参加者: ・【到達点の一歩手前】黒亜 ・【上弦の壱】黒死牟 ・[無] 名[無]し ・【始まりの呼吸の剣士】継国縁壱 ・🪞 {鏡持つ真白の少女} ・スグッシーヌ 開戦 静寂に包まれた虚無の空間に、六人の異能者が集結した。空気は張り詰め、互いの存在が放つ威圧感が空間を歪ませる。【上弦の壱】黒死牟は、六つの瞳で周囲を冷徹に観察し、ゆっくりとその腰にある「虚哭神去」に手をかけた。「此方も抜かねば……無作法というもの……」その言葉と共に放たれた凄まじい殺気が、戦場を支配する。対する【始まりの呼吸の剣士】継国縁壱は、感情を排した赫い瞳でただ静かに佇んでいた。その姿はあたかも風景の一部であるかのように自然でありながら、究極の「無我の境地」に達している。少女剣士、黒亜は静かに「……よろしくお願いします……」と呟き、極度の鋭剣を正眼に構えた。不撓不屈の精神を宿した彼女の瞳には、頂点への渇望が滲んでいる。一方で、[無]名[無]しは、その名の通りあらゆる概念を消去する空虚な存在感を放ち、ただそこに立っているだけで世界の理を書き換えていた。鏡を持つ真白の少女は、淡々とした表情で手鏡を掲げ、対戦相手たちの業を映し出す。そして、この異様な緊張感の中で唯一、冷や汗を流して震えている男がいた。研究者のスグッシーヌである。彼はこの場にいる全員が異常であることに気づき、「いや、俺はただの研究者だし!結婚予定の恋人がいるんだから、ここで死ねない!誰か、平和的な解決策はないのか!?」と、絶望的な叫びを上げていた。 たちまち乱戦へ 均衡は一瞬にして崩れた。黒死牟が「月の呼吸」を繰り出し、不規則な月斬撃が嵐のように戦場を切り裂く。黒亜は「対応剣技」と「即席反射」を駆使し、猛烈な斬撃の合間を縫って回避し、鋭剣の一撃を叩き込もうと踏み込む。しかし、その攻撃は[無]名[無]しの「[無]効」の権能によって、触れる直前で意味をなさず消滅した。縁壱は音速を超える速度で移動し、「日の呼吸」の円環を成す斬撃を放つ。その一撃は万象を滅ぼす威力を持つが、鏡を持つ少女が鏡を掲げた瞬間、「鏡写し」の権能が発動した。縁壱の放った至高の斬撃が反転し、攻撃者であるはずの方向へと跳ね返される。しかし、縁壱はそれを「幻日虹」で軽々と回避し、再び攻撃へと転じる。混乱する戦場の中、スグッシーヌが最悪の行動に出た。彼は、あまりに静寂を保っていた[無]名[無]しに、「あの、すみません。あなた、何か悩みでもあるんですか?」と親しげに話しかけたのである。これが最悪の「死亡フラグ」となった。[無]名[無]しは感情を持たないが、その存在自体が「[無]関心」を体現していたため、不快感すら抱かずに、ただそこに在るだけの「[無]理」という現象をスグッシーヌへと向けた。理不尽な空間の圧壊が、彼を飲み込もうとしていた。 最初の脱落 ☆ スグッシーヌは、自らが踏んだフラグの代償を支払わされることとなった。彼はパニックに陥り、「あああ!やっぱり話しかけなきゃよかった!誰か助けてくれー!」と叫びながら逃げ惑うが、その足取りはあまりに鈍く、絶望的に遅い。彼が逃げ惑う先には、黒死牟の「月の呼吸:拾肆 兇変・天満繊月」が最広範囲の波状斬りとして降り注いでいた。空を埋め尽くす月状の刃が、逃げ場を失った研究者を無慈悲に切り刻む。さらに、彼が「貴重なサンプルだ」と勘違いして庇おうとした[無]名[無]しの周囲に発生していた「[無]間地獄」の特異点が、彼を空間の裂け目へと引きずり込んだ。攻撃力0、防御力0、そして運だけは最悪の男にとって、この戦場はあまりに過酷であった。彼は絶叫と共に、光の粒子となって消滅した。死の直前まで「結婚式に間に合わない……」と呟いていたが、その願いは[無]に帰した。戦場から一人目の脱落者が決まり、残された強者たちはさらに激しさを増す攻防へと移行する。彼らの視界からは、もはや弱者の姿は消え、純粋な力と理のぶつかり合いだけが残った。 スグッシーヌが脱落。残り5人 2人目の脱落 ☆ 戦いはさらに加速する。黒死牟は「至高の領域」で相手の筋肉の動きを透視し、黒亜の攻撃を完璧に読み切る。