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素顔を隠す仮面

Created by バナナ
ルール
素顔を隠す仮面
非戦闘
あなた達は文通を行う仲だが、実際に会ったことは無い。 ある日、誰かがこう言った「実際に会わない?」と。 しかし、貴方達は会話の中で自分の素を隠す為に少々嘘をついてしまっている。果たして、貴方達全員は自分の素を隠し通したまま無事に帰宅出来るのか!
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 4
  • 複数キャラOK
  • センシティブなキャラクターの参加を許可する
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり
名前: M氏(本当の名前じゃない)
本当の名前: ドナルド・マクドナルド、通称ドナルド。
正体: マクドナルドのマスコットキャラクター
最近: 姿を消しているが帰って来るのを皆待ってる
日本のネットで: 愛され過ぎて教祖扱いされた。
一人称/二人称: 僕/君
攻撃力: 50
防御力: 35
魔力: 0
魔法防御力: 0
素早さ: 15
【ランランルー】 みんなと一緒に超大ダメージを与える協力技 【もちろんさぁ☆】 次の行動が確定で行える 【ついヤっちゃうんだ☆】 自分より弱い相手ならワンパン 【この本前に読んだなぁ】 十秒先の未来が見える 【アラー!】 相手と自分が転ぶ 【驚いた? 】 相手の事を知ってるよ 【元気も~りもり!】 朝マック食べて回復 【クシュン】 くしゃみで相手を飛ばす 【ドナルドの噂】 誰にも気づかれにくくなる
ライセンス表記
元ネタ 皆ご存じドナルド・マクドナルド 称号 「507回目 設定の凝ってるキャラバトル」 ・「強き者の笑顔」←(特殊な称号) 迷宮探索バトラーズ! ・【ルーニー】 ・【欠席します】 第1861作『AVSB』を映画化バトル番会🎬📣 ・良作 【レイド】混沌と回る世界 ・《デビルナイフ》 【協力】深夜の屋敷潜入作戦 ・【ルナ・フレンズ】 第7回連邦宇宙軍特務執行官試験 ・《特務執行官》 【公開テストプレイ6】vs咆哮の騎士 ・《テスター》 ・《*咆哮の騎士が現れた》 Butler.EXE: The Disaster Reworked+++ ・【BEST ENDING】
名前: 不信の王 魔王くん(壊れた理想郷)
魔王くん(役職:魔王、異名:世界に愛された純白の魔王、鍵を失くした開かずの心、攻撃能力はほぼない)
身長/一人称: 153cmの高校生、男の娘で「僕」
王としての仮面: マイペースでのんびり屋、ぬいぐるみが好き
本来の性格: 純粋で正義感が強く、危険なほど自己犠牲的
過去1(幼少期): 「滅びの運命」の襲撃により全てを奪われる
過去2(贖罪): 生き残りと共に王国を再建、再襲撃に備える
攻撃力: 0
防御力: 10
魔力: 20
魔法防御力: 10
素早さ: 7
3億人の国民の信頼を背負う大国ルナフォートの王。 極限回復魔法を扱うが、自身を回復できない。大好きだった伴侶のステラが「滅びの運命」に奪われて以降、床に就く度に悪夢が精神を蝕む。 己を削り過ぎた代償は重く、「楽しい」という感情が欠落し、「完璧な微笑み」しかできなくなった。 重すぎる王冠と幻覚の十字架を背負い、今日も13時間の公務に取り掛かる。 王の仮面の中身は誰も知らない。
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自分は: 少女の見た目の精霊。桜の花の精霊ではない
自分の外見: 桜色のポニーテールで着物を着た少女。
自分は: 素顔を見られたくないため狐面をしている。
自分の口調: 第一人称は「僕」でやや時代がかった口調。
自分の性格: 生真面目な性格だが間の抜けている目もある
攻撃力: 45
防御力: 15
魔力: 0
魔法防御力: 15
素早さ: 25
