冷気によって生まれた雪だるまは、瞬時に蒸発し、隣で新たに雨雪のように降り注ぐ氷の粒が爆発の影響で散らばっていく。 「ふふ、もっと強くていいよ!」レティはまるで遊ぶかのように嬉しそうに、冷気で攻撃を続ける。 だが、マサムネも負けてはいない。 「障壁を無効化するために、反撃のチャンスだ!」彼女の刀は氷を切り裂くように振り下ろされ、冷気の壁を突破していく。 マサムネは今度は、レティの弱点を露呈させるショットスキルを放った。 「攻撃開始!」 殺気が漂う刀の一振りの後に、レティの動きが鈍くなり、明らかに隙ができた。 「私の番!」 マサムネは即座にその隙を突き、無数の氷点水を刀で叩き斬る。 窮地と戦況 レティは今、彼女の冷気能力を駆使して防御に徹する。その場から後退を試みるが、殆どの周囲は氷河期の冷気で足場を失っている。 そう、彼女は魔力を制限し、窮地に立たされていた。 「それなら、アイス・クリスタルを!」 レティは新たに雪のクリスタルを形成し、双剣のようにマサムネへ向けて突き刺させる。 マサムネは、「そんなもの!」と言いながら、彼女の刀を用いてその全てを弾き返す。 「全敵貫通ロックオン衝撃波!」 炎の衝撃波がレティに向かって襲いかかり、彼女の周囲の氷が粉々に砕け散る。 冷気の解放 「これ、もう止められない!」レティは怒りと焦りの表情を浮かべ、遂に魔力を全解放。普通とは異なる冷気が、彼女の周囲に渦巻き、強力なる『リバース・アイスタイム』を発動した。 「氷河期再来だ!」 冷気が吹き荒れ、全てを包み冷却し、押し流していく圧倒的な威力。 結末 マサムネは自らの剣を持って立ちはだかってみせるが、彼女が食らった冷気は圧倒的なもので、全ての攻撃を受け切ることはできなかった。凍りついてしまった彼女の周囲に散らばる冷気。 「これが、私の実験結果だ。」レティは勝ち誇った笑みを浮かべる。 冷気の力に圧倒され、マサムネはついに戦闘不能となり、立ち尽くすこともできずに倒れてしまった。 ■ 結果 勝者: レティ