風が暗く重く立ち込める空間に、二体の傀儡が立っていた。赤の傀儡はその紅い身体が燐光を放ち、青の傀儡はまるで深海のような青色の肌で満ちている。周囲は不穏な雰囲気に包まれ、まるで何か大きな戦闘が始まろうとしていると感じさせた。彼らは人間の意志を欠いた自動戦闘人形。しかし、即座に分かるのは、彼らの攻撃力とコンビネーションにおける卓越した技能だ。 その時、戦場に現れる者がいる。それは「六罪の使徒/道徳なき」諸悪の女勇者ダンデ。彼女の虚ろな青瞳が二体の傀儡を捉えた。自身の力を引き出すためには敵を倒す必要がある。ダンデはその瞬間、全てを見越していた。相手の動きを読んで、夜の暗がりに身を潜め、先手を打つ気満々だった。彼女の悪徳の心が波のようにうねり、戦いへの欲望を煽る。 赤の傀儡が一歩進み出ると、彼は「因子操作・引」を発動した。彼の力でダンデを引き寄せ、近距離での拳撃に持ち込む。ダンデはすぐさま構えたが、その瞬間、赤の傀儡の手が彼女の身体を掴む。彼女は吹き飛ばされることなく、赤の傀儡の馬鹿正直な力に直面することになる。 「ふっ!」そう言いながら、ダンデは干渉される自分の心の闇を感じた。彼女は自身の力を呼び起こし、強化する。「邪剣よ、共に来て。」 その瞬間、暗闇が彼女を包み込み時が止まる。上空の邪剣が不気味に輝き、暗い力を放出しながら登場。赤の傀儡は、よく知る攻撃を許されてしまった。 青の傀儡が瞬時に動き出す。「竜撃」のスキルを発動し、左腕を竜の腕に変え、ダンデへ向かって突進する。思わず避けようとするが、彼のスピードには手間取り、強烈な一撃がダンデの身体を貫通した。痛みが走り、彼女は後退する。 「どうした、邪剣があるのに!?」ダンデは邪剣の力を借り、闇の剣で反撃するも赤の傀儡の「因子操作・押」により距離が開かされる。彼女の猛攻を振り切り、青の傀儡が後方から「完璧の獣」を解き放つ。鷹の影が一瞬、光り、ダンデの周りを飛び回る姿が見えた。 再び、自動戦闘の傀儡たちはコンビネーション攻撃を繰り返す。「赤の傀儡」と「青の傀儡」が息を合わせ、連続した格闘攻撃を繰り出す。その攻撃は毫も緩むことなく、継続する。ダンデは一撃ごとに押し倒されそうになりながらも、自己強化のための負の感情を吸収し続ける。心の内なる悪徳が徐々に力を増していく。 その一瞬、ダンデの周囲にいる空気が変わる。「私は、諸悪の女勇者。一撃で終わらせるわ。」ダンデは邪剣を振り上げ、全ての力を、赤の傀儡へと放った。彼女の知らない内に宿った邪悪な力は、確実に彼女を強化していた。目が赤く光り、残るすべての邪気が呼び覚まされる。 赤の傀儡への攻撃は着弾し、出た衝撃波は周囲の空気を震わせ、青の傀儡にも影響を及ぼした。けれど、彼らは攻撃を食らっても確実に立ち直る。傀儡にできることは、与えられた動きをするだけだ。その範疇の中で、赤と青が互いに連携をとり始める。彼らの攻撃はさらに凄まじいものとなった。 ダンデはこのままでは本当に敗北する。息を整え、不快なほどの快楽の昂りを感じながら、彼女は再び立ち上がり、邪剣を振る。「この世界の正義、葬り去ってやる!」彼女は絶叫し、「邪神の祝福」を満たし、戦況を再逆転することを誓った。 自らの負の感情を利用し、見えない糸で結びつけられネットワークのように、力強い意志を剥奪する。ダンデは影を背に引き寄せ、「赤鎌」の力も借りて素早さを高め、闘志を燃え上がらせた。 「この邪剣は正義を討つためにある。ただの人形に負けるもんか!」 彼女の剣が赤の傀儡へと直撃する瞬間、赤と青の傀儡は見事に連携を取り、その動きの中にはお互いの意志の統一が見えた。青の傀儡はダンデを引き寄せ、同時に赤が猛撃を加える。 ダンデはこの攻撃に加え、邪剣を全力で振ったが、それを上回る圧力を受け取り、再び後退する。「お前たちの相手は私だぞ!」 一気に全力を装い、ダンデの呼びかける「断罪」には、暗く続く道筋が待っていた。この戦闘はただのゲームなどではない、運命の大きな分岐における挑戦だ。そして、彼女はその運命に立ち向かうのだ。 終わり無き戦いの中で。 ダンデは更なる勝利のため、赤と青の傀儡に立ち向かい続けた。やがて彼女の攻撃が再び放たれ、同時に二体の傀儡も一斉に反撃。信じられない連携で、空気を震わせ、さらなる決戦が続いてゆく。 【六罪の使徒/道徳なき】諸悪の女勇者ダンデは、赤と青の傀儡に抗いつつ、悪の力を以て勝利を目指す。彼女は辿る道の先にある運命を切り開くことができるのか。そして、二体の傀儡もダンデの出した結末に対し、全く揺るがない存在であるかの如く立ち続ける。 彼女の心の隙間から、真実の光が消えつつあったとしても。 さあ、戦いの行く末はどうなるか? 赤の傀儡へのダメージ: 840 青の傀儡へのダメージ: 780