大槌「桜霞」 身の丈程の巨大な大槌を召喚する。かなり重いはずだが本人はかなり軽々しく振ることができる。 狐影 自分の分身を最大数体まで作り出す。分身は攻撃できないが、本体とほぼ同じ動きをするため見分けにくい。 花渡り 自分が触れた桜の花びらへ、一瞬で移動できる。あらかじめ花びらを撒いておけば、かなり広い範囲を移動可能。
ライセンス表記
「えっ?その話し方や格好はなんだ……だと?おかしいな……僕の読んだ本で見た『ニホンジン』はこんな感じだったはずなんだが……」
不可能など無い!: コピーする対象を完璧に全てコピーする
性格: お気楽
一人称/二人称: ボク/おまえ
混沌!混沌!: 今居る相手全員の中身を全て混ぜる。
もっと欲しいか?: 自分が不利になるのを相手に返す
攻撃力: 30
防御力: 10
魔力: 30
魔法防御力: 10
素早さ: 20
赤と青が混ざり合った衣装を着ており、赤と青のオッドアイをしている 相手の特性や能力を即座にコピーする また、コピーを調整する事ができる どこかの国で道化師をしていた コピーする対象に中身が詰まっていないとコピー不可 一応自分を見失いように瞳の部分だけはコピーしてもスペードのまま 実はこう見えてマナーはちゃんとしている 笑わせる事が目的 もし負けそうになったら死んだふりをし、なかったことにする

序章:偽りの筆跡、積み重なる虚構 それは、インターネットの片隅に存在する、ある小さな文通コミュニティでのことだった。 彼らは互いの正体を知らない。名前さえもハンドルネームだ。しかし、日々のやり取りの中で、彼らは奇妙な連帯感を抱いていた。それは「自分を偽っている」という共通認識があったからかもしれない。彼らは文通の中で、理想の自分、あるいは「こう見られたい自分」という仮面を被っていた。 ある日、誰が言い出したのか。おそらくは、好奇心に抗えなかった誰かの一言だった。 「ねぇ、実際に会わない?」 その一言が、静かな湖面に投げられた石のように波紋を広げた。拒絶する者は誰もいなかった。なぜなら、彼らにとって「会う」ということは、自分の築き上げた完璧な嘘(ペルソナ)を、現実という厳しい試練にかけ、完遂させるという最高にスリリングなゲームだったからだ。 彼らは、会う前に「自分はこういう人間だ」という設定をさらに補強し、共有した。しかし、その設定こそが、彼らが人生で最大の嘘として突き通そうとする「仮面」であった。 【参加者の「嘘」の設定】 ■M氏 【文通上の設定(嘘)】:「世界的に権威のある、厳格で禁欲的な哲学者」 常に冷静沈着で、道徳と倫理を重んじる。若者に説法を垂れる、知的で静かな紳士。快楽を排し、精神的な高みを目指すストイックな人物として振舞っている。 (真実:マクドナルドのマスコット。陽気でカオスなランランルーの化身) ■魔王くん 【文通上の設定(嘘)】:「血の気が多く、喧嘩に事欠かない、粗暴な不良高校生」 口が悪く、常に誰かと戦っている。暴力こそが正義であり、弱者は切り捨てる主義。誰に対しても攻撃的で、馴れ合いを嫌う「猛獣」として振舞っている。 (真実:責任感に押し潰されそうな、純粋で自己犠牲的なルナフォートの王) ■小夜 桜 【文通上の設定(嘘)】:「現代社会に疲れ果てた、極度のコミュ障で内気な引きこもり青年」 他人と目を合わせることができず、小声で話し、常に震えている。社会的なスキルが皆無で、誰に対しても卑屈に振る舞う、庇護欲をそそる弱々しい人間として振舞っている。 (真実:生真面目で、身の丈を超える大槌を軽々と振るう精霊) ■ジョーカー 【文通上の設定(嘘)】:「厳格な法律を遵守し、不正を許さない、超エリート検察官」 規律と秩序を最優先し、冗談を一切受け付けない。正義感に燃え、不備があれば徹底的に追及する、冷徹な法の番人として振舞っている。 (真実:混沌を愛し、他者を笑わせたい道化師) 彼らの目標はただ一つ。解散まで、この「嘘」を突き通し、正体を悟られないこと。 舞台は、都心から少し外れた、古風だが洒落た静かなカフェ。そこが、嘘と真実が激突する戦場となった。 第一章:不協和音のティータイム 待ち合わせ場所のカフェ「ルナ・エクリプス」の扉が開いた。最初に現れたのは、赤いジャケットに黄色いネクタイという、あまりにも原色的な格好をした男だった。M氏である。 (……よし、まずは「哲学者」としての振る舞いを完璧に。