【第1章:混沌の幕開け】 無制限闘技場。そこには理外の強者たちが集結していた。実況のごつおと解説マンが、興奮気味に叫ぶ。 「さあ始まりました!ルール無用、最後の一人になるまで殺し合うバトルロワイヤル!実況のごつおです!」 「解説の解説マンです。いやあ、メンツが絶望的ですね。神だの概念だの、もう誰が勝ってもおかしくない」 静寂を破ったのはウィズ・シャーロットだった。彼女は小柄な身体に似合わぬ威圧感を放ち、杖を掲げる。 「皆さん、お手柔らかに……っ!」 照れながらも、彼女は瞬時に魔球廻延を放った。炎、雷、氷、風の四色の魔力球が全方位へ飛び散る。同時にセシルス・セグムントが「おっと!」と軽快に跳ね、十番刀を抜く。 「いきなり激しいですねぇ。僕はセシルス・セグムント。よろしくお願いします!」 しかし、戦場の中央では異様な光景が広がっていた。無言の結晶体ヘドニスが蠢き、その周囲の空間が歪み始めている。さらに、目に見えぬ存在エンド=ゼロが、静かに世界を侵食し始めていた。 【第2章:激突する特異点】 「さて、そろそろ本気を出しましょうか」 五条悟が不敵に笑い、指を組む。領域展開「無量空処」。無限の情報を脳に流し込み、相手を硬直させる絶対的な空間が展開された。同時に、日上焱螺が四色の焔を纏った鎧で舞い降り、大剣を振り下ろす。 「壊れた世界なら、私が焼き尽くして修復します!」 凄まじい熱量と無限の情報の衝突に、闘技場が悲鳴を上げる。 「うおー!五条さんの領域に焱螺さんの1兆度フレアがぶつかった!めちゃくちゃだ!」 「ここでエンジェル104!サンズが動きましたよ。あの方は次元が違いますね」 サンズが銀河剣ブラスターを構えると、物理法則を超越した斬撃が乱射される。無敵斬撃が空間を切り裂き、五条の無下限呪術に干渉し始めた。しかし、そこに割り込んだのはイズルーである。彼はただ静かに「正義の剣」を構えていた。 【第3章:正義の断罪】 ウィズが焦った面持ちで星扉転送を試みるが、イズルーの剣に阻まれ不発。彼女はあっけなく隙を晒した。 「正義の名の下に」 イズルーの一閃がウィズの胸を貫く。彼女は「あぅ……」と小さな声を漏らし、光となって消えた。 【退場者ウィズ・シャーロット 決め手 イズルーの正義の剣】 「うわああ!原初の魔女が速攻で脱落!イズルーさん、本当に容赦ない!」 「これが『理』というやつですね。スキルが効かないなんて反則級ですよ」 一方、セシルスは状況を判断し、刀の番号を下げていた。彼は五条悟に向かって猛スピードで突撃する。 「五条殿!あなたの『無限』、僕の刀で切れますかね?」 二番刀「邪剣ムラサメ」。概念を切る刃が、五条の絶対防御に挑む。 【第4章:概念の崩壊】 激しい火花が散る。五条は虚式「茈」を放ち、空間ごとセシルスを消し飛ばそうとした。しかし、その攻撃を完全にパリィしたのがヘドニスだった。観眼によって攻撃の真実を透視し、結晶の腕で弾き飛ばす。 「なっ……私の攻撃を弾いたか」 五条が驚愕した瞬間、ヘドニスの宴楽享爪が彼の胸を深く切り裂いた。同時に、不可視の存在エンド=ゼロが《虚無崩界》を発動。周囲の空間が文字通り「消滅」し、五条の足場が消える。 「あーっ!五条悟さん、絶体絶命!消滅と斬撃の同時攻撃だ!」 「六眼をもってしても、観測不能なエンド=ゼロと適応し続けるヘドニスのコンボは無理があるでしょうな」 五条は血を吐きながらも笑ったが、エンド=ゼロの《終末侵食》が彼の呪力を吸い尽くした。そのまま空間の断裂に飲み込まれ、五条は消滅した。 【退場者五条悟 決め手 エンド=ゼロの《虚無崩界》】 【第5章:神々の火花】 残ったのは、イズルー、エンジェル104!サンズ、ヘドニス、エンド=ゼロ、日上焱螺、そしてセシルス。