夜の静寂が広がる中、月明かりだけが照らし出す例の家。冷たい風が木々を揺らし、不気味な雰囲気を醸し出していた。家を守る不死者は、家の周りを警戒しながら立ち尽くしていた。彼のロングコートが風になびき、その下には二丁の銃が光を反射していた。何もかもを見越す彼の目は、隙のない冷静さを湛えている。 そんな時、二人の参加者が現れた。まず一人は、「言霊」と名乗る男。冷酷な表情で、言葉の力を操ることで知られる強敵だ。次に現れたのは、「無」と呼ばれる存在。無表情で言葉少なげだが、その力は計り知れず、全てを無に帰す能力を持つ者だ。 不死者は、彼らの動向を鋭く観察していた。心臓は止まっていたが、脈動する心臓の力で身体能力が無尽蔵に膨れ上がっていた。彼の心には妻との思い出があり、その家を守るために戦う覚悟があった。』 「言霊」言舞が口を開いた。「私の言葉の力を見せてあげよう。吹き飛べ。」 その瞬間、激しい風が不死者を襲い、彼は一瞬驚いたが、驚異的な危機察知能力により冷静に対処した。彼は素早く横に飛び、言舞の呪文から逃れた。風が吹き荒れる中、冷静さを保つ不死者は、すぐに反撃に移る。 「跳弾」を発動させ、二丁の銃を同時に引き金に引いた。金属音が響き、弾丸が言舞のもとへ飛んでゆく。しかし、「無」はその弾丸を無に帰す。 真っ直ぐ飛んでいた弾丸は、瞬時に消失した。「無」の力で全てが否定されてしまっていた。 「無」の存在が迫ってくる。彼は無敵の防御を持ち、不死者の攻撃を全て遮る力を持っている。無からは何も生み出すことができないことが明らかだった。 冷静に、計算を重ねていた不死者は次の手を考えた。「回し蹴り」を放ち、無の動きを封じ込めようとした。 足が素早く回り、強靭な筋肉がついた足が無を捉えようとする。しかし、無はその攻撃を軽々と回避した。奇妙な無表情を崩さず、ただ立っているだけであったが、その圧倒的な力に不死者は思わず息を呑む。 言霊が再び攻撃に転じた。「服従せよ」。言葉が不死者に向かって発せられる。その瞬間、言葉の重みが感じられたが、不死者はその呪縛を耐え抜く。彼の本能が叫ぶ。「逃げるな、立ち向かえ。」 対する言舞が攻撃を続ける。「死ね」、その言葉が響くと同時に、強烈な圧力が不死者を襲った。不死者は冷静に立ち向かうが、彼の心に一瞬の迷いが生じた。だが、愛する妻を守るために再び立ち上がった。 血が流れずとも、彼の中の何かが動き、脈動する心臓の力で身体能力が強化され続けていることを感じた。「真銀の弾丸」を用意し、頭を下げるようにして構えた。 瞬間、彼は二人を同時に狙った。危機察知能力をもって、一瞬の隙を見逃さずに強烈な弾丸を発射する。* 目にも留まらぬ速度で飛び出した弾丸が言舞に命中する。圧倒的な破壊力でキャッチされる余裕なく倒れ込む言舞。だが無は、その一瞬に二人に制圧の意志を感じさせる。 不死者は、言葉の力から逃れて立ち上がった無の視界に入る。無の力が迫る。全てを飲み込むその存在は、今やすぐ目の前に存在していた。 「私の力が無限大だ、君の力は無に帰す。」無が冷たく言う。その瞬間、彼の身体が無に包まれていく。無の力が不死者の行動を拒絶し、全てがボヤけていく。 最後の瞬間、不死者は自らの身体が消え去ることを理解した。彼が愛する妻を守るために立ち上がった力は、決して無に帰すものではない。しかしそれも束の間、無からは逃れられなかった。 戦闘は終わり、勝者は「無」。冷静無表情のその存在は、不死者を見渡し、ただ静かに佇む。彼の後ろで言舞が尻尾を巻きながら倒れ込む。 この戦いは、言葉の力と無の力が激突した戦いだったが、最終的に「無」がその圧倒的防御力で勝利を収めた。彼の無限に広がる力は、全ての命を拒絶する絶対的なものだった。 勝敗:無の勝利