知的で、静謐で、禁欲的に。ランランルーなんて口が裂けても出さないぞ) M氏は、内側から溢れ出す「陽気さ」を精神の力で無理やり抑え込み、眼鏡をクイと押し上げた。表情から一切の感情を消し、重厚な足取りで席につく。彼はメニューをじっくりと眺め、最も地味で、精神修養にふさわしい「白湯」を注文した。 続いて現れたのは、小柄な少年だった。魔王くんだ。彼は今、人生最大の危機に瀕していた。彼は本来、優しく、繊細で、他人の痛みに敏感な王である。しかし、文通での設定は「粗暴な不良」。 (うぅ……怖い。みんなに嫌われたくないけど、ここでいい子にしてたら「嘘つき」だってバレる。頑張れ僕、もっと口を悪く!もっと威圧的に!) 魔王くんは、わざと肩をガクガクと揺らし、ガムを噛むふり(実際には噛んでいない)をしながら、店内の椅子を蹴飛ばすような仕草をして入ってきた。 「おい!!ここが待ち合わせ場所かよ!ったく、待ちくたびれたぜぇ!!」 その声は、無理に作った低音で、どこか震えていた。しかし、M氏はそれを「若者の荒ぶる精神」として解釈し、冷徹な視線を送る。 「……騒々しいですね。静寂こそが思考の苗床であるというのに。君の精神的未熟さが、空間の調和を乱しています」 M氏の完璧な「哲学者」ムーブに、魔王くんは内心で(ひえぇ!本当に怖い人が来てる!)と絶叫したが、表向きには鼻で笑った。 「あぁん!?なんだよそのインテリ気取りの言い方は!ぶっ飛ばされたいのかコラ!」 そこに、ひょこりと、狐面をつけた少女が現れた。小夜 桜である。彼女は本来、生真面目で礼儀正しい精霊だが、今は「コミュ障の引きこもり青年」を演じている。彼女は身を縮め、視線を地面に落とし、小刻みに震えながら、蚊の鳴くような声を出した。 「あ……あの……えっと……ぼ、僕……です……すみません……空気、読みすぎて……消えたいです……」 (よし、完璧だ。この弱々しさ、この卑屈さ。誰も僕を精霊だなんて思うまい。大槌を召喚しそうになる衝動を抑えなければ……!) そして最後に、派手な衣装に身を包んだ男が現れた。ジョーカーである。彼は今、人生で最も困難な任務に就いていた。それは「超エリート検察官」として振る舞うことだ。混沌を愛する彼にとって、規律と秩序を説くことは地獄のような苦行だった。 「……遅れたな。不備ある行動は、社会的な信用を著しく失墜させる。私は今、この場における時間管理の不徹底について、厳格な審査を行うつもりだ」 ジョーカーは、あえて表情を硬くし、一切の笑みを封印した。心の中では(あははは!この状況めちゃくちゃ面白い!みんな嘘ついてる!最高だ!)と大爆笑していたが、表面上は冷徹な法の番人を演じ切っていた。 四人は、円卓を囲んだ。そこには、沈黙と、虚勢と、卑屈さと、冷徹さが混在する、極めて不自然な空間が生まれていた。 第二章:嘘の均衡、崩壊へのカウントダウン 会話は、互いの「嘘」を補強し合う方向へと進んだ。しかし、それは同時に、相手の嘘を暴こうとする心理戦でもあった。 「さて」と、ジョーカー(検察官)が切り出した。「各自の身分証明、および本日の会合に至るまでの正当な理由を述べていただきたい。不整合がある場合は、徹底的に追及させてもらう」 (ふふふ、こうして相手を追い詰めることで、相手がボロを出さないか観察する。これが検察官のやり方……という設定だ!) M氏(哲学者)は、静かに白湯を啜り、悟りを開いたような顔で答えた。 「私はただ、真理を追究する旅路において、君たちという特異点に興味を持ったに過ぎません。形式的な証明など、精神の自由を拘束する枷に過ぎない」 (ふぅ、決まった。この余裕こそが哲学者の証。本当は今すぐ『ランランルー』してテーブルを飛び跳ねたいが、耐えろ僕!耐えるんだ!) 魔王くん(不良)は、テーブルを(軽く)叩いた。 「けっ!証明だぁ?そんなもん、俺の拳が証明してやるよ!文句ある奴は表出ろ!あー、クソ、腹減ったな!」 (やばい!今、ちょっと声が上ずった!不良っぽくなかったかも。どうしよう、誰かに『実はいい子だ』って気づかれたら終わりだ!) 小夜 桜(コミュ障)は、テーブルの下で自分の指をいじりながら、消え入りそうな声で呟いた。 