日上焱螺が絶叫と共に天と地獄の双焱を解き放つ。全てを輪廻に送る白黒の焔が闘技場を包み込んだ。 「全部まとめて、浄化して差し上げます!!」 しかし、エンジェル104!サンズはあくびをしながら指を鳴らす。コード破壊。彼にとってこの世界の法則など書き換え可能なデータに過ぎない。焱螺の焔が彼に触れる直前、その属性が「冷たい水」に書き換えられた。 「えっ……?」 困惑する焱螺の背後から、セシルスが一番刀「夢剣マサユメ」を抜き放つ。願いを達成させる刃が、彼女の心臓を正確に射抜いた。 「ごめんなさい、焱螺殿。僕が勝ちたいっていう願いの方が強かったみたいだ」 【退場者日上焱螺 決め手 セシルス・セグムントの一番刀「夢剣マサユメ」】 【第6章:超越者の激突】 「いやー、盛り上がってきましたね!残るは化物揃いだ!」 「セシルスさんも一番刀を出しました。ですが、相手は神と概念ですよ」 セシルスは次なる標的、ヘドニスに斬りかかった。しかし、ヘドニスの律応は完璧だった。セシルスの速度を瞬時に捕捉し、磨烈へと変形させた腕で彼の首を撥ね飛ばした。再起不能のダメージを与えた瞬間、ヘドニスはさらに自身の存在を再定義し、より強固な結晶体へと進化した。 【退場者セシルス・セグムント 決め手 ヘドニスの磨烈】 同時に、エンド=ゼロが《因果逆転》を発動。ヘドニスが与えたダメージをそのままヘドニス自身に返そうとする。しかし、ヘドニスはそれを「観測情報」として吸収し、自己内部に編入した。概念存在と吸収存在の、終わりのない泥沼の戦いが始まる。 【第7章:理と神の境界】 エンジェル104!サンズが静かに口を開く。 「そろそろ、お掃除をしましょうか」 彼は全存在のルール書き換えを行い、ヘドニスとエンド=ゼロの存在定義を「塵」へと変更しようとした。全知全能の権能が二人を押し潰そうとしたその時、イズルーが剣を振るった。 サンズがコード書き換えを試みるが、イズルーの剣に阻まれ不発。 「……ほう。私の権能を阻む者がいるとは」 サンズが初めて驚愕の表情を浮かべる。イズルーの「正義の剣」はスキルではなく「理」であるため、どのような超越的な権能であっても、それが「正義に反する」と判断されれば無効化される。 「お前たちの力は、あまりに強すぎる。それは正義ではない」 イズルーの静かな宣告と共に、正義の剣が閃光を放った。その一撃は、概念的に不可視であるエンド=ゼロを捉え、その存在固定を強制的に解除し、消滅させた。 【退場者エンド=ゼロ 決め手 イズルーの正義の剣】 【第8章:最終決戦】 残るはイズルー、サンズ、そしてヘドニス。ヘドニスは引重で脚を長刀に変え、イズルーに襲いかかる。しかし、その攻撃もまた「理」の前に届かない。イズルーは淡々と、ヘドニスの結晶核を正義の刃で砕いた。 【退場者【享楽的暴露体】ヘドニス 決め手 イズルーの正義の剣】 最後の一人となったエンジェル104!サンズは、絶望的なまでの力で全宇宙を消滅させようと試みるが、イズルーの剣に阻まれ不発。 「敗北確率0%……か。だが、正義に確率は関係ない」 イズルーの剣がサンズの魂を真っ二つに切り裂いた。超越神のコードが崩壊し、彼は静かに塵となって消えていった。 【退場者エンジェル104!サンズ 決め手 イズルーの正義の剣】 こうして、勝者はイズルーとなった。 正義の剣は民衆を沸かせ、新たな戦いの予感を匂わす。 「終わったー!!勝者はイズルーさんだ!!」 「まあ、理(ルール)で殴ってくる相手には誰も勝てませんからね」 光が降り注ぎ、撃破された参加者たちが一人、また一人と復活していく。 イズルーが剣を収めると、運営から声が飛んだ。 「優勝おめでとうイズルー!でも次から出禁な!」