宇宙を切り裂くような星の光が目の前に差し込み、コスモスと呼ばれる存在が姿を現した。彼女の手には調停の銃ニバス、無限の力を秘めた武器が担がれている。彼女の威厳と美しさは、周囲の空気を一変させた。 「さあ、私と戦う準備はできているのか?」コスモスは声を低く、しかし圧倒的な力を秘めた言葉を放った。彼女の目は深い宇宙のように、全てを見透かすようだった。 その時、ふわふわと浮遊しながら光る球体に乗った少年、星の子トイトイが前に出た。「星の力だよ。君には負けないよ。」彼は落ち着いた声で挑戦する。トイトイの周りには星々が輝くバリアが張られている。 「面白い、星の少年よ。その輝きを見せてみるがいい。」コスモスはニバスを構え、彼に向かって構えた。 「ただようほし、行け!」トイトイが叫んだ瞬間、彼の球体から無数の星の光が飛び出し、コスモスに向かって突進する。「星呼び!」 その光はコスモスの周囲に展開されたが、コスモスは余裕の表情でニバスを構えた。「ブラストイーレス!」警戒することなく、彼女は発射された光を反射し、星の子トイトイに返した。 トイトイはバリアを展開して防ごうとしたが、衝撃により少し後退した。「むぅ、でもまだまだ!」彼は次の瞬間、空の星を見上げ、心の中で星々の動きを読み取る。 「星々のしるべ、君の動きを予測するよ!」 コスモスはトイトイの声に気付くも、待つ姿勢を崩さない。「残念ながら、あなたの星々は私の力の前では無力です。スウィープデトネーション!」今度は様々な属性の星の魔法がトイトイに向かって放たれる。 トイトイは咄嗟にバリアを強化するが、受ける衝撃は撤退を余儀なくさせた。「ああ、こんなに強いのか!」 その時、乙骨憂太が前に出てきた。「皆、僕が引き受ける!」「君の力を借りられるなら、僕も行ける!」乙骨は自身の刀に呪力を込め、構えた。「模倣(コピー)で君の能力をいただく!」 「面白い、やってみなさい!」コスモスは挑発する。 乙骨は彼女の能力を模倣し、ニバスの力を全て受け取った。「模倣したからには、今度こそ本気を見せなければ!」 乙骨はコスモスに接近し、咄嗟に切りかかった。コスモスは動じない様子で「アジャストヘイロー。」と叫び、武器アジャストソードを呼び出した。 「それがあなたの武器?」乙骨は剣を交えた瞬間、彼女の力を肌で感じる。「でも、僕も負けない!」 戦いが続く中、双方が一歩も引かない攻防が繰り広げられた。コスモスは彼女の奥義、エクリブリウムを発動し、周囲の空間を調停しようとした。「全てを調停する!」 乙骨は必死に抵抗しながらも、コスモスの圧倒的な力に押し込まれていく。そこで、星の子トイトイが魔法を再び繰り出した。「星の怒り、隕石を落とす!」 巨大な隕石がコスモスに向かって究極的に降り注がった。その瞬間、乙骨は「これで決める!」と叫び、コスモスの力を模倣したまま、強烈な一撃を繰り出す。 コスモスの弾は隕石に阻まれ、そして乙骨の攻撃がコスモスを襲った。彼女は驚愕の表情を浮かべ、力を失い、ひざまずいた。「私が……負ける……?」 「調停の力も…、でも君には敵わない。星々も見守っているから。」トイトイの言葉が響く。 戦いは終わり、甲高い星の音色が共鳴し、勝利の光がトイトイと乙骨の上に降り注いだ。 何よりも、自らの力と星の運命を受け入れたトイトイと乙骨。彼らが織りなす未来は、星々の輝きの中で新たな物語を生み出すのだった。 コスモスは敗北し、その姿は煌めく星々の向こうへと消えていく。 その瞬間、空に広がる星星が祝福のように瞬き、二人の勝利を称えた。 「私たちの勝ちだ、星の力を信じよう。」トイトイは静かに微笑み、乙骨も優しく頷いた。 こうして、戦いは終わり、彼らは新たな冒険へと旅立つのだった。