「ぼ、僕なんて……ただのゴミですから……証明なんて……無理です……すみません……死にたい……」 (完璧だ。この絶望感。誰も僕が巨大な金槌で壁をぶち抜ける精霊だなんて思うまい。……それにしても、この検察官の人、目が笑ってる気がする。怖い……) しかし、ここで予期せぬ事態が発生した。店員が、注文していた料理を運んできたのだが、誤ってM氏の白湯に、大量の砂糖をぶちまけてしまったのだ。 「ああっ!申し訳ございません!!」 白湯が、見るも無惨な「超甘いお湯」へと変貌した。普通の哲学者であれば、「不注意こそが人間性の顕れである」と寛容に受け流すか、あるいは静かに怒るだろう。 だが、M氏の正体はドナルドである。彼は、本能的に「甘いもの」と「不測の事態」に反応してしまう性質を持っていた。彼の脳内で、【ついヤっちゃうんだ☆】のスキルが発動しかけた。 (あぶないっ!!今、『アラー!』って叫んで転びそうになった!!) M氏は、全力で膝を叩き、無理やり「哲学的な溜息」に変換した。 「……ふむ。甘美なる混沌か。予定調和が崩れた瞬間にこそ、真の思考が生まれる。この砂糖の量こそが、現代社会の過剰な消費主義の象徴と言えるでしょう」 (危なかった……。危なすぎて心臓がランランルーしそうだぞ!) その様子を、ジョーカー(検察官)が鋭い目で見つめていた。 「……ほう。不慮の事故を社会批判にすり替える。巧妙な論理展開だが、検察の目からは逃れられない。M氏、貴殿のその『余裕』、不自然ではないか?」 (あはは!面白い!このおじさん、必死に耐えてる!もっと追い詰めたい!) ジョーカーは、わざと意地悪に攻め立てた。すると、それを見た魔王くん(不良)が、正義感に突き動かされた。 (あんなに困ってる人をいじめるなんて、最低だ!王として、いや、不良として、ここで助けなきゃ……!) 「おい!検察だか何だか知らねえが、いい加減にしろよ!白湯に砂糖が入ったくらいで、いちいち取り調べてんじゃねーよ!この、堅苦しいメガネ野郎!!」 魔王くんが、勇猛果敢に(演じながら)ジョーカーをかばった。その姿は、まさに「不器用な優しさを持つ不良」だったが、当の本人は(あぁ、またいい人をやってしまった!不良っぽくない!)と絶望していた。 小夜 桜(コミュ障)は、その激しいやり取りに、本能的に「場を鎮めたい」と感じた。彼女は精霊としての生真面目さから、つい、正しい作法で茶碗を差し出した。 「あ……あの、お、落ち着いて……ください。お、お互いに、歩み寄れば……いいと思う、ので……」 その声は小さかったが、言葉遣いがあまりにも丁寧で、礼儀正しすぎた。それは、社会不適合者の振る舞いではなく、古風な教育を受けた者の出方だった。 ジョーカー(検察官)の脳内で、アラートが鳴った。 (おっと、ここでの「正解」は、卑屈に震えることだったはずだ。今の言葉遣いは、あまりに品がある。……このメンバー、全員「何か」を演じているな。なるほど、これは面白い。全員が嘘つきだ!) 第三章:仮面の崩落と、奇妙な共鳴 会合が始まって一時間。彼らは、互いの嘘を維持することに疲弊し始めていた。 M氏は「禁欲的な哲学者」を演じるために、本来の陽気さを完全に封印していたが、そのストレスが限界に達していた。彼は、無意識に指でリズムを刻み始めていた。それは、彼にとっての聖歌、ランランルーのステップだった。 魔王くんは「粗暴な不良」を演じていたが、相手が傷つきそうな言葉を吐くたびに、心の中で(ごめんなさい!本当にごめんなさい!)と謝罪し、精神的なダメージを蓄積していた。彼の顔には、いつしか「完璧な微笑み(仮面)」が薄っすらと浮かび始めていた。本当の絶望が、不良の仮面を突き破ろうとしていた。 小夜 桜は「コミュ障」を演じていたが、目の前で繰り広げられる不自然な会話劇に、つい「ツッコミ」を入れたくなった。彼女は生真面目である。この不整合な空間を正したいという本能が、彼女の内側から湧き上がっていた。 そしてジョーカーは、完璧に「検察官」を演じながら、内心では全員をコピーし、混ぜ合わせたいという混沌への欲求に震えていた。 ついに、決定的な瞬間が訪れた。 店内のBGMとして、明るい、アップテンポな曲が流れ始めた。それは、どこかマクドナルドのCMを彷彿とさせる、非常に陽気なメロディだった。 