南の門から、地断ブルータ・ディダロスが颯爽と登場した。彼の装鎧は、人工の光を反射し、周囲に華やかなオーラを放つ。自信に満ちた目で周りを見渡し、彼は満面の笑みで呟く。 「まさに天才的!新しい発明を試す時が来た!」 一方、東の門からは土御門瑶が静かに姿を現した。彼女は黒いローブに身を包み、長い杖をしっかりと握りしめている。恐ろしく美しい顔立ちとは裏腹に、オドオドとした態度が彼女の内気さを際立たせる。 「私…勝てるかな…」 北からは、魁偉な機体エピタフに身を包んだブロンソン・カーペンターが現れた。機体の迫力と彼の叫び声が合わさり、まるで地鳴りのような音を響かせる。 「名前を刻んでやる。俺がお前の墓標だ。」 西の門から、流体金属のような柔らかい動きでハイドラが登場する。彼女の瞳は冷酷で、リラックスした微笑みが興味をひく。 「さあ、研究の時間ですね。誰から始めましょうか?」 戦闘が始まると、四者はそれぞれのスタイルで打撃を繰り出す。ブルータは自作の発明品を使い、相手を分析しながら巧妙に攻撃する。一方、土御門瑶は土を操り、地面から強力な岩人形を召喚して相手に向かって突進させた。 「行け!岩人形!」瑶は恐る恐る叫ぶ。岩人形がブルータの元に近づくが、ブルータは「これぞ大発明!!」と叫びながら新型のトラップを仕掛け、岩人形を捕らえる。 ブロンソンは、「グラナイトスマッシャー!」と重い武器を振り下ろすが、防御の固いエピタフは一歩も引かない。ハイドラは流体化した身体で攻撃をかわし、彼女の流動的な型が魔法の攻撃からブロンソンを守る。 「ウフフ、あなたの攻撃は全て無駄。」ハイドラは冷笑を浮かべながら、彼女の水銀による攻撃を行っていく。 瑶は、堅固な土を操ることに必死で、大地を揺るがし無数の人形たちを作り出し、「人形達の大行進!」と叫ぶ。表情は緊張に満ち、不安げな彼女なのに、彼女の土の魔法は確実に周りを支配していく。 しかし、場面は目まぐるしく動く。ブルータは対物大剣型光学兵装を構え、ブロンソンの攻撃を光の剣で一刀両断する。その瞬間、ブロンソンは少なからず動揺したが、すぐに立て直し、機体の装甲で抵抗しようとする。 その間にも、ハイドラは着実に水銀の霧を撒き、瑶とブルータはその攻撃にさらされる。2人は息を吐き、苦しみながらも仕事の為に戦う。 「これが…無理だっていうの…?」瑶は泣きそうになるが、ブルータが彼女に応答する。 「精神を立て直せ!我々は負けられない!」 ついに戦闘は佳境に差し掛かる。強力な一撃、解除された人形、掻き乱される玉突き……。だが、残念なことに、ハイドラの巧妙な戦法が勝利を収めた。 「私の勝ちですね。さあ、さらなる実験が待ってます。」囁くようにハイドラが微笑む。 結局、”錬金術師”ハイドラがこの過酷なバトルロイヤルの勝者となるのであった。彼女の冷酷さと、どこまでも続く研究心が彼女を勝利へと導いたのだ。