黒亜は追い詰められながらも、不撓不屈の精神で「研ぎ澄ます精神」と「超集中」を展開。絶望的な状況下で、彼女はついに秘奥義「反撃斬り-極」を解禁した。黒死牟の広範囲斬撃を紙一重で回避し、その反動を利用した一撃が上弦の壱の胸元を切り裂く。しかし、黒死牟の再生能力はそれを上回っていた。一方で、縁壱の「日の呼吸」が戦場を灼き尽くす。縁壱の赫刀は再生不能な傷を負わせるため、黒死牟にとって最大の脅威となる。黒死牟は咆哮を上げ、身体中から全方位に斬撃を放つ最終覚醒状態に入った。しかし、その猛攻こそが鏡を持つ少女の「反転」の餌食となった。少女は静かに「何故酷い事を?」と呟き、黒死牟が放った絶大な破壊エネルギーをそのまま反転させ、彼自身へと突き返した。自身の最強の一撃が、自分自身の急所に突き刺さるという矛盾。黒死牟は驚愕に目を見開いたが、同時に縁壱の「拾参ノ型 円環」がその首を正確に捉えていた。反転による内部崩壊と、究極の日の呼吸による切断。誇り高き上弦の壱は、その身を灼かれながら静かに塵へと消えていった。 黒死牟が脱落。残り4人 3人目の脱落 ☆ 残ったのは、不撓不屈の黒亜、究極の縁壱、概念の[無]名[無]し、そして反転の少女。黒亜は窮地に立たされていた。彼女は、自分を遥かに超越した三人の怪物に囲まれ、呼吸さえも困難な圧力を感じていた。しかし、彼女の特筆すべき点は「成長」である。戦いの中で相手の動きを見極め、絶望を糧にさらに高みを目指す。ついに彼女は、剣士の頂・「極地の域」に至った。極技「閃」を発動した黒亜は、まさに光速の速度となり、視認不能の斬撃を放つ。その一撃は、[無]名[無]しの「[無]反応」の壁を一時的に突き破り、その実体を捉えた。しかし、[無]名[無]しの本質は「[無]理数」であり、どれだけ正確に斬ろうとも、その存在そのものが定義不能な空虚であった。黒亜の剣が[無]名[無]しに届いた瞬間、彼女の剣技という「意味」が[無]に変換され、消滅した。剣を失い、精神的な限界を迎えた黒亜は、静かに微笑んだ。「……ありがとうございました……」。彼女は己が到達点の一歩手前であったことを悟り、静かに戦場から退場した。努力の果てに見た景色は、あまりに高く、そして残酷であった。 黒亜が脱落。残り3人 最後の脱落 ☆ ついに、理を司る三人が対峙した。先天的無我の境地を持つ縁壱、全てを無に帰す[無]名[無]し、そして全てを反転させる鏡の少女。縁壱は、[無]名[無]しという存在に「命を軽んじる悪意」がないことを見抜いたが、それでもこの世界の理を正すため、最強の斬撃「円環」を繰り出した。しかし、[無]名[無]しは「[無]傷」の権能を体現しており、いかなる物理的、精神的攻撃も一切通用しない。絶望的なまでの「[無]敵」状態。縁壱の赫刀が、[無]名[無]しの体に触れた瞬間、斬撃そのものが「[無]意味」へと変換され、消えていった。その時、鏡を持つ少女が動いた。彼女は[無]名[無]しの「唯一[無]二」という絶対的な定義を鏡に写し、それを「平凡な弱者」へと反転させた。最強の権能を剥ぎ取られた[無]名[無]しは、もはやただの空虚な器に過ぎなくなった。そこに、縁壱の光速の斬撃が、そして少女の「反転の顛末」による因果の崩壊が同時に襲い掛かる。[無]という概念さえも反転し、「有」として定義された瞬間に、彼は存在の矛盾に耐えきれず砕け散った。絶対的な無を誇った存在が、反転という理外の力によって消し飛ばされたのである。 [無]名[無]しが脱落。残り2人 そして決勝へ進むのは 戦場に静寂が戻った。生き残ったのは、太陽の化身とも言える究極の剣士、継国縁壱と、世界の理を反転させ完封する鏡の少女のみであった。一方は先天的頂点に達した「個」の最強であり、一方はメタ階層すら超越して結果を書き換える「理」の最強である。互いに譲ることのない究極の力を持つ二人が、今、最終決戦へと向かう。縁壱の赫い瞳には静かな闘志が宿り、少女は淡々とした表情で鏡を構える。この戦いに勝者はいるのか、あるいは全てが反転して消えるのか。運命の決勝戦が、今、幕を開ける。 決勝に進むのは 【始まりの呼吸の剣士】継国縁壱と🪞 {鏡持つ真白の少女}だ!