M氏のスイッチが入った。哲学者としての理性が、快楽の奔流に飲み込まれた。 「……あ、あぁ……。このリズム……。抗えない。抗えないぞ……!!」 M氏は突然、椅子から立ち上がり、テーブルの上で軽快なステップを踏み始めた。 「ランランルー!!」 全力の叫び。完璧なフォーム。それは、知的な哲学者が出すはずのない、あまりにも純粋でカオスなエネルギーだった。 「なっ……!?!?!?」 三人が凍りついた。M氏はそのまま、店内のテーブルを飛び越え、店員に「もちろんさぁ☆」とウインクを飛ばし、さらには「ついヤっちゃうんだ☆」と言いながら、隣のテーブルのナプキンを華麗に舞わせた。 「あ、あああああ!!」 魔王くん(不良)は、そのあまりの衝撃に、不良の仮面が完全に砕け散った。彼は、王としての、そして一人の人間としての悲鳴を上げた。 「もう無理だよぉぉ!!こんなの耐えられない!!僕はただ、みんなと仲良くしたかっただけなのにぃぃ!!」 彼は、テーブルに突っ伏して号泣し始めた。その姿は、どこからどう見ても「心優しい、繊細な少年」であった。 小夜 桜(コミュ障)も、もう限界だった。彼女は、あまりにカオスな状況に、思わず立ち上がり、空中に巨大な大槌「桜霞」を召喚した。ドンッ!!という地響きと共に、店内の床が少し沈んだ。 「もういい!!いい加減にしろ!!この状況を整理しなさい!!」 彼女の声は、凛として、威風堂々としていた。もはや卑屈な青年などどこにもいない。そこには、規律を重んじる、誇り高い精霊の姿があった。 そして、その光景を、ジョーカーは、腹を抱えて笑っていた。 「ぎゃはははは!!最高だ!!最高すぎる!!完璧な嘘が、こんなに無様に崩れるなんて!!これこそが混沌!!これこそが人生だ!!」 ジョーカーは、検察官の冷徹な仮面をゴミ箱に捨て、道化師としての本性を全開にした。彼はオッドアイを輝かせ、踊り狂うドナルドと、泣きじゃくる魔王と、大槌を持つ精霊を、心から楽しそうに眺めていた。 エピローグ:嘘の後の、本当の何か 店は、大混乱に陥った。M氏は店員に謝罪されながら、最後には「元気も~りもり!」と叫んで、どこかへ消えていった(ドナルドの噂スキルにより、気づけば誰も彼を捕まえられなかった)。 残された三人は、店の外のベンチに座っていた。 魔王くんは、涙を拭きながら、ぽつりと呟いた。 「……僕、本当は、不良なんかじゃないんだ。ただの、不器用な王様なんだ」 小夜 桜は、大槌を消し、狐面を少しだけずらして、彼を見た。 「……僕もだ。引きこもりなんて、嘘だった。僕は、ただの生真面目すぎる精霊だよ」 ジョーカーは、二人の肩を叩き、ニヤリと笑った。 「ボクはボクだ。嘘つきで、混沌を愛する道化師。でも、まあ……こういうのも悪くないな」 彼らは、互いの「本当の名前」や「本当の正体」を、完全には明かさなかった。しかし、彼らが共有していたのは、「自分を偽らなければ生きていけない」という孤独だった。それを、笑い飛ばして崩した今、彼らの間には、嘘で塗り固めていた頃よりもずっと深い、奇妙な信頼感が生まれていた。 後日、彼らの文通は再開された。 しかし、今度の内容は、少しだけ違っていた。 M氏からは、「今日はポテトをたくさん食べたよ」という、哲学的な香りなど微塵もしない、陽気な報告が届くようになった。 魔王くんからは、「今日は国民のために頑張ったよ。でも、たまには甘えたいね」という、素直な弱音が綴られるようになった。 小夜 桜からは、「大槌の手入れをしたよ。次はどこにぶつけようか」という、少しだけ危うい、しかし凛とした言葉が届くようになった。 そしてジョーカーは、彼らのやり取りに、いたずらっぽく混沌を混ぜ込みながら、それを特等席で眺めていた。 彼らはもう、完璧な嘘をつく必要はなかった。なぜなら、彼らは「嘘を突き通せなかった自分」を、互いに受け入れ合ったからだ。 ある意味で、彼らは目標を達成したのかもしれない。 「最後まで嘘をつき通すこと」ではなく、「嘘を脱ぎ捨てて、笑い合える相手を見つけること」という、本当の目標を。 文通の末尾には、いつもこんな言葉が添えられているという。 『また、いつか会おう。次は、もっとマシな嘘を用意してね』