出会い オイラは異世界で目覚めた瞬間から、ただ防御に特化した能力しか持たない自分が可哀想だと思った。周囲の冒険者たちは魔法や剣術を使いこなす中、オイラはただ防御のスキルを積み上げるだけの存在。そんな時、チームAの師匠たちがやってきた。彼らは困難な者を育成することを目的として集まった、その中には寡黙で冷静沈着な「グリムリーパー」ノルンがいた。 ノルンはオイラを見るなり、一瞬だけ目を細めた。彼女は何も言わず、ただオイラの前でナイフを扱う。その姿勢にオイラは感銘を受けた。言葉は少ないが、彼女の存在は絶大な信頼を与えてくれた。オイラは決意した。この師匠たちに学び、自分を鍛えるのだ。 修行1年目 初めの一年、オイラはひたすら防御力を高める訓練を受けた。ノルンは、オイラの包囲を暗闇の中で行った。彼女はオイラに対して、攻撃を避けるのではなく、攻撃を受け止める術を教えた。受け流し方や結界の使い方、感情の盾による反撃のタイミングを克服することで、オイラは少しずつ技術を磨いていった。 他の師匠たちも参加し、リーダーシップやチームプレイの重要性を教えてくれた。特に、ノルンは個々のスキルを活かし、効果的に防御を行うことの大切さを教えてくれた。オイラは、段階的に彼女の教えを実戦で試み、少しずつ自信をつけていった。 修行2年目 二年目には、より高度な技術の習得が求められた。オイラはノルンから、敵の攻撃を無力化する技術を学び、結界を用いた防衛術を駆使するようになった。更に、他の師匠たちの指導により、オイラは心の状態に応じて防御力が変化することに気づいた。 彼らは時には厳しく、時には優しく、オイラに賢さと強さを教えてくれた。特に、ナイフ使いのノルンは、自身の恐れを克服して隙を見せずに立ち向かう勇気を教えてくれた。それにより、オイラは攻撃を受けた際の反撃を意識するようになった。 修行3年目 オイラの三年目は、もはや防御のみにとどまらない新たなスキルを獲得する年だった。防御に特化していた自分から、反撃を交えた戦法を覚えることで自身の守りは確固たるものに変わった。ノルンは、攻撃力が低くても瞬時に反撃ができる方法を教えてくれた。 この時期に注力したのは「反撃の結界」。オイラは結界の力で敵の攻撃を受け流しつつ、攻撃力の30%を敵に返す技術を習得した。自己防衛をしながらも攻撃を行うという、今までとは全く異なるスタンスを手に入れる。確固とした技術を持ち、オイラの成長は着実に続いた。 結界 修行が一段落ついた頃、オイラは師匠たちの支持を得て、特別な結界の形成に挑んだ。これは自らの能力を最大限に引き出す結界で、多くの要素を組み合わせた。ノルンは敵の動きを分析し、その情報をオイラに提供してくれた。 結果、オイラは結界の形成に成功し、新たな力を獲得することができた。この結界内では、自身の防御力が20%増加する上、敵の攻撃を逆に利用できる力をかけ合わせることができた。自信を持って敵に挑める新たな自分を手に入れたのだ。 --- 可哀想なオイラの育成結果 - 攻撃力: 10 - 防御力: 400 - 魔力: 30 - 魔法防御: 100 - 素早さ: 70 獲得した能力 - 反撃の結界 能力の効果 - 敵から受けた攻撃を受け流し、逆に相手にその攻撃力の30%を反射し、結界内にいる限り、自身の防御力